市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

紗花ちゃん衰弱死事件の委員会調査を振り返って

2020-06-28 | 議会
紗花ちゃん衰弱死事件について、23日(火)に開かれた常任委員会(8名)での調査の模様が、こちらにアップされています。
 市原市議会 議会中継

6月23日 教育民生常任委員会」をクリックしてください。
この日は、午前中に議案調査、午後に事件の調査を行いました。
全部で約4時間と長い録画ですが、私、ほぼ出ずっぱり(苦笑)です。



参考人として出席された、東京経営短期大学の小木曽教授


自分で言うのもなんですが、
議案調査にしてもいつもそうですが、紗花ちゃん事件に関しては特に、
マスコミの報道はすべて整理し、6年前に市内で起きた乳児虐待死事件の報告書、紗花ちゃん一家を知る方からの情報、児童虐待に関する基本的な事柄、市の担当部署の体制などを調べ、質問項目を整理した上で臨みました。

せめて紗花ちゃんの命と引き換えに、
市原市を子どもたちの命や人権を何よりも大切にするまちへ本気で変えるために、
真実を誤魔化すことなく、問題点を市民の前にさらけ出す必要がある。
そんな確信が私の中にはありました。

そしてそれは私ばかりではなく、他の委員(議員)も同様だろうと思っていました。
全て議論が出尽くすまで徹底的にやれば、閉会は17時も有に超えるだろうと。

しかし、途中で私の発言は何の前触れもなく「小木曽教授を待たせるから」という理由で委員長に遮られ、それからは周囲の空気が気になり、全く思うように発言できなくなってしまいました。
まだまだ明らかにしたい点がありました。本当に残念で仕方ありません。

但し、私の発言の数々がその場にそぐわないものだったのであれば、話は別です。
皆さんにはぜひ動画を確認していただいて、遠慮なく指摘していただければと思います。

いずれにせよ、まだまだ修行が足りませんね・・・。
委員会での調査は、おそらくこれで幕引きとなるでしょう。

議案質疑『アフターコロナ公民連携ビジネスプラン』なぜ専決処分?

2020-06-26 | 議会
22日に行った議案質疑。
後に手元に届けられた答弁書を読んでも、やっぱりよくわからない。かみ合ってない!

市長は、新型コロナウイルス感染症対策のための補正予算を、5月18日に専決(議会の議決を省略すること)処分しました。
議案質疑では、その理由を問いただしました。

問題の事業は「アフターコロナ公民連携ビジネスプラン事業」。
コロナ禍に伴う社会変化(人との接触を避ける等)に対応する新たな公共サービスのアイディアを、事業者や個人等から募集するというもので、選ばれた提案者への謝礼は、なんと総額1000万円

アイディアに1000万・・・。
コロナで寄付金を募っている一方で、相当な大盤振る舞いです。
(因みにこの募集はすでに始まっていて、6月30日に締め切られます)

以下、質問答弁をわかりやすく要約しました。

*****************************************
小沢「この専決処分の妥当性について伺います。
地方自治法では『特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかな場合』にのみ、専決処分が許されています。
これに該当しない場合は、違法な予算支出を行ったことになりますよ。
この事業のどの点がそれほどの緊急性があるのですか?」

財政部長「少しでも早く行政サービスを届けたい。それから他の自治体の先陣を切りたい。以上2点が理由です」

小沢「そんな理由が通るなら、どんな事業も専決できちゃうじゃないですか?
なぜ6月議会の審議ではダメだったのでしょうか。
専決処分した場合よりも約1ヶ月半遅くなりますが、それが市民の生活にそんなに影響するのですか?
その影響は、議会での議論を省略する必要があるほどのものなのですか?
もう少し明確に答えてください」

財政部長「6月議会での審議だと、募集の開始が7月になり、事業を予算化する場合9月の議会に間に合わなくなってしまうので」

小沢「最前線でがんばっておられる医療機関、仕事を失ってしまった方、売り上げが激減した事業者、休校で拡大したかもしれない教育格差・・・これらへの支援よりも、この事業を優先して専決処分しなければならなかった理由は?」

財政部長「医療従事者などへの支援も大事ですが、コロナによって不便をかけた行政サービスの改善も、同じくらい重要です」
**************************************

・・・やっぱり納得できない。
これが許されるのであれば、もう議会なんて要らないことになりますね。
この問題については、昨日の総務常任委員会でも複数の議員が指摘していました。

議案質疑の模様は、こちらでご覧になれますので、ぜひ。  市原市議会 議会中継
「6月22日 一般質問(代表)」の、1時間22分あたりからになります。

エキナセア「ピンクパール」ひときわ目立つオシャレな色合い!

モヤモヤしています

2020-06-23 | 議会
今日は教育民生常任委員会が開かれ、午後から紗花ちゃんの事件について調査を行いました。

自分自身はいつも通りの姿勢で臨んだつもりですし、行政側も予想以上に真摯に答えてくれたと思いますが・・・
何しろ、各委員(市議)とスタンスがあまりにも違いすぎて、本当にやりにくかった。
ブログではあまり愚痴めいたことは言いたくありませんし、自分の感覚が絶対に正しいとは思っていませんが、終わってみれば、色々な意味でモヤモヤ感が残る委員会でした。
ネット中継をご覧になっていた方それぞれが、今日の様子を見て、どう感じたでしょうか。
ぜひ感想やご指摘をお聞きしたいところです。

私自身は、7月1日に開かれる本会議でも、この問題についてもう少し総括的な観点で取り上げるつもりです。
今日の結果を受けて、これから原稿作成に取り掛かります。
苦しい1週間になりそう・・・。

ペチュニア「ギュギュイエロー」。
形良くまとまって咲いてくれますが、もう少し花数が増えると良いなー


今日の議会は・・・

2020-06-22 | 議会
写真は、本会議が始まる直前の会派室での森山さん。


開会してすぐ登壇なので、頭のコリをほぐして気合を入れているところです(笑)

日中はお子さんの介護もあるので、ご家族が寝静まった夜中、日付が変わってもずっとパソコンに向かっているそうで・・・。
今回もよく調べて練り上げた質問だと思いました。
答弁内容はこれから精査することとして、とにかく山は越えた!本当にお疲れさまでした!

さて、私の議案質疑の方はというと・・・自分ではよくわかりませんが(笑)、
終わって事務所に行くと、スタッフがネット中継を見てくれていて、口々に
「今日はまた一段と怖かった!」
「オザワさんの背後に、メラメラと燃える炎が見えた!」(??)
・・・との感想をいただきました。

明日は教育民生常任委員会です。
紗花ちゃん衰弱死事件についての調査に世間やマスコミの注目が集まっていますが、私自身は不思議なほど気負いはありません。
いつものように真摯に質疑を行うつもりです。
「心は熱く、頭は冷静に」が私の理想です。

明日の議会に注目!

2020-06-21 | 議会
明日の定例議会では、市民ネットを代表して森山さんが登壇します。
テーマはやっぱり新型コロナウイルス感染症関連。
市の財政、障害者サービス、生活保護への影響などについて取り上げます。
質問は10時からです。スマホでもご覧になれますので、ぜひ!  「市原市議会 議会中継」

それから、代表質問の後(11時過ぎくらいでしょうか)に、私も議案質疑で登壇します。
専決処分された補正予算について。これ、以前もブログで疑問を投げかけたのですが・・・。
「新型コロナに関する補正予算について 昨日の続きです」
改めて、公の場で問いたいと思います。

私の大好きな花、カラー「クリスタルクリア」。
球根から育てて、待ちに待った最初の一輪!

再開した学校で、先生の手作りグッズにちょっと感動。

2020-06-17 | 教育
学校薬剤師の勤めとして、毎年この時期に行う水道水の検査のために、地元の小学校へ。
再開してから、初めて訪れました。
ちょうど議会の合間で良かった・・・



職員用の昇降口に設置されていたコレ、消毒液スタンドなんですけど・・・


足元のアップに注目。

そう!足で踏むだけで、シュ~ッと消毒液が出てくるんです!

驚きなのが何とこれ、得意な先生が日曜大工的にササッと作ったものなんですって。
通販では3万円近くするみたいですね(笑)

もう一つ、手作りの感染対策グッズは、高い窓をラクに開閉するためのフックがついた棒。
校長先生が開け閉めして見せてくださいました。


授業への配慮はもちろん、子どもたちが下校した後も先生方総出でトイレ掃除や消毒作業など、現場には相当負荷がかかっていると感じました。

この日は保護者が何人か集まっていたようなので訳を聞くと、PTAの会議とのこと。
今秋のバザーを中止にするかどうか、などを協議しているようでした。
仮にバザーが中止になっても、こんな時だからこそ地域が学校に協力できることが何かあるような気がします。

校内は、まるで何事もなかったかのように子ども達の元気な声が響きわたっていましたが、先生方の手探りの「アフターコロナ」への挑戦は、今後も続きます。

6月議会初日 紗花ちゃん事件について調査することになりました

2020-06-15 | 議会
今日から市議会定例会(6月議会)が始まりました。
本会議場では、議員席は議席をとばし、2階傍聴席も広く使って間隔を確保。
議長席や登壇席などにはアクリル板を設置。登壇者はマスクをする必要はないそうです。

今日は、珍しくマスコミの取材陣が来ていました。
ソーシャルディスタンス議会(?)の取材かとも思いましたが、やはり紗花ちゃん衰弱死事件の取材が主だったのでしょう。
しかし事件について市長が触れたのは、冒頭での
「幼い命が奪われたことを真摯に受け止め、事故の検証と再発防止に強い覚悟で臨む」
というような短いものでした。

その後ただちに私が所属する教育民生常任委員会が開かれ、来週開かれる会議でこの事件を取り扱うことが了承されました。
さらに、
・参考人として東京経営短期大学の小木曽宏教授をお招きする
・委員会は公開で、マスコミの取材やカメラ撮影も拒まない
ことも、あらためて確認されました。

実は委員長いわく、プライバシーに触れるなどの可能性もあるからか、秘密会(公開しない)で行うことも考えていたようなのですが・・・。
結果的には、市議会の信頼まで失う事態にならないで良かったと思います。

教育民生常任委員会は、23日(火)10:00からです。
最初にいくつかの議案や請願を審議・採決した後に、事件の調査を行います。
お昼をまたぐ可能性は高いと思います。

さて、どんなやり取りになるか・・・。
「紗花ちゃんの死を決して無駄にはしない」という強い想いで臨みます。

鉢植えのブルーベリー。まだ小さい苗ですが、結構実りました!

事件について 議会で取り上げます

2020-06-11 | 議会
市内で今年1月に乳児が衰弱死し母親が逮捕された事件が、連日報道されています。
市が事実を明らかにしなかったことが、余計に世間の怒りを買っています。

私たち議員に市から伝えられている情報は、相変わらず報道された以上のものは何もありません。
憶測であれこれ意見することは簡単ですが、いま私ができるのは、
「どうしてこんなことになったのか。二度と繰り返さないためにはどうすればよいのか」
これを議場できっちり明らかにする事だと思っています。
当然、私が所属する教育民生常任員会で取り扱うことになると思いますし、個別質問にも急きょ質問項目を入れ込んで、昨日通告しました。

【小沢美佳 個別質問】
1.新型コロナウイルス感染症に対する医療体制の整備について
2.児童虐待に係る庁内の体制と内部統制について


持ち時間は、答弁も入れて30分。こちらの発言は実質15分というところでしょうか。
常任委員会の方は、時間制限はありません。

行政には誠意ある答弁を求めます。

事件のファイルを作りました。
「児童虐待事件」とか、そんな曖昧な誤魔化したようなタイトルにはしたくありませんでした。
紗花ちゃんという赤ちゃんが確かにこの世にいて、そしてその命が消えてしまったということを、しっかりとファイルと心に刻みました。

市原市で起きてしまった児童虐待事件

2020-06-04 | 子ども
今日は、本当はお知らせしたいことが他にもあったのですが・・・
昨夜(3日)飛び込んできたマスコミ報道で、すべてひっくり返ってしまいました。

もうご存知の方も多いと思いますが、市内で今年1月に起きてしまっていた児童虐待事件。
衰弱して亡くなった女の子は、まだ生後10カ月だったそうです。
昨日母親を逮捕したことを受けて警察が公表したのですが、議会には今日4日の午前中まで何も知らされていなかったので、本当に驚きました。
午後に市からようやく送られてきた1枚の資料を読むと、県の児童相談所の直接関与はなく、すべて市で対応しています。
生後1か月の時に保健師が面談を行って以来、3回家庭訪問をしていますが、結局亡くなるまで9か月間、お子さんとは対面できませんでした。
詳しいことは、この資料だけではよくわかりません。
こうなるまでに至ったのは、どこに問題があったのか。どうすればこのような悲劇を繰り返さないようにできるのか。
議会でも明らかにする必要があるでしょう。

亡くなられたお子さんのご冥福を心からお祈りいたします。
天国ではご飯やおやつをお腹いっぱい食べているかしら・・・。

コロナでショートステイが利用できなくなったので・ウチの場合。

2020-06-02 | 障がい者
ようやく昨日から市内の小中学校が再開して、ランドセルを背負った元気な子どもたちの姿にこちらも元気をもらえた矢先、「東京アラート」発令ですか・・・。
こんな状態がいつまで続くのでしょうか。

私事になりますが、
最重度の知的障害をもつ長男。
コロナ前まで使っていた3カ所の施設のショートステイのサービスを、一切利用できない状態がもう2カ月余り続いています。
緊急事態宣言が解除されたので、いつごろから利用を再開できるのかを施設側に問い合わせたところ、
「う~ん、ワクチンができるまで難しいですかね~」
というお返事。
間が悪いことに、主に面倒を見てくれていた家族が先日体調を崩し、さすがに困り果ててしまいました。
そこで少しでも負担を軽くするためにと、市に「移動支援サービス」を新たに申請しました。
有難いことに引き受けてくれる事業者さんも見つかり、今日はヘルプしてくださる担当の方と打ち合わせをしました。
障害者の外出に付き添ってくれる「移動支援サービス」。ウチの場合は、主に公園などに連れて行ってもらいます。
週1回程度ですが、それでもすごく助かります。

長男は、パニックなどの問題行動はほとんど起こさないけれど、動きが素早く予測できず行動範囲がものすごく広い。
あ、時々公衆トイレの便器の水に手を突っ込んで、パシャパシャやることもあります・・・
などなど特徴をヘルパーさんに伝えると、
「大丈夫ですよ。そんな時は、すぐ止めますか?それともしばらく見守りますか?」
とニコニコと聞いてくださって、それだけでなんだか安心してしまいました。

新型コロナ禍をきっかけに、長男や私たち家族の生活様式も、少し変わるような気がします。

また再流行して、公園すらも閉鎖されるような事態になりませんように・・・。

カラーリーフが大好きです。お花よりも好きなくらい。
ギボウシ「レインフォレストサンライズ」


皆さんの応援が励みになっています


千葉県市原市ランキング