あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

木の香かおる学校

2008-09-11 00:46:06 | お出かけ

 今日は三坂峠を越えて久万高原町へ。 今週はほぼ毎日お出かけです。

 国道33号線沿いにはコスモスが咲き乱れて早くも初秋の風景でした。


 家を出てから2時間足らずで着きました。 たしかここでいいと思うんだけどー


 え~、ほんとにここ?



 車を乗り入れるのをためらって、筋向かいの空き地に駐めました。 通りがかったおじさんとおばさんに、
 「ここはどこの駐車場ですか?」と、聞くと
 「みんなのもんじゃけん誰が駐めてもええんよ。 町のもんじゃけんなあ。」というお返事。その応対がとても素朴で親切だったので遠い昔に帰ったような安心感が広がりました。 


 車を降りると、向こうに懐かしい人の姿が見えました。 一年ぶりの再会です。 
 「さあさあ、みんな校長室で待ちよるけん。」 と、さっさと建物の中に入ろうとするのでまたびっくり。


 中も見せてくれるのかあ~。 わくわく・・・・  


 そう、どこかのペンションのようなすてきな建物は、学校 だったのです。


 外から見た多目的室。 ちょっとした観光名所のような感じですね。 玄関の前には35年前と変わらぬ少年と少女の像が置かれていました。



 実は、今日は年に一度のささゆり会の日なのです。


  
 案内状によると、久万高原町の久万小学校に集合し、 30分ほど学校を見学させていただくようでした。 わたしはてっきり懐かしい校舎を外から見せていただくだけだと・・・・・・
 ところが、古い本館は去年取り壊され、木造の校舎に建て変わっていたのです。 真新しい校舎なので、内部も見せてくださるというわけでした。


 廊下も壁も天井も、木材がふんだんに使われています。 さすが林業の町久万高原町。暖かみのある色調で、心がふんわりしてきます。 



 学校の環境ってとても大事だと思います。 こんな所で毎日を過ごしたら、子どもたちの心もふんわりと柔らかくなってくるのではないかしら。 ある学校の、塗料がはげかけたコンクリート壁の校舎で子どもたちがなんとなくとげとげしかったことを思い出しました。


 階段も木でできています。 裸足で歩いてみたい、そんな心地よさがあります。



 右下にあるのは階段昇降機です。 新しい校舎にはこれを取り付けることがきめられているそうです。 いつ足の不自由な子どもが入学してもこれで安心です。 


 車いすでも入れるトイレ。 車いすも用意されています。


 


 ささゆり会は昭和48年に久万小学校に在籍した教職員で構成されています。 その教職員OBが訪問するというので現在の校長先生がいろいろと準備をして待っていてくださいました。


 これは、あのころからずっとつづいている学級文集。 子どもたちの自筆の作文や感想文が綴じられています。 昭和48年度の分だけわかりやすいように並べてくださっていました。(下の段も古い文集です)



 このほか旧校舎の写真とか、教職員の写真とか、わたしたちが懐かしいと思うものを探し出して用意してくださっていたのです。 


 帰りには、校舎落成記念に作った、校歌入りの下敷きや栗までお土産にいただいて、予定時間をオーバーして、名残を惜しみつつお別れしたのでした。


 わたしたちへの細やかな心遣いは、きっと子どもたちへも向けられているのでしょう。 校内でお会いした先生方の表情は明るく、授業中の子どもたちの学習態度も落ち着いていて、とても良い学校だと感心しました。


FONT size=2>応援ありがとうございます日記@BlogRanking

コメント (4)
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