徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

納得

2020-10-31 07:57:27 | Weblog

 午後、知人の稲わらを貰うことになっている。午前中、脱穀が終わるようなどで、応援を頼んで、農舎となっている前の家まで運ぶ。私のような野菜作りには稲わらが必要だ。降雨で土が跳ね上がらないように、キュウリやトマトの根元に敷き詰めている。

 雑草も防げるので、非常に都合が良い。そして、一冬越せば肥料となる。私は除草剤の使い方を知らない。ミミズが出てくるので取りあえずの環境は良いのだろが、それだけで思い通りの作物ができるとは限らない。難しいところだ。

 経験則が少ないので、今でも教えてもらうところは多い。毎年、思い通りに育つものもあるし、全く期待を裏切られる作物もある。道上の農家によれば、一年一年が勉強なんだよ、ということだ。40年以上携わっているが、気象条件が変わるので毎年同じようにいかなくて当然、と聞かされた。

 この秋は改めて投入する肥料について教えて貰った。今までは牛糞堆肥だったが、そこに菜種油のかすを撒くことにした。JAから取り寄せ初めて本格的に投入した。2,3年すれば畑が変わると言われたが、体力が持つだろうか。

 外にやることもないので、自己満足でもいいから、納得する野菜を作りたいものだ。

 今日の写真はナツハゼです。一霜受けるとと渋みがぬけるらしい。


熱心

2020-10-30 08:21:33 | Weblog

 昨日午後、ソフトバンク上田店でipadの機種変更手続きを終えた。2日続けて上田だが、スマホアドバイザーの予約をしておいたので、直ぐ解決できた。デジタル社会の難しさも怖さも感じたが、結局は自分の管理不足だ。

 時間ができたので、久し振りにツルヤを覗いた。ツルヤは一部改修中で、菓子の「花岡」は今までとは反対側に移った。今日改修オープンということで開店準備に慌ただしかった。「花岡」は東御市との関係で何となく親しみがある。

 娘がキャベツや白菜が欲しいと言うので、タイミング良く知人が届けてくれた野菜を送った。私の作物はもうない。野菜を送る折には、孫が直ぐ食べられる果物や菓子を入れてやるようにしている。彼らにとってはキャベツや白菜はどうでもよいに違いない。

 今回は、好物のシャインマスカットにしようと思ったが、結局、リンゴとメロンを入れてやることにした。「離れている」という思いがあり、どうしても外孫に甘くなるのだが、内にも気を使わなければ、とは思っている。

 内孫も、もう少しで立ち上がりができそうだ。私が寝転んでipadを見ていると、近づいてきてしきりに画面に触りたがる。テレビにも興味を示し、教育テレビの子供番組を熱心に見ている。

 お陰で私がテレビを見る時間が大きく減った。

 今日はキノコの初歩アミタケです。法面で見つけました。


確認

2020-10-29 10:06:12 | Weblog

 昨日は必要なことを予定どおりこなせず、今日に持ち越してしまった。iphoneに続いてipadの機種変更をしたのだが、メールの認証番号がどうしても確認できず、上田まで出かけたにも関わらず、すべての作業が終了とならなかった。

 ipadのメールは個人的には殆んど使っていないので、繋がらなくても支障がないと言えば支障がないが、時々、娘が送信してくるので、出来れば正常にしておきたい。販売店で、自分や子供の生年月日を入力して見たがエラーで、何回目かにブロックされてしまった。

 パスワードなどはノートに整理しておいたつもりだが、出てこない。ソフトバンクの販売店でも、メールの認証番号を確認する手立てがないらしい。2012年に契約しているので、その時の契約書を探し出すしかない、と言われ、家に戻って家探しを始めた。

 間もなく机の引き出しの奥から当時の契約書が現れた。日常、しっかり管理しておけば何のことはないに、事柄の重要性が分かっていないのだ。分かっていたとしても時々気の抜ける瞬間がある。

 認証番号は、自分の誕生日を少し捻った数字で、改めて見ると数字の由来は思い出した。夕飯時、その話をすると、家内から孫のために始めたのだから、素直に孫の誕生日にでもしておけば良かったのに、と言われた。素直にそういかないのが性分だ。

 これでまた机の中や、部屋の資料の整理が億劫になった。

 キノコの季節です。ナラタケです。

 


結果

2020-10-27 10:02:45 | Weblog

 畑仕事が終わった途端、生活にメリハリが無くなった。一日中、娘と孫と顔を合わせてばかりいられず、時間の過ごし方を考えなければならない。今までは、畑に出れば何らかの仕事があったが、一つ行き場を失った。

 庭の柿の木が始めて実った。「桃栗三年柿八年」というが、丁度そんな時期だ。今の幼木は5,6年で実を付けると言うが、最初の剪定を失敗し、遅れてしまった。亡くなった知人は、私よりも2,3年遅れて植えた筈だが、今年は実った。 

 柿の種類は聞かなかったが、多分、次郎柿と禅寺丸だと思う。2本並んで植えてある。私のように思い付きとは違い、計算して植えたに違いない。私はそれを見て雌雄を持つ禅寺丸を植え込んだ。次郎柿一本では種が出来ず、渋柿となるらしい。

 今年、初めて花が咲き数十個実を付けたが、途中で落下してしまった。今、実っているのは5個だけだ。受精不良、日照不足、栄養不良などの原因がありそうだが、この秋の施肥から真剣に取り組もう。

 何事にも思い付きでは結果が出ないことを散々経験してきたが、70才過ぎてもそこから脱却できない。熟慮が足りず、熱するが覚めるのも早い欠点が出ている。人間の性分は変わらないようです。

 初めて実った貴重な5個です。

 

 


義理

2020-10-26 10:57:40 | Weblog

 何十年もお世話になった方の訃報に接し、落ち込んでいる。入院していたことは知っていたが、この社会情勢では会いに行くこともできなかった。昨日、家内と弔問に伺ったが、もう一度話をしたかった、という思いが消えない。

 自分の年齢を考えると、これからはそんな惜別が増えるのだと考えると、義理だけは果たしておかなければ、と改めて感じる。議員を止めて意識的に行動範囲を狭めてきたが、不義理を重ねているような気もする。再考しなければ。

 昨日で畑の作業がすべて終わった。今朝から収穫したネギを庭で干している。ネギには力を入れる筈だったが、相変わらず赤サビ病が解決できなかった。適宜に消毒できなかったことが原因だろうが、不満が残ってしまった。

 ネギの表面がパリパリに乾くまで干して、米の空き袋に入れて冬を越す。新しい芽が出て2月くらいまで食べられるので、非常に貴重だ。雪深い里の知恵だろうが、ネギの習性にも感動ものだ。

 家内は青い部分はいらないので、赤サビが気になるなら、切って保存しても良いよ、と言うのだが、作った私には愛着もあるので、そのまま保存する。今日一日干せば大丈夫かな。

 秋晴れの空だが、気分は思い。

 今日の写真は自然薯の球芽、ムカゴです。自然薯は霜が降りないとアクが残ると言われ、霜が降りるのを待って、掘りに行くのだが、タイミングを外すと葉が落ちて自然薯の場所が分からなくなる。そこで、前もって目印を付けておいたものだ。

 


評判

2020-10-25 07:16:36 | Weblog

 田代の農家から馬鈴薯を45c/sほど分けて貰った。例年だと10月中旬にはキャベツの収穫は終っていたようだが、今年は未だ切っている。セル苗を使っているらしいが、気候の加減もあったのか、圃場での生育が1週間ほど遅れ、ジャガイモの収穫が先になった、と言っていた。

 この農家とも長い付き合いで、20年以上お世話になっている。この馬鈴薯も、殆どが嬬恋から外に出ていくのだが、昔から言われるように、田代産の馬鈴薯は評判が良い。最初の頃は男爵、今はワセシロだが、何といってもコクが違う。

 家内など、都会の友達に頼まれ、北海道まで送ったことがある。私も同様に九州まで宅配したことがあるが、やはり、旨いという返事だった。多分、作付けする種類も違うのだろう。嬬恋の馬鈴薯と言えば、田代の男爵が通り相場だったが、ワセシロにも馴染んできた。

 今年からJAが馬鈴薯の取り扱いを止めたようだ。キャベツの輪作として馬鈴薯という時代もあったが、キャベツ栽培が大規模になるにつれ、作付け面積は減少してきた。将来が心配になるが、取り敢えず、来年の分も予約した。

 今日午前中で畑の後始末を終える予定だ。

 今日はノブドウと呼ばれる色鮮やかな実です。子供の頃はウマブドウと呼び、食べると腹を壊すと教えられたが、知人によれば薬草らしい。傷やかゆみに効果があると聞いた

 


樽酒

2020-10-23 14:16:13 | Weblog

 昨日、パイロット事業の竣工記念碑について書いたが、福田赳夫先生が大蔵大臣の時代にスタートし、内閣総理大臣在任中に竣工した。私などは福田パイロットと呼んでいる。早朝に、私邸を訪ねて追加予算の陳情をした節は、嬬恋に戻ったら要望通りの予算が付いた、という連絡が入っていた。

 以前にも書いたが、新年の挨拶に伺い、帰りに2斗樽を貰った。先生は「2つ持っていけや」と言われたが、副理事長が「先生、欲しいけど2樽は持ってけえれねえ」と遠慮した。

 私邸を出る時、守衛から「祝いの酒樽を持ち込む方は大勢いるが、持ち出すのは皆さんが始めだ」と言われた。上野駅までタクシーに積み、そこから18番線まで一番年の若い役員と私で運んだ。

 今でも守衛の呆れたような表情を思い浮かべるが、先生は本当に気さくな方で、人間的な魅力に溢れていた。その樽酒は、その日の内に改良区の事務所に担ぎ上げ、後日、新年会となった次第だ。

 酔いが回るにつれ、頑張ってもう1樽貰ってくれば良かった、と言いながら飲んだ樽酒の味は忘れられない。格別だった。

 picture thisは迷っていますが、知人にノイバラの一種では、と教わりました。

 

 

 


大地

2020-10-22 08:20:42 | Weblog

 先週、事業のスタートから組織の解散まで携わった、第1期のパイロット事業地区を回ってみた。砂地地区から柏木塚、広河原、中原、大平と国営幹線道路を走った。十数年ぶりかも知れない。

 不思議なもので、何年たってもそれぞれ畑の所有者が頭に浮かんでくる。キャベツの収穫は殆ど終わっているが、耕作放棄地が見当たらないのが奇跡だ。全国で同時期に開発された農地が荒廃して、国会で問題になった頃、嬬恋は優等生といわれ、その後の施設整備に繋がった。

 私は、昭和47年3月帰郷した。上京当時の夢が果たせなかったこともあり、長男なのでいずれ戻らなければ、という思いはあった。会社勤めはやりがいがあったが、私的なことで心身共に落ち込み、それが背中を押した。

 土地改良区という小さな組織に職を得たが、最後まで続けられたのは、責任を持って仕事ができたこと、と思っている。時代背景もあるが、役員の器が大きく、公印まで預かるような立場で、それに応えるには頑張るしかなかった。

 広河原で事業の竣工記念碑「大地を拓く」の前に立つと、若い時代が懐かしく蘇った。内閣総理大臣 福田赳夫先生の揮毫だが、40年以上の歳月が流れた。何事にも歴史ありだなあ。

 国営パイロット事業第1期竣工記念碑 石は仙台から運びました。採掘現場まで役員と出向き、選んだ石です。周囲の木々は桟敷山から下したものです。剪定が必要だな。

 


更新

2020-10-21 08:39:10 | Weblog

 久し振りの更新です。「嬬恋晴レルヤ レインボーウイーク」の間、私のニュースフィードもその映像で一杯になり、至極私的なブログを書くことをためらってしまった。大義を前に、役にも立たないことをブログっているような気持になった、と言い訳するが、結局はサボったということだ。サボり出すと歯止めがかからない性格です。

 この間、気になっていたスマートホンのバッテリーが急速に劣化し、結局、上田市のソフトバンク店で、新しい機種に変更することにした。充電しても一日持たない状況で流石に観念した。無論、5G適応のi phone12ではなく、i phon seにした。前の機種が古いのでデータの移行を心配していたが、何とか完了した。

 電気料金も一括で引き落とすキャンペーン中、と勧誘を受け、対応が良かったのとデメリットがないので了解した。そこで、変更の手続きを始めたが、最後まで進めず、結局、東京電力は現状無理と言うことになった。上田市は中部電力管内なんだよな。

 畑仕事も先が見えボチボチ更新していくので、時間のある時覗いて下さい。

 久し振りのプロフィール写真は自生するツルニンジンの実です。以前に花の画像をあげたものです。昨日撮りました。

 


年輪

2020-10-10 10:04:08 | Weblog

 台風14号は陸地から離れていくようで、大きな影響はなさそうだ。昨年、19号の被害を受けて1年、復旧は進んでいるようだが、国道144号は当初の計画より遅れそうだ。直接被害を受けた方の生活再建が気になるが、先日会った方は意外と元気だった。

 昨年の台風被害を目の当たりにし、家の横の大木が気になり始めた。そこで所有者に伐採をお願いしたところ、任せると言うので切らせて貰った。昭和56年、57年の風台風を経験しているので、その怖さは知っているつもりだったが、昨年、改めて風倒木が被害を拡大させることを思い知った。

 大型クレーンを使って切り倒した大木は70年近く経っている。年輪を見ると我が家の方向が狭くなっているので、倒れれば直撃だったに違いない。戦後、誰もが争って植えたカラマツや杉が、住宅近くでは生活を脅かす状況になっている。

 野猿やイノシシも、これらの林を防御として、私たちの生活圏に入ってくる。山に抱かれた集落は生活し易いが、それは動物の移動にも適している。自然と共存するためには覚悟が必要なのかも知れない。

 今日の一枚はそのサルが好むという「サルナシ」です。マタタビに似ていますが、どちらも嬬恋では見かけなくなりました。私が現役の頃は、畑脇に結構自生していたものです。この写真は知人に教えて貰い撮りました。

  果物のキウイフルーツは中国の「サルナシ」を改良したもののようです。