u2の不定期更新日記

感じたことを思いつきで書いてみます。

クーラー

2011年08月26日 06時05分32秒 | Weblog
今でこそ当たり前にどこの家にもあるが、ちょっと前までは、クーラーがある家なんて滅多になかった。
子どもの頃、クーラーがデパートくらいにしかない時代に、東京の親戚の家にはクーラーがあった。二階の応接間にたった一つだけ付いているだけだった。大切な来客があった時だけ使っていたようだ。
夏休みにその親戚の家に行くと、暑い日は夕食をクーラーの入った涼しい部屋で皆で食べることもあった。食後にテレビを見ながら、涼むというのは、当時は滅多にできない贅沢な時間だった。部屋の外に出ると温度差にびっくりしたものだ。また慣れていないので、頭が痛くなったこともあった。
自分が高校生になって暫くして、家にもクーラーが付いた。文明の階段を一つ昇ったような不思議な満足感があった。もっとも滅多に使わせてもらえなかったが…
クーラーは確かに快適だが、子どもの頃に暑さに慣らされてしまったせいか、あまり好きではない。子どもの頃は確かに暑かったけど、それで嫌な思い出は全くない。暑いのは嫌だが、夏が暑くないのも嫌なのだ。こういう感覚は生まれた時からクーラーのある生活をしている人には理解できないのかもしれない。
今年の夏も猛暑でたいへんだったが、夏が終わろうしている時期になると、ちょっぴり暑さが恋しい気がしてくる。

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