湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

自称”保守派”の呆けた「正論」

2009-05-14 17:59:58 | Weblog
日本には
なにがなんでも核武装に反対する人々がいます
日本の核武装を論じただけで
それに反対する人々です

自称”保守”の人々の中にも
そういう人は沢山います

自称、軍事評論家兼経済評論家である
長谷川慶太郎も、その一人です
何が何でも日本の核武装に反対なんだそうです

その理由は簡単で、日本の周囲のアジア諸国が反対するからだそうです

いつから、長谷川はアジア諸国の代弁者になったのでしょう?
軍事評論家でかつ経済評論家で
さらに自衛隊の講師まで務めている人が
じつは、アジア諸国の代弁者でした

私達日本人だって
ロシアの核武装も、中国の核武装も、北朝鮮の核武装も反対です
しかし彼らは、日本人の気持ちなど無視して、核武装をしました
ロシアと中国は国連常任理事国でもあります

周辺諸国の反対を押し切り
核武装に成功すれば
日本人の悲願(?)国連常任理事国入りも叶うかもしれません
それが世界の現実です

今日の産経新聞の「正論」では
村田晃嗣という同志社大学の教授が
(前半は、何を言いたいのかさっぱり分からない文章の後半で)
北朝鮮がミサイル発射実験をしたからといって
安直に核武装論を導き出すべきでない・・・と書いています

まず村田に反論しておきたいのは
安直な核武装論など無いということです
核武装論者は皆、真剣に日本の安全保障を考えてきたのです
その結果、核武装論にたどりついたのです

日本核武装論に反対なら、きっちり反論を書いてほしい
それをせずに、一括して”安直”という形容詞をつけることは
本当は核武装論を議論したくないからです

そして村田は、日本核武装論の前に
”集団的自衛権”を論じよと言うのです
日本を守ることよりも先に
アメリカを守ることを議論しろというのです

自称”保守派”は”集団的自衛権”の話が好きです
現状では、アメリカは日本を守るけれども
日本はアメリカを守らないから、日米安保は不完全だというのです

本当でしょうか
条約の内容は、私は知りません
しかし現実には、日本を守るために米軍が動いたことは一度もありません

韓国に竹島が奪われた時も
ロシアや北朝鮮に漁民が拿捕された時も
アメリカは一切何もしませんでした

中国が尖閣列島の領土要求のデモンストレーションをした時は
わざわざ、駐日大使のモンデールは

「日本のためには動かない」

と言明しました

多くの人が北朝鮮に拉致されたことがあきらかになっても
やはりアメリカは何もしません

日米安保は、つねに日本がアメリカのために協力してきたのです
しかし一度もアメリカは”集団的自衛権”を行使しませんでした
都合がいい時だけ同盟国を利用して
不要になれば、南ベトナムを捨てたように
平気で同盟国を捨てるのがアメリカです

条約や解釈を変更しても
日本が一方的に損をするだけです
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