宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

BEAUTYの思い出

2021年04月29日 | 音楽
今はだいぶ現在位置に戻ってきたが、2週間くらい前は気分がタイムスリップしがちであった。
大学の頃を思い出すと、その頃発売した坂本龍一さんのアルバム「BEAUTY」「Heartbeat」が聴きたくなったが、このころのアルバムはサブスクリプションには入っていないらしい。
この2アルバムの間に出たシングル?に入っていた「You Do Me」とか「Strong Relax」とかも好きだったなぁー
今聴いても本当に格好いい!
客観的には外見も中身も全く曲のイメージにそぐわない当時の私であったが・・・
(今はどうでもいいと思っているが、当時は今よりもずっと音楽=ファッション=自己イメージを形作るもの、みたいな空気があった気がする)

「BEAUTY」にちなんだ思い出。
少し年月が下って1994年。留学というのも恥ずかしいけど、93年秋から94年夏までフランスの語学学校に通っていたのだった。
そこでのいわゆる「会話」の最初のクラスで、組になった相手と自由に会話して共通項を探すというのがあった。
人数が奇数で、先にできた2人組に交ぜてもらって3人で始めたのだけど、しばらくして遅れて入ってきた人がいて、その人と一緒にやることになった。
女性、ユーゴスラビア(ボスニア)出身27歳、以前はマリオネット遣いだったとのこと。
「日本の歌知ってるよ」と言って歌いだした歌が
「きーみはのなかの いばらのはなか♪」
で、
「わー正確には沖縄の歌というべきかもしれないけど」とびっくりしていると、なんと坂本龍一ファンだという。
私も「安里屋ユンタ」を初めて聴いたのは坂本さんのアルバムなのだった。
アルバムは「NEO GEO」と「BEAUTY」を持っているとのこと。

「おもしろい人で私は彼女と話せて大満足。でも授業が終わるとそれっきりそっけなくなってしまうのは寂しいなぁ・・・」
とその日の日記に書いていた。
切りそろえた金髪ボブカットの髪型で、お洒落でキリッとしてて格好いい人だった。

彼女はその後数回クラスに顔を出してその後来なくなったのかな? ユーゴスラビア紛争のことはニュースでしか知らなかったけど、彼女は避難民として来たわけで、のんきに国際交流している気分や場合ではなかったのだと思う。

通貨単位もまだユーロじゃなくて、50フラン紙幣は「星の王子さま」と作者サンテグジュペリだった。
インターネットなんて影も形も(私の周りでは)無かった頃。(フランスの「ミニテル」は聞いたことがあった。触ったことはない)

テレビあれこれ

2021年04月29日 | テレビ・ラジオ・映画など
観たテレビの話

松岡修造氏出演ということでおもしろそうかなと思って録画して観たNHK『あさイチ』4月19日放送分「”気の持ちよう”がアナタを救う!コロナ気分からの脱出法」。
ジャンプやスキップで気持ちが明るくなるというのに、なるほど。
楽しいとジャンプやスキップをしたくなるが、ジャンプやスキップという体の動きから気持ちを変えることができる、と。姿勢や呼吸も然り。
つまんないなと思ったら、その場でちょっと跳ねてみよう。

修造語録で「人生はいつも生放送!」というのにも、なぜか深く「そうだよなぁー」と感じ入ったのであった。

『大豆田とわ子と三人の元夫』(関テレ火曜21時)
初回は観ていないのだけど、2話を観てみたら面白くて続けて観ている。
脚本、演出、役者さんたちの演技、スタイリストさんとか小道具さんとかによる視覚の楽しみ、音楽・・・全部含めてなんか好き。

3話の「器をさぁ、小さくすればいいんだよ」「愚痴、こぼしていこうよ。泣き言、言っていこうよ。器が小さかろうとなんだろうと、愚痴ぐらいこぼしてかなきゃ、やってらんないでしょ」のくだり(録画再生して書きとった。ちょっと違うかも)、ちょっとほろっとしてしまった。

松たか子さんて、不思議な女優さんだなー。 微妙な表情に見入ってしまう。
岡田将生さんてつくづくイケメン。あの人どこかで演技開眼した時期があったのでしょうね。昔はただのイケメンだった気がするんだけど、どこかの時点でそうじゃなくなったというか。ドラマや映画をずっと追ってる人はそういう「開花時期」に立ち会う楽しみがあるんだろうなー。
松田龍平さんは、私的に似顔絵欲をかきたてられるなー・・・

気分がふわふわタイムスリップしがちな今日この頃、俳優さんたちを見ながらまた時間の流れに思いを馳せる。
そういえば私は松田龍平のデビュー作を観ている。大島渚監督の『御法度』。この1作だけで消えるんじゃないかと思っていたけど、あれから20年以上!?こんなに味のある役者さんになるとは思いもよらなかったなぁー(嬉しい驚き)
とか
松さんて、木村拓哉主演ドラマの相手役が多かったよねー。そんな時代もあったなぁー。初期の歌が聴きたくなって「明日、春が来たら」再生しちゃった。
とか。
そういえば佐橋さんとの間にお子さんもいるとか、思い出そうとしないと思い出さない。父娘CMもやってるし、私生活が謎のベールで包まれているわけでも全然ないのに、そんなプライベートなこと全然思わせない。それが女優さんってことなんだろうなー。

ずるずる長くなっていくのでこれにて。

懐古厨ではないよ

2021年04月14日 | 日常の記録
昨日テレビを点けたらたまたまやっていて、検索したら今日配信開始というので、ダウンロードした「Presencel (feat. KID FRESINO) 」(STUTS & 松たか子 with 3exes)。
ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の主題歌ということで、ドラマは観るか分からないけど、歌はいい! なんといっても松たか子さんの声がいい。
ドラマの主題歌でいうと、ちょっと前「感電」(米津玄師)もハマって何回も再生した。
「三文小説」(King Gnu)は、主題歌だからというのでドラマ(「35歳の少女」)を観始めたものだった。

というのは、前振りで。
『大阪』を読んでから、自分が20歳前後の頃をしきりに思い出したくなり、断片を書き留めておこうかなと思ったのだが、懐古厨はイカンなーという気持ちもあり、現在進行形のことを先に書いてバランスを取ろうと思ったのだ。(ややこしい・・・私はapple music の「80年代邦楽ヒッツ」とかのカテゴリーも、あえて聴かないようにしているのだが、たまーに聴いて心をざわつかせたりもしている・・・)

当時買っていた雑誌とか聴いていたラジオとか書こうと思ったのだけど、読み返した日記の記述が気になってしまったのでそちらから。

1991年9月7日の日記を要約。
富山県某所(実家)から奈良(下宿がある)に移動。
その日買った雑誌「月刊カドカワ」で矢野顕子さんが大阪でコンサートをやるということを知る。(移動の特急列車内で読んだのだと思う。)
(乗り換え下車した)京都ジュンク堂で雑誌「ぴあ」をひろげて確認。コンサートのお知らせがやっぱり載っていた。
しかし、チケット発売日が9月7日とある! 今日!
あせって高島屋のチケットぴあに向かうが、とっくに売り切れた後だった。
係の人の話によると朝から大勢並んでいたとのこと。
「今日発売と知っていれば昨日のうちにしっかり戻って、どーゆー手段を使ってもしっかり朝にはチケぴの前に並んでいたのにー クヤシー あきらめきれない ううっ 悲しいなー 誰かチケットくれないかしら・・・」と書いている。

全然覚えていないけど、情報弱者でしたなー。
アルバム「LOVE LIFE」のツアーだと思うけど、まだアルバム発売日前だし・・・(アルバム発売日は10月25日だそうで。検索してすぐ分かるってありがたい)
昔のチケット購入方法(早くから並ぶ。ひたすら電話する)にノスタルジーを持つ人も多いのだろうけど、田舎者には不利すぎた。今のほうが断然良いな。

「LOVE LIFE」も当時の自分や当時の空気を思い出すアルバムである。
中では「愛はたくさん」が大好きだったなと思い出し、聴いてみる。
歌詞もすばらしいし、ピアノはもちろんすばらしい。歌が終わってからパット・メセニーのギター・シンセサイザー?が入っての怒涛のアンサンブルがもうもう本当にすばらしい。
泣いてしまった。
個人的には1991年を思い出す曲でもあるけど、歌詞通り「時間なんか飛びこえて」いるのよね。
永遠の名曲。

「場所」と自分語り

2021年04月14日 | 
『パチンコ』上巻で大阪が主要な舞台になっていたことも影響してか、なんだかよく分からないけど「せっかくやし」と思って、一緒に『大阪』(岸政彦 柴崎友香 河出書房新社)も借りてきて、次に読んだ。
もう返却してしまって詳細あいまいなのだけど、思っていた以上に面白く、自分の記憶が触発された。
そういう、読者が自分語りをしたくなる魅力もこの本にはあるのだと思う。
大阪在住じゃない人でも、それぞれの人が愛着のある場所に自分を託して語りたくなるのではないか。
著者お二人のいろんなことが知れたのも興味深かった。
岸さんてウッドベースやってはったんやー。綾戸智恵さんからアパート引き継いでたんやー。とか。
柴崎さん、高校のときから(デビューまもない)エレファントカシマシのライブ行ってたんやー。心斎橋まで自転車で10分とかうらやましー。とか。(なぜか感想がエセ関西弁になる)
川に渡し船があるというのは「ドキュメント72時間」でやってたなー。

以下まったくの自分語りだが。
私は「場所」に自分を託して語れる人がうらやましい。
「街」でも「学校」でも「職場」でもいいのだけど、自分の居場所(または居た場所)として、人に語るというのが、なぜかどうも自分には自然にできない。
どこもなんとなく「お邪魔させてもらってる(過去にお邪魔していた)」みたいな気持ちになる。
自意識過剰なのか、同じ場所を共有している他人の目が気になるからなのか、ライブとか映画とか本とかの感想は書けるのだけど、現実的な場所(人も)だと、ためらいが大きくなる。気恥ずかしくもある。

それはそれとして『大阪』、私は大阪にほとんど無知なのだけど、柴崎さんの章にあった「扇町ミュージアムスクエア」「シネマ・ヴェリテ」とか「4時ですよーだ」とか、ピンポイントで記憶が刺激されてびっくり。
大学時代、たまーに映画、観に行っていたんだなぁー。
もっと街歩きしておけばよかったと今は思うのだが、当時の私は全くのカントリーガール、大阪の中心地は眩しすぎた。人の多さにも圧倒された。
「4時ですよーだ」は、大学で同じクラスの人がおっかけ?しているというのをちらっと聞いたから。「圭修5」は今検索したら裏番組じゃなかったのね。

あまりにも記憶があいまいなので、当時の日記を探してみたが、たまにしか書いてなかった。もっといろいろ書いておけばよかった。
しかし、ひとつピンポイントで過去の記憶が修正された。
私の「大阪の記憶」の一つとして「大阪駅構内の店で高野寛さんのCDを買ったら、店員さんに『もうすぐ新しいアルバムが出るんですよ!ぜひ』と強力プッシュされた」というのがあったのだが、それは、大阪駅構内ではなく、京都駅地下ポルタにあるショップ(JEUGIA)だった。
買い物のレシートを日記に貼り付けていた一時期があり、判明。
なーんだ。でもいずれにせよ、あの店員さんは高野寛さんと大学時代関係あった人なんじゃないかと勝手に思っている。

あと、柴崎さんがあとがきで書いていた、近鉄奈良線で生駒を越える時に一望できる大阪の街、私もあの景色、すごく印象に残っている。私の中のザ・大阪。

パチンコ

2021年04月10日 | 
『パチンコ』(ミン・ジン・リー 池田真紀子(訳)文藝春秋)を読む。
アメリカでベストセラーというのをどこかで見て書名は記憶してたのだけど、たまたま去年の雑誌『文藝春秋』をチラ見したら著者のミン・ジン・リー氏と作家の村田沙耶香氏との対談が載っていて、にわかに読みたくなったのであった。
図書館でまず上巻だけ借りて来たのだけど、巻を置く能わざるおもしろさで、続けてすぐに下巻を借りに走った。絵や写真を言葉でなぞるのではなくて、言葉から「本当」の情景や感情を紡ぎだしている。本当の本当は分からないけど、著者は間違いがないよう誠実に取材を重ねていると思うし、視点に偏りがなくて信頼できる。

在日コリアンの物語、と書くだけで、なんだかいろいろ面倒くさい感情を読む人に引き起こすのだろうなと思うと、ブログを書くのもためらわれるが、とにかく、私はこの小説を読んで初めて、在日コリアンの人たちの生きづらさがいろいろ腑に落ちたように思う。自分がそれぞれの登場人物のようにその時代に生まれついたら、そして逆に、自分が当時の日本人だったら、朝鮮半島から移り住んできた人にどんな感情を持ったかということが、ありありと我が事として感じられた。小説の力ってすごい。

著者がこの小説の着想を得たのは1989年のことだそうだが、実は私が在日コリアンの問題を初めて意識したのもその頃だったように思う。
関西の学校だったからか「同和問題」が一般科目の必修になっていて、そこで「在日」も扱われていたのだったか。しかし、それまで田舎でみんな同じような感じと思って育ってきたので、今一つ問題の根っこが分からなかった。
在日三世の人のエッセイを読んだ記憶もあるけど、それは「在日の特殊性ばかり言われるけど、自分は普通に暮らしていますよ」という内容だったと思う。
小説家とか映画監督とかの活躍も目立っていたから、むしろアイデンティティをはっきりと押し出せてうらやましいとすら思っていたような気がする。
日本生まれで日本がいいと思えば帰化すればいいのにねとわりと簡単に思ってもいたような。

直接の知り合いもいなかったし、在日コリアンおよび朝鮮半島について、偽善でもなんでもなく差別意識は全くなかったと思う。無知で世間知らずともいえるし、よく言えば無邪気だった。
なので、ネット社会になり、「世間」の空気を知るようになり、かなり驚いた。
親切なつもりで書かれたのであろう懇切丁寧な説明を読んだりもして、影響を受けたりもした。
どういうふうに考えて、どういうふうに接していけばいいのか分からなくなって、かつての無邪気な自分が懐かしくなったりもした。

ま、でもネットで関心を持ってそういう記事を読んだりする方は、ぜひとも『パチンコ』一読をお勧めする。

本題とはやや外れて印象に残ったのは、早稲田大学に入ったノアが世界文学を心の友としていたこと。
私、一応外国文学を専攻していたのに、まるっきり未読なものが多いことがコンプレックスなのであった・・・今からでもぼちぼち読み進めたいものだ・・・

No Live Music, No Life!

2021年04月06日 | 音楽
4月3日(土)
東京スカパラダイスオーケストラTOUR2021 "Together Again" @富山オーバードホール
無事、行って参りました!

マスクで無言でソーシャルディスタンスだとそんなに楽しめないかなという心配もあったのだけど、全くの杞憂だった!
楽しかった!
嬉しかった!
ありがたかった!

もっとも、今回端っこの席で、密度を気にせずのびのび動けたためもあるかも。
いつもだったら真ん中最前列の席がうらやましいところだったけど、一つおきの配席とはいえ、みんな立ってるからどうしても人が寄ってしまうだろうし、私があの辺りの席だったら困ってしまったかも。
(もーどうにでもなっちゃえと我を忘れていたかもしれないが(^^;)
などと書いたが、観客みなさんマナーよく、消毒液とか列ごとの出場とかホール側の感染対策もあったので大丈夫と思う。

やっぱり No Live Music, No Life!
と、私のような者が言うのもなんだけど。
よく分からないけど、世界中、分断とか差別とかの問題が大きくなってるのって、音楽ライブが無くなってるせいもあるんじゃないの?
いじめやってる人って、いい音楽聴いてないんじゃない?

あらためてスカパラの皆さんかっこよかったなー
かつ、一見さんやファミリー層にも親しみやすく(^^
(北原さんいじりはもうちょっと優しくお願いしたいかな・・・)
新アルバム「SKA=ALMIGHTY」、ライブ後はあらためていいなと思って毎日聴いている(^^♪