うふふ、これを見るとうれしくてにやにやしてしまいます。 何だと思いますか?
パッションフルーツの実なんですよ。 あの、トロピカルフルーツのパッションフルーツですよ。 6月9日の写真です。
園芸店で20センチほどの苗を見つけて買ってきたのは4月だったでしょうか。 大きくなることを期待して、10号サイズの鉢に植えました。 それがすくすくと伸びて、ついにつぼみがつきました。そろそろ開くかな?と思ったのが6月1日。
ところが
翌日の6月2日
あ”~、もうしぼんでる。
パッションフルーツの花は1日しかもたないということが分かりました。
でも、もう一つつぼみがあります。 今度こそ見逃さないようにしなくては。
花がしぼんで1週間、枯れた花のことなど忘れていたのですが、ふと見ると、1枚目のような実がなっていたというわけです。すでにピンポン球より大きくなっていました。
すごい、すごい
苗についていたタグには「人工授粉をするように」とあったのに、それもしないうちにひとりで実をつけて大きくなって。
そして6月17日、
もう一つのつぼみが開きました!
パッションフルーツは日本名でトケイソウと呼ばれます。 花を見ると納得です。
三つの角のようなもの(雌しべです)がまるで長針、短針、秒針のように見えます。 その下に突き出ているハンマーのようなもの(雄しべです)が文字盤に見えます。 5時までしかないけどね。
とってもおもしろい、ちょっと怪しげな雰囲気。
横から見たところ
ますますあやしい~ 頭にレーダーをもった宇宙人みたい~ あの丸い部分が実になるのでしょう。
ところで、うちにはもう一つトケイソウがあります。 ずっと前に、パッションフルーツがいっぱいなることを期待して植えたのですが、いつまでたっても花しか咲かないの。
観賞用のトケイソウでした。
繁殖力旺盛で、他の植物の上に覆いかぶさって痛めてしまうので、去年思い切って大整理をしたところ、今年は花が咲きません。 これは2007年の写真ですが、 比べてみましょう。
花びら(青いすじのようなもの)が直線的ですっきりしています。 色もさわやかですね。 葉っぱの形もちがいます。
横から見て、丸いものが飛び出しているのはよく似ています。 でも、実がついたところは見たことがありません。 実がならなくても、地下で茎を伸ばしどこまででも広がっていきます。
これも人工授粉すれば実がついたのでしょうか。 たとえついたとしても食べられないとは思いますが。
さて、フルーツのほうのトケイソウは、人工授粉しておきました。 やり方は、雄しべを触った指で雌しべを触るだけ。 こんなんで本当に実がつくものでしょうか。
ところが、2日後の6月19日
あらら~、もう実がついている。
こんなに簡単に実ができるなんて。 あっけないくらいです。 今年の暑さがよかったのでしょうか。だとしたら素直には喜べませんけどね。
この実は、鶏卵より大きくなって、皮にしわができだしたら食べ頃だそうです。 たった2個のパッションフルーツ、どうやってみんなで分けようかしらん。 とても楽しみです。