松崎の町を散策した後、再びバスに乗って昨日訪れた西伊豆町堂ヶ島に戻りました。
なぜ昨日堂ヶ島に寄ったかというと、天気予報で翌日から下り坂になるということだったので、晴れた昨日のうちに遊覧船に乗って景色を楽しみたかったからです。その目論みが当たって堂ヶ島の海を楽しんだ様子はこちらです。
この日も早目に宿に入って海に沈む夕陽を見る企みです。
宿はバス停から歩いて10分程、海の側の断崖の上にあり、
部屋のベランダから見下ろすと、この絶壁です。
雲が多くなってきていましたが、何とか夕陽を見ることができました。このころは16時半頃が日没の時刻でした。
宿の近くの温泉何館かのお風呂を楽しめるチケットをもらって、お隣のホテルの温泉を楽しんでからお部屋での夕食タイム。
豪勢な夕食。
伊勢えびのお刺身は
後でみそ汁の出汁になりました。
『海が割れるのよ~♪ 道ができるのよ~♪ 島と島とが~つながるの~♪』 天童よしみの歌謡曲『珍島(チンド)物語』(1996年)に歌われているのは、朝鮮半島の南西端にある珍島ですが、西伊豆海岸にも海割れ(トンボロ現象)が起きる島がありました。堂ヶ島にある三四郎島では、大潮の時に砂の道(砂州)が出現して海岸とつながり、歩いて渡れるそうです。
三四郎島という名前は見る方向によって四つの島が三つに見えたりするからです。
この日海割れの起こる時間は午前10時10分頃とのこと。宿のベランダから見ていると、9時頃に三四郎島の中の一番海岸寄りの伝兵衛島(象島)と海岸の間に砂州が出始めました。
宿から20分程歩いて、砂州の付け根の所に行ってみました。海岸のバス道路から急な崖を降りた所です。
10時頃になりましたが、この日は完全には海に道ができないようでした。
それでも、一人の人が向こうの島まで渡っていったのは、長い防水ズボンをはいた漁師の方でしょうか。この辺りの海ではテングサがたくさん獲れるので、海にもぐったりして収穫しているのです。
ちょうど堂ヶ島の海岸付近では、暖かい海岸地方に多いツワブキがたくさん咲いてきれいでした。
2016年西伊豆の旅(7)へ続く。