ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

聴竹居で新緑をめでる

2013-04-27 23:03:07 | 建物(京大以外の京都府の)
大山崎山荘の近く(山荘とJR駅との間、ほぼすぐ真下)にある「聴竹居」。
建築家藤井厚二が新しい住宅のモデルとして実験的に建てた自邸です。

通常は見学するにはあらかじめ申込んで許可を得なければならないのだけれど、4月27日(土)に事前申し込み不要で公開されたので、見学に行ってきました。

庭園は無料、建物内部は有料(500円)で、午前10時から午後3時までの間、好きな時間に見学することができました。







藤井厚二(1888~1938)は東京帝国大学建築学科卒業後、竹中工務店に勤務、知り合った武田五一に招かれて、京都帝国大学工学部建築学科の講師となりました。
環境工学の理論を建築に取り入れ、大山崎町に約1万2千坪の山林を買い求め、自宅を「実験住宅」として、何回も建て直して、家族と共に住みました。現在の建物「聴竹居」は、1928(昭和3)年に完成した第5回目の建物です。




内部の撮影はできなかったけれど、さすがに建築家が練りに練って建てた環境と共生する家で、とても住みやすそうな家です。
板張り洋式の部屋のそこここに和の数寄屋風テイストが上手に取り入れられています。床下から外気を取り入れて、天井の穴からまた外に出すエコのしくみ、風景と光を取り入れるサンルーム、当時まだ珍しかった電気を使って便利な生活も追及していました。



新緑の中で気持ちのいい建物見学会でした。





そして、驚いたことに同じ見学グループの中にブログお仲間のぽんさんを発見!
世の中狭いですねえ。


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2 コメント

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Unknown (ぽん)
2013-07-15 23:51:47
ものすごーーーーーーーーい亀ですが、当日はひょんなところでお目にかかれて光栄でした。
建物探訪がお好きやし、こういう機会は出会える可能性大ですね。私は、サントリーへ行った後の一杯機嫌で(ヲイッ)、あの坂はふらふらでした。
で、この間ちょっと新PC導入のぐちゃぐちゃで(撮ったカメラが違うので、サントリーは先にUPしてしまいました)、ようやっとUPしましたです。瀧汗。
ぽんさん (vivasan)
2013-07-16 00:00:05
よく似た方がおられると思いながら、いつものお着物姿と違ったので、声をかけるのをちょっとためらいました。
この日は申込みなしでどの時間帯でも行けたので、ねらい目でしたね。その中でも同じ回に見学してたなんて、やっぱり奇遇でした。

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