ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

グンゼの建物を見に綾部に行く

2019-08-18 01:48:03 | 建物(京大以外の京都府の)
2019年8月17日、青春18切符で綾部のグンゼ博物苑に行ってきました。
8時42分京都駅発、9時27分園部着。9時46分園部発、10時50分綾部着に乗り換えて、


JR綾部駅に着きました。



駅前には「平和のモニュメント」が立っています。
戦後の町村合併により綾部市が誕生した1950(昭和25)年、綾部市議会は世界の永久平和をめざした「世界連邦都市宣言」を全会一致で議決し、日本で最初の宣言を行いました。2000年、綾部市制施行50周年を記念して建立されたこの「平和のモニュメント」は、丸と三角の全く異なった形を合わせ、異なる人種、国家、宗教などを越え、融合する平和な世界連邦を表現しています。丸は地球を、三角は「人」と綾部の「A」を表し、全休としては元気な子どもをイメージしています。台座は、世界連邦マークを模して製作し、十字は、方位を示しています。

綾部市のマンホール。由良川の鮎と綾部大橋と新綾部大橋と市の花「梅」、市の木「松」が描かれています。


駅から北東方向に10分程歩いた所、または、南口からあやバスで「グンゼ綾部本社前」下車すぐに、グンゼ綾部本社があります。

綾部で生まれ、まちの発展を支えた郡是製絲(現在のグンゼ)の本社です。
1933(昭和8)年に建てられました。



正面から見たところ。



玄関入口。車寄せの柱はタイルで覆われています。



丸窓には帆船のステンドグラスが見えます。
この他にもいろいろなステンドグラスがあるようです。




建物の左に奥の工場へ向かう通路があり、入口左には同時期に建てられた門衛所があります。



本社の北隣にあるグンゼ記念館。
1917(大正6)年に本社事務所として建てられましたが、1916年から1932年に生糸生産量が11倍に増えたため手狭になり、1933年に上掲の新社屋が建てられたので、本社としての役割を譲りました。1950(昭和25)年にグンゼ記念館として整備され、1896(明治29)年に創業したグンゼの歴史的資料を保存、展示しています。
東西南北に四つの玄関を持ち、賓客、業者、従業員で入口を分けているのが特徴です。屋根の上に塔がある瀟洒な洋風の外観は、外国人客に応対する迎賓館の機能があったと言われています。

1986年から一般公開されています。(入館無料)
開館日は毎週金曜日の10時~16時なので、この日は中を見学することができませんでした。



グンゼ記念館の附属の建物。

新旧二つの建物を使って、ドラマ『LEADERS リーダーズ』、『前田正名~龍馬が託した男』や、映画『海賊とよばれた男』のロケが行われています。



グンゼ記念館の北側にあるグンゼ・エンプラ青野工場。エンプラとは、エンジニアリングプラスチックスのこと。
元は、郡是製絲本社工場正門として建てられました。郡是製絲本館と同年の1917(大正6)年築です。







グンゼ記念館の通りを挟んで向かい側にあるグンゼ歴史資料館。



蚕糸事業最盛期の1924(大正13)年に蚕事所として建てられました。綾部市では当時珍しい鉄筋コンクリート構造の洋館で、大正の雰囲気を残す外観で、京都府から景観指定を受けています。蚕糸道具や各種資料、書籍等を保存していますが、一般公開は行っていません。



グンゼ歴史資料館の南側に、大正期の繭蔵が並んでいます。



1996年から蔵を改造して、創業蔵、現代蔵、未来蔵の三つの展示蔵とし今昔蔵(兼受付)、集(つどい)蔵(多目的スペース)と合わせて、グンゼ博物苑として公開しています。

グンゼ博物苑は10時~16時開苑、火曜日休苑、入苑料は無料です。


グンゼ博物苑と同じエリアに、綾部バラ園、あやべ特産館等があり、一帯が「あやべグンゼスクエア」として観光の拠点になっています。

その中にある「道光庵」。
グンゼの創業者、波多野鶴吉は、ぜいたくを好まず、従業員とともに「道光館」と呼ばれた社宅で暮らしました。その社宅の一部を移築して「道光庵」とし、和風庭園を整備して、来苑者の集いや休憩の場所として利用しています。

木・金・土曜日の11時~16時のみ開庵しています。

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