透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 監視櫓?

2012-10-24 | A 火の見櫓っておもしろい

 ■ この1週間 ブログを休止していましたが、再開します。



信濃毎日新聞 121022付朝刊

 夕景に浮かぶ火の見櫓の写真が新聞に掲載された。

南佐久郡北相木村では「安心・安全カメラ」が村内に26台設置されていて、人を監視しているという。そう、ものは言いようだが、「安心・安全カメラ」とは要するに「監視カメラ」のこと。記憶が曖昧で正確な数は思い出せないが、JR新宿駅には何十ものあるいは百を超えるカメラが設置されているのではなかったか。

記事にもあるが、犯罪の少ない山村に24時間稼働のカメラを設置する必要性やプライバシーに対する配慮についてはどうなんだろう・・・。犯罪抑止効果があるのなら仕方がないのかもしれない。

カメラは火の見櫓にも設置されているそうで、見張り台の床から吊り下げられていることろが写っている。新聞記事では見張り台のことを「足場」としているが、これはどうだろう・・・。見張り台という言葉があるのだから使って欲しい。火の見櫓がそれ程馴染みの存在ではないということなのかな。

この村の事情は分からないが、既に半鐘を叩かなくなって、火の見櫓本来の機能を無くしているとしたら、監視カメラを設置されて新たな「見張り役」となった火の見櫓って何て呼称すべきだろう・・・。防犯櫓?監視櫓?見張り櫓? いや、人見(ひとみ)櫓か?