あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

節分の日に

2016-02-05 23:32:12 | くらし
 1歳児のウマオは、とある保育園から「豆まきをするので一緒にしませんか」とおさそいをうけました。鬼を見たら泣いてしまうかもしれないけれど、いい経験だからと連れていきました。

 先生手作りの鬼のお面と、豆入れの袋。



 「ここにめめをかいて」と、クレヨンを持たせると、それらしきものを殴り書き。鬼の形の袋が出来上がりです。この中に豆を入れて首にかけてまきます。

 節分の意味や豆まきの由来やらを聞いた後、園庭で鬼を待ちました。
 やってきたのは、新聞紙で作った大きな金棒を持った赤鬼と青鬼。
 


 でも、なにがなんだかわからないまま連れてこられたウマオは、呆然と立ち尽くしておりました。それでも、わたしが「こうやって豆を投げるんよ」と教えると、一粒二粒そこへ投げ捨てましたが後はその場にばらばらと落としてしまいました。すると

 年長の子どもがわらわらとやってきて


 ウマオの足元の豆を拾って鬼のところへ。なるほど、豆が足りなかったのね。何度も何度も果敢に鬼に挑む子どもたちでした。
 
 去年の節分の日、トラオの保育園では参観日だったのですが、鬼を見た子どもたちが大泣きして逃げ回ったそうです。そしてトラオはひとりみんなから離れて、園庭のすみっこでそっと涙を拭いていたそうな。それを聞いてみんなで大笑いしたものです。 帰ってきてからも、「鬼が来んようにとげとげの木にね魚の頭ととげとげの葉っぱをつけてね・・・・」と一生懸命説明するので(おお、ちゃんと話を聞いていたんだ)
「とげとげの木と魚はあるだけどねえ、とげとげの葉っぱがないんよ。葉っぱなしでええじゃろ?」
「それじゃだめなんよ。はっぱもいるんよ。」と涙を浮かべます。よっぽど鬼が怖かったんでしょうね。
 じつは姫柊の奇麗な木があったのですが、一昨年の秋に夫が邪魔だからと掘り起こしてしまったのです。
「だから置いといてと言ったのに・・・邪魔なところになんか植えてなかったでしょ」と夫婦げんかが再燃しそうになりましたがー植木を巡ってはいつも意見が分かれてもめていますー
「よし、ばあちゃんととげとげの葉っぱを探しに行こう。」と言って代用したのはクリスマスホーリーの葉っぱでした。とげの数は少ないけれど触るとちくちく痛いのでようやくトラオも納得しました。

 そんな節分から早一年、ことしはトラオも泣かずに豆まきをしたそうです。成長しましたね。
 そして節分飾りは

  

 今年もクリスマスホーリーで代用です。
 最近では割りばしや竹にタラの木をつけたものをスーパーで売っています。昔は「ご自由にお持ち帰りください」だったんですけどねえ。

 そして豆まきはトラオとウマオとじいちゃんとで。気が付いたら私のためにとっておいてくれた豆は、ウマオが口いっぱいにほおばっていました。なのでわたし、豆は食べずじまいです。
 
 そんなこんなでバタバタと忙しかった夕暮れ、クリスマスホーリーの葉を採りに行って、梅の木に花が咲いているのを見つけました。



 すでに1月半ばから梅が咲いているのは知っていましたが、我が家の梅が咲いているのには気づかなかったのです。それもたくさんつぼみをつけて。白梅でも紅梅でもない優しいピンク。


 これも常にもめごとの種になっている梅なのですが、時々梅雨時まで新芽が出ずハラハラさせられている梅です。夫はとにかく植木を切るのが好き。それで何年かに一度半分素人の職人さんが、夫の言うままに枯れ死寸前まで切ってしまうんです。2,3年剪定をやめてもらってようやく回復したと思ったらまた切りすぎて葉っぱが出なくなって…その繰り返し。でも、久々にたくさんのつぼみをつけてくれました。
 よい春がやってきそうな予感です。
 
コメント (6)
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