徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

言葉

2021-03-31 07:34:47 | Weblog

 今日は年度末だが、午後から「新型コロナウイルスワクチン集団接種のリハーサル」に参加する。知人から依頼された。断る理由もないので了解したが、果たしてワクチンはいつ届くのか。見通しがつかない中で、準備を進めなければならない行政も大変だ。そう言えば、近頃ワクチン到着のニュースが流れなくなった。順調に到着しているのだろうか。

 大阪も東京も新規感染者が増加している。現状、第4波は避けられないと思っているが、そんな中で聖火が群馬県に入ったようだ。今朝の地元紙が大々的に報じているが、何気に紙面が浮いているような気がする。収束の先行きが見えない中で、今一つ盛り上がらないは私だけだろうか。

「一将功なりて万骨枯る」と言う諺があるが、是非、そうならないで欲しいものだ。一市井の徒が口に出すのは気が引けるが、危機的な局面で、政治家のパフォーマンスが過ぎて、言葉が信用できなくなっている。政治家の性という気もするが、言葉よりも実行が国民を束ねる唯一の手段だろう。

 どこかのお役人が銀座で夜中まで飲んでいた、というニースが流れているが、これが現実なんだろう。国民の気持ちが政治や行政から離れては、新型コロナウイルスを克服するのは困難だろうに。

 我が家の庭で最初に咲いたダンコウバイ 子供の頃はチシャと呼んでいた。今朝撮影。


愚痴

2021-03-30 07:38:35 | Weblog

 気温が上昇し、一気に春めいてきた。今日のような日が続くと、越冬気分の切り替えが必要になる。ただ、浅間山を眺めると頂上まで雪に覆われ、未だ残雪というイメージは無い。こんな年は、春は早いが遅霜が降りるような気がする。

 農家と同じで、4月になると私などもいつから農作業に入るか考える。余り早くても霜にやられたり成長が止まったりで、収穫の時期は変わらないが、周囲が動き出すと、気が落ち着かなくなる。何となくそわそわしてくる。

 昨夜、腰の調子が余り良くないと愚痴ると、家内が、農作業がストレスなのだから、今年は思い切って休耕したら、と言い出した。「よく言うよ」と思いながらも反論はしない。時々、愚痴ってきたので仕方がない。昨秋から準備をしているのに、簡単に結論は出せないよ。

 昨日は、庭の片隅でくすぶっていたバラを移植した。10年放っておいた老木で、新しい根が殆どなく活着するかどうか分からないが、兎も角、日向に出してやった。10年経つと庭の様相が大きく変わった。人も変わっていて不思議ではない。

 今日は補装道路の隙間に咲く西洋タンポポです。この生命力を見習いたいものだ。もう日本タンポポが思い出になってしまった。


以心

2021-03-29 00:00:00 | Weblog

 庭木の剪定が上手くできないと書いたら、早速、知人が教えに来てくれた。考えてみたら、春になったら見て欲しいと頼んでおいた。こちらがうっかり忘れていた。ブログに書いたその日とは、何かタイミングが良すぎるではないか。

 何十年もの付き合いで、以心伝心というやつかも知れない。新築記念に友達が榛東村の方から運んでくれたフジを見て貰った。ピンクの花が咲くのだが、10年ほど手をかけなかったら、昨年、白い花が出てしまった。友人の形見となったフジなのだ。

 フジは棚が必要と言われ、単管で簡単な棚を作った。そこへ上げていかなければならないのだが、一気という訳にはいかない。ツルを選んで上げていくらしい。形になるには何年かかかるだろう。

 庭木全般に、古い枝を落として、新しい枝を伸ばしていく、という基本ができていなかった。土目が悪いので秋にしっかり刈り込み、施肥をするよう言われた。木の成長を見ながら管理していく、そのことが大切なんだな。

 ヒヤシンス 誰かが観賞用の球根を道脇に戻したのだろう。


苦労

2021-03-28 07:43:37 | Weblog

 予報では間もなく降り出しそうだ。雨の日曜日も乙なものだが、自粛生活の延長で居場所に苦労する。孫中心の生活となっているので、以前のように私の好き勝手に生活する訳にはいかない。

 出来るだけ居間を避け、パソコン室に籠るようにしているが、それにも限界がある。時々、気晴らしに庭の植木をいじってみるが、今まで放っておいたので、なかなかイメージ通りにいかない。

 やはり積み重ねが大事で、付け焼刃は長続きしない。畑仕事でも、いろいろ教わるのだが、コツを掴むのは大変だ。ipadを畑に持参し、カボチャやナスの整肢を行い、隣人に笑われた。それでも手を加えれば収量は違う。

 今週は気温が上昇するようなので、体の準備に入らなけば、と思っている。唯一不安の腰の状態がどうかだ。無理できないのは承知なので、昨年の7割くらいの計画を立っている。昨秋、施肥を抑えた。

 夢中にならない、余裕を持つ、と言い聞かせながら畑仕事に精を出そう。今週は年度の切り替わりで、暇人にも幾つか用事ができた。

 久し振りにPictureThisの登場です。黄梅擬と識別しました。英名は「ジャパニーズジャスミン」と言うそうですが、中国原産で香りはありません。

 


切望

2021-03-27 07:21:38 | Weblog

 私の歩く道脇にクロッカスが咲いている。ここ数年、雑草に負けそうだったが、昨秋から娘さんが荒地を片付けだした。「きれいにするね」と私。「母親が生前、手をかけたところだから」と娘さん。「そうだよな、お母さんの形見だよね」と私。色とりどりのクロッカスが今盛りだ。

 私のクロッカスの写真はここで撮っている。そこには歴史がある。球根を植えた人、管理する人、その思いを受け継ぐ人。花もそれぞれの思いを背負い、早春の光を浴びている。そして、私のような暇人が目に留め、シャッターを押す。ストーリーがあるではないか。

 早春の草花には黄色の花びらが多い。フクジュソウ、水仙、西洋タンポポ、チュリップ、厳冬を乗り越えて咲き出す生命力を感じる。それに比べてクロッカスの花ビラには高貴な品がある。改良されてきたのだろうが、私は好きだな。

 クロッカスの花言葉は「青春の喜び」「切望」らしい。追憶の彼方だ。

 昨日、午後撮影


平凡

2021-03-26 07:56:15 | Weblog

 20年近く私の生活や活動を支えてきた軽トラックがこの27日に車検切れとなる。エンジンはまだまだ軽快なのだが、塩カルで腐食した運転席の床が落ちそうだ。エアコン付きの上等なトラックだが、これを期に廃車することにした。

 畑仕事もあと何年できるか分からないので、安い中古でも購入しようかと思っていたら、我が家の同居人が高崎から見つけてきた。何でも学生時代の友人が自動車屋らしい。それが昨日届いた。

 農閑期は通勤に使いたいというので、結構です、と返事をしておいた。2台軽トラックを持っても仕方がない。前の所有者が雪の降らない地域なので、錆は内場だとか言っていた。まあ、ちょくちょく洗車すれば良いのだろうが、それも簡単ではない。

 大分朝の凍みも緩んできたので、数日前から早朝歩き出した。立春が過ぎて一日、一日陽が昇るのが早くなっていくのが分かる。自然の営みは神秘的だ。路傍の草花も数を増してきた。新型コロナに始まる日々のストレスを癒してくれる。

 五葉松の根元にラッパ水仙 平凡の魅力がある。平凡すぎるかも知れないが。

 


契約

2021-03-25 07:15:38 | Weblog

 昨日は上田市に出た。平成16年退職し、パソコンの基礎から学んだパソコンスクールで、今でもメンテナンスの契約を結んでいる。先日、急にインターネットが繋がらなくなり、スクールに電話を入れたところ、契約期限が切れており、早速、出向いて更新した。

 スマホを見ていたら、突然「インターネット環境が・・・」というような表示が出て、中断してしまった。多分、ルーターに問題があるのだろうと考え、以前教わった通りルーターの電源を切り、再起動させたが戻らなかった。

 設定をいじってみたが復旧せず、結局パソコンスクールに電話をした訳だ。状況を説明すると原因はやはりルーターだと言われ、指示通り操作すると、今度は繋がった。何でと思ったが、電源を切っている時間が短かったかも知れない。

 依然と違って、今はパソコンも文章を書く位しか使っていないが、やはり、時々トラブルに見舞われる。その時はパソコンスクールだ。リモートで教えて貰えるので助かる。問題はその日に解決したい口なので、直ぐに対応して貰えないと気がすまい。

 休日でも携帯にかければ対応してくれる。長い付き合いだ。

 家の周囲を歩くとあちらこちらでフキノトウが顔を出している。彼岸の入りに天ぷらで食べたが、香りと苦みが抜群だった。擁壁の根元から咲き出した。


花立

2021-03-23 07:45:39 | Weblog

 彼岸明けで家内とお墓参りに行ってきた。お墓の花立が凍っていて、持参した花が立てられなかった。朝、早いせいもあるだろうが、今朝は凍みたようだ。水をかけても、叩いても花立の氷は抜けなかった。先日の雨水が残っていたのだろう。

 こんなことは初めてだ。出直すわけにもいかず、横に並べてきた。先祖がお前はせっかちだから、と言ってそうだ。もう少し、気温が上昇してから墓参りにいけば、何ということも無いのだろうが、それが性格というものだ。良い面も悪い面もある、と自分では納得している。

 我が家の前には、本家の墓がある。跡取りが外に出ているので、既に家は無人だ。お墓も人の寄った気配がないが、私も線香だけは手向けるようにしている。本当は花くらい持参すれば良いのだが、気持ちだけで済ませているようで、気が引ける。

 母親の実家の墓にも線香を手向けた。こちらは跡取りがいるので、お墓も整理されている。彼岸とお盆には共同墓地も華やかになるが、昔から比べれば、年々賑やかさに欠けてきた。彼岸明けの朝には挨拶が飛び交ったが、今朝は特に静かだった。

 3月10日撮影のフクジュソウ 時期を逸したか。 


律義

2021-03-22 07:40:33 | Weblog

 昨日は姉が線香をあげにやってきた。お盆や彼岸には必ず出向いてくる。律義さに感心するのだが、本人は私達夫婦が家や墓を守っている、と思っているようだ。両親も生前そんな姉夫婦を頼りにしていた。

 父親も緑内障を患い、前橋の眼科医院に通院していたが、必ず一泊してきた。母親も晩年は厳しい冬を避けるために、姉宅に長期滞在することも多かった。気を使わなくて済むことが良いらしい。

 もう一つ、私の家内とウマが合うことが一番だ。昨日はこんな社会状況なので、30分ほどして戻って行ったが、普段は二人で愚痴をこぼして、ストレスを発散している。私と義兄は聞かないふりをしているが、まあ、そんなところか、と思っている。

 私もこの夫婦にはお世話になった。選挙の折は裏方を務めてくれて、事務所の設置から後始末まで殆ど2人にお願いしていた。時々家内が「お姉さんは、お父さんを買い被っている」というが、別に悪いことではないだろう。

 私が期待に応えられなかっただけだ。家内には、私のブログ「エナメルの上履き入れ」を読んで欲しいな。

 クロッカス 3枚目 


百薬

2021-03-21 09:22:49 | Weblog

 雨の日曜日は嫌いではない。勤め人時代からそうだったが、日曜日の雨は気持ちが落ち着く。時間の動きが止まるようで、仕事から解放される気分になる。現役時代は、雨が降らなければ動いている現場が、頭の片隅から離れることは無かった。

 素浪人になれば、今日は何をして1日を過ごすか考えることになるが、長い間の習慣で、何もなく1日が終わることに後ろめたい気もする。それでは何かをやろうと積極的に動くかと言うと、気持ちがあっても体がついていかない。

 たまに日本酒を飲んでも、頭と体を使っていた頃に比べると、全く旨くない。疲れた体に沁み込んでいく感覚を忘れた。やはり、知力も体力も退化しているのだろう。今は殆んど飲まないのだが、たまに飲みたくなることはある。

 昨日は彼岸の中日なので「つまごい美人」を湯吞み茶碗に8分ほど飲んでみた。旨いとも思わなかったが、その気になれば未だ飲めそうな気がした。横で見ていた家内が「そこで止めれば百薬の長だよ」と陳腐なことを言うので、その気を無くしてしまった。

 クロッカス 一昨日iphoneで撮影