いもむしツアー
行き先・・・・・我が家の庭、畑など
費用・・・・・・なし
食事・・・・・・なし
添乗員・・・・・なし 但しガイドあり
目的・・・・・いもむしの発見と観察
ぶじこが子どもの頃、よく妹を引き連れてこのいもむしツアーを敢行していたらしいです。 他に地蜘蛛ツアーなんてのもあったらしいですよ。
今日のツアー客はわたし、ガイドはもちろんぶじこです。 いつもなら、いもむしが苦手な方のために最後に写真を載せるのですが、今日はツアー報告ですから、写真は文章の中に織り交ぜてあります。 いい年をした親子がこんなアホなことをやってるのか、とそれを知っただけで満足の方は、ここまででご遠慮なくお引き取り下さい。 怖いもの見たさ、あるいは怖いもの知らずの方は、わたしとご一緒に最後までどうぞ。
では、いきなりけむしですよ~。
お隣の畑の隅に勝手にはえてきたエノキ。 そのエノキの葉っぱに、こんな毛虫がいました。
なんとか毒蛾って言うんだけどねえ。 杉の木にようおるんよ。
ゴマダラチョウはおらんのかい。 これはもしかしてチャドクガ?
ちがう。 そうそうスギドクガ。 毒もっとるけん、さされると痛いよ。 ああ、やっぱり・・・・・・
よく隣との境に杉を植えているところがあるのですが、ここもエノキのそばに杉がありました。 杉の葉の上だと、なかなかわかりづらいですね。
その杉に消毒をしたらしく、毛虫たちが電柱を伝ってエノキまで避難してきているようなのでした。 そしてエノキにたどり着いたところで力尽きてぽたぽたと落ちていました。
あえてアップにはしませんが、背中に羽のような突起があって、なかなかおもしろい色と形をしていました。
次にわたしたちは、うちの表の庭に向かいました。
すでに死んだ毛虫。 ピンぼけです。 何枚写してもうまくいきません。 でもこのくらいのほうが見やすいかも。
樫の葉に一匹だけいたいもむし。 ぶじこに言わせれば、樫の木に緑の虫がつくのは珍しいんだそうです。
「ここは?葉っぱに穴があいとるよ。」 とわたし。 するとぶじこは即座に
「そこはもう飛びたっとる。 時期が遅い。」
「あんた、怖いくせにようしっとるねえ。」
「自衛策よ、じ・え・い」
どうやらいもむしツアーはベストシーズンではなかったらしく、見つけたのはこれだけでした。
親が居ない間にこんなことをして遊んでいたなんてねえ。
ぶじこが帰った後、 桃がそろそろ食べられるかな?と見に行きました。 少し色づいたのがありましたので採ってみたところー
やられました~。 虫のほうもあわてて引っ込んでしまいましたが見えるでしょうか。 右側の穴の奥に白っぽいものが見えるでしょう。 あれが虫です。 こんなにたくさん食い荒らしていたのですよ。
それにしても一度に何種類ものイモムシ・毛虫を発見できるなんて、まさにツアー。
これでもベストシーズンではなかったのですか、ではシーズンになったらいったい・・・
蛾は一度にたくさんの卵を産むらしく、いったん発生すると木が丸坊主になるくらい葉っぱを食べるんです。ぶじこは何の木に何の幼虫がいるかを全部覚えているんですよ。