知人から共有名義の土地について相談を受けた。私の祖父も共有者の一人らしい。大前の高岩から直向路にかかる崖の淵という話しだ。以前、そんな土地があると知人から聞いた気もするが、代表者でないので名寄せに載らず、私の相続から落ちている。
村下の十名近くの共有らしいが、保安林で固定資産税が免除されているので、多くが自分の土地があることを意識していないだろう。話を聞いて知ったことは、森林組合の賦課金が課せられて、それを知人が払い続けてきたことだ。
納入通知書を見せて貰ったが、約6,000㎡で300円余だった。30年位前に前任者から引継ぎ、金額が僅かなので、支払ってきたらしい。こんな土地が他にもあるが、手を付けても難しく解決に至らない。境界がはっきりしなかったり、相続人が不明だったりして、途中で挫折してしまう。
先ず地番を確認し、名義人や公図を調査し、関係者に集まって貰い、どう処理するか相談しなければならない。国道から見える崖の淵なので、現状では相当崩れているようだが、ナラの木も残っていそうだ。
この土地については、祖父や父から何も聞かされていなかった。新宅で土地が欲しく払い下げたものの、保安林で大した利用価値もなく、持っている意識が強くなかったのかも知れない。
ただ、チョッと解せないのは、そこに森林組合の賦課金がかかっていることだが、調べてみないと何とも分からない。
時間があるので冬の間に整理してみるか、と首を突っ込んで苦労する。今まで何回も頓挫しているのに懲りないなあ。
雪が降れば小鳥の餌となるノイバラです。初雪の前に撮りました。
昔の話しが、今出てきたのですね。
本当に相続関係を処理するのは、非常に大変なことです。たいしたことがない土地でも、相続放棄の手続きをしようとしても簡単にできないですね。小生もこのような経験があり苦労が解ります。
終戦直後の農地解放まで遡る話ですから、難しいです。