5月31日と6月1日に平安神宮で薪能が行われていたので、2日目に行ってきました。

大極殿前の広場に能舞台が設置されていました。

この日は神苑が無料公開されていたので、お能が始まる前に見てきました。

花菖蒲はまだ咲き始めで、ちらほら咲きでしたが、やはりきれいでした。





スイレンもまだつぼみ状態。

こちらはアヤメ。

サツキも咲き始めでしたが、緑のあふれる庭園にすっかり癒されました。
お能の始まる前の頃になって空が暗くなり、雨粒がポツポツ、傘をささないといけない程になってきたので、雨天順延になるかと危ぶみましたが、しばらくすると再び青い空が出てきて、無事に上演されることになりました。よかったー。


二曲目の上演前に篝火が焚かれ、だんだん暗くなる中で、静御前の霊が舞う「二人静」が演じられると、すっかり幽玄の世界。
壇ノ浦に平家一門の霊が揃って現れる「碇潜(いかりかずき)」では、知盛の霊が碇を担いで暴れまわり、お能というよりは歌舞伎のような激しさで演じられていて、素人の私でもわかりやすい演目でした。

びっくりしたのは、狂言役者の茂山逸平くんが開演前に観客席でフツーにパンフレットを売り歩いていたことでした。
初めての薪能体験、おもしろかったです。

どこかですれちがっていたかも!
雨が上がったのは、お互いの心がけの良さよね~
碇潜、よかったですよね。もっと静かな演目だと多分、意識を失っていたかも、、、
しかも、絵を見せていただくと、どうやら私の前の方の席におられたようで。(席位置のわかる画像を一枚増やしました)
やはり、心がけですよねえ。てっきり土砂降りになるのではないかと思った程の雲行きでしたし。
実は、「二人静」でほとんど意識を失いかけていました。幽玄の世界に浸るには私にはまだまだ修業が足りないようで。