あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

まだ、みかん・みかん・みかん・・・・

2008-01-11 01:32:28 | くらし

 みかんジュースネタならまだあるーみかんジュースで作ったあけぼのずし


 愛媛の学校栄養士さんたちが作った料理で、初めて登場したのはいつごろだったかしら? 献立表にのっていたのは「あけぼのずし」だったか「あけぼのごはん」だったか、それすらもよく覚えていませんが、「いったい何なんだろうね。」と、職員室でも話題になったのは覚えています。 給食放送で、それがお酢の代わりにみかんジュースを使ったお寿司だと知って教室は騒然。
 「おえっ~」 と言う者あり、「やった~」と言う者あり、それぞれに期待を込めて食べたその味は?


 「こんなものか。」
 お酢を使ったほど酸っぱさはなくまろやかで、でもなんだか気が抜けたような・・・・ みかんジュースの味も香りもさほどではなかったような。 中途半端な印象でした。


 「あけぼのずし」が登場するのは年に1回、もなかったような気がします。 昨年久しぶりにメニューに出ましたが、ある先生がぽつりと、
 「わたしは、お寿司はお寿司で、ジュースはジュースで、ふつうに飲みたい。」


 Aさんの住んでいるところでは、「あけぼのずし」と言わず「みかんずし」と言うそうです。 その作り方は、ご飯をみかんジュースで炊き、合わせ酢に「みかん酢」を使うのだとか。みかんのかおりがぱあーっと広がってとてもおいしいんだそうです。つまり、みかんジュースは夜明けのほんのりと明るいオレンジ色を出すため。 お寿司の味は酢を使ってしっかりと付ける、ということです。 それならばお寿司としても十分おいしいはず。 今までわたしが食べてきたのは、ジュースで炊き込んだごはんに具をまぜただけの「あけぼのごはん」ではなかったのでしょうか。


 さて、みかんジュースが余っているので、Aさんに教えてもらった「みかんずし」を作ってみました。 「みかん酢」は南予にはあるらしいのですが、こちらでは売ってないのでふつうの「ミ○カン酢」を使いました。


 まず、ご飯をジュースで炊きます。
 あれ、ジュースの分量はどうだったかな? 水を混ぜるんだっけ? えい、全部ジュースにしちゃえ! というわけで混じりっけなしのジュースで炊いたところ


 


 おなべがこんなにこげてしまいました。 炊きあがる時間もちょっと長めで硬いごはんでしたが、ジュースを温めた匂いが広がって、しかもつやつや、ピカピカ。 あまずっぱいごはんでした。 そうそう、給食で食べたのはこれを薄めたような味。


 別ににんじんやごぼうなどあり合わせの具を煮ておきます。 合わせ酢はジュースの甘さを考慮して砂糖を控えめに、とアドバイスされました。


 これらを混ぜ合わせれば、「みかんずし」の出来上がり。


 


 「春は曙・・・」 春らしく菜の花を塩ゆでして飾ってみました。
 みかんジュースの香りのする、甘酸っぱい、おいしいお寿司でした。


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3 コメント

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Unknown (hisohiso)
2008-01-11 10:22:02
あた子さん、あちらへのコメントどうもです~
教えてもらったのは、よく考えたら栄養士さんではなくて、行政の福祉・教育関係の人だったような気もします。ちょっと記憶が曖昧なのですが、いずれにしても役場関係の料理教室か何かのイベントでした。
当時、行政主導でああいうソースが提唱されていたのかもしれませんね。仰るように、みかんジュース普及のために。
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追伸 (hisohiso)
2008-01-11 10:24:09
「お寿司はお寿司で、ジュースはジュースで、ふつうに飲みたい。」
これ、すっごく分かります!
私、サラダに林檎や蜜柑が入っているのが嫌いなんです。サラダはサラダ、果物は果物で別に食べたい・・・
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Unknown (あた子)
2008-01-11 22:46:54
ずいぶん昔のことですもの、はっきりしないことはたくさんありますよね。考案したのは栄養士さんじゃないかなと思うんだけど。 愛媛はみかんの産地なのにみかんの消費はイマイチなんだそうですね。だからジュースの消費に力をいれていたのかも。
 わたしは平気だけどサラダの果物が嫌いな子、けっこういましたよ。干しぶどうをより出したりしてね。
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