徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

書泉

2010-01-31 11:12:03 | Weblog
 前の家の本棚を探してみた。ケース入り以外は殆ど書店のカバーが付いているので、そこから数冊の本を探し出すのは困難である。野崎本を購入したのは神田の書泉だった記憶があるのだが、これも不確かである。20分ほど探したが見つからず、寒さに怖じけづいて退散した。

2003年に村上春樹氏が「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の題で新訳を出したらしいので、娘が持っていたのはそれかも知れない。いずれにしても、積んである本を持ち下してくるかどうか迷いだした。

何年もホコリをかぶっている状況で、今のまま置いておけばよいと考えていたのだが、サリンジャーの死で若い時分の感性が少し蘇ってきたような気がする。


昨夜は「あさまこうげん ウィンターフェスティバル」に顔を出した。アイスキャンドルを見ながら立ちあげた人達のセンスと労力に感激した。


本棚

2010-01-30 08:52:41 | Weblog
 新聞が、米作家の「J.D.サリンジャー」が亡くなったと報じている。「第2次世界大戦後、もっとも著名な米作家」と伝えている。何十年も、この作家の消息など気にも止めていなかったが、突然、学生時代に引き戻されたような気になる。

「キャッチャー イン ザ ライ」 薄暗い下宿の部屋で何回も何回も読んだ。新宿紀伊国屋で原書を買ったのだが、無論、読み切る力は無く、当時、講義を受けていた野崎孝氏の翻訳本「ライ麦畑でつかまえて」のお世話になった。

「ライ麦畑の捕獲者」とか、他にも翻訳本が出ていたが、野崎本が一番しっくりきた。読むたびに心が熱くなったものだ。それまで授業は代返で済ませていたが、以降、尊敬の眼差しで野崎氏を見るようになった。

短編も含めて何冊か、前の家の本棚に積んである筈である。今、再び読み返した見たらどう感じるか、是非、目を通してみたいと思う。時間をみて探してみよう。

そういえば何年か前、下の娘が読んでいるのを知って驚いたことを思い出す。

少し心が揺れて、朝一番に書き込む。

基地

2010-01-29 17:06:29 | Weblog
 昨夜はテレビ共聴組合の役員会に出席。いよいよ、難視聴解消のための事業が始まりそうだ。役員の尽力と組合員のまとまりの結果だが、よくここまできた、というのが実感である。地形的にケーブルでなく、無線を選択したことも正解であった。

共聴組合には事務局があるわけでもないので、役員の一部に負担がかかってきたことは間違いない。そのことだけは解かってやりたいと思う。4月に入れば電波が発信できるということなので、屋根にアンテナを取り付ければ、地デジが見られるという訳だ。

事前の調査によれば、我が地区は殆どカバーできるということだ。私の家からも発信基地はよく見える。本当は、NHKが中継している「鎌原城跡」に基地が建設されれば、他の地区までカバーできたのだが、何としても民放の同意が取れなかった。

これで私の地区はよいのだが、他に難視聴地域が生じないか、心配している。

経験

2010-01-28 15:51:40 | Weblog
 山の好きな知人2人と新しい登山コース設定について打ち合わせをする。無論、山には素人の私は聞き手なのだが、魅力のありそうなコースを数点絞って、行政に相談を持ちかけることにする。今まで行政が話に乗らなかったとしたら、それには何らかの理由があるはずで、そこを解決する方法を考えればよい。

寒の雨というが、今朝の雨は無慈悲である。明日から始まる予定の「ウインターフェスティバル」が心配になった。神田から持ち帰った雪だるまも細身になったに違いない。これに参加している山好きな知人に聞くと、現場に雪そのものが無く、苦戦しているようだ。

午後は吹く風が北西に変わったので、温度は下がってくるだろうが、雪は期待できない。しかし、30日の午後6時からは「宗次郎オカリナミニコンサート」が計画されている。打ち上げ花火もあるようだ。

昨年は行政と一部行き違いがあったようだが、昨年の経験は生きるだろう。

目的

2010-01-27 16:54:12 | Weblog
 午前中上田で用事をこなす。計画性が足りないゆえ、このところ行ったり来たりである。まあ、上田は生活圏だと思えば、億劫にもならない。ヤマダ電機により、ゴルフ5により、ドラッグストアで「風邪薬」と「下痢止め」を買う。

帰りにJAの直売所に飛び込み野菜を買った。習慣で先ずキャベツが見るのだが、小玉の愛知産が130円である。まだ如何にも冬キャベツといった感じだ。外葉が低温で焼けている。トマトは埼玉産で3個320円。

リンゴは地場産。これが結構いける。保存方法が良いらしく瑞々しい。生産者の名前が記入されているのも魅力である。ここで買って持ち帰っても、家では余り喜ばれない。そこで最初から目的は長女に送ることとなる。

愛知産でも埼玉産でも私が送れば娘にとっては嬬恋産なのだ。夏の野菜と変わらない。そう思って家内に内緒で時々送っている。

無人

2010-01-26 16:45:20 | Weblog
 午前中、バラギスキー場に上ってみた。指定管理者で当局と議論したことでもあり、入込の状況が気になっていた。昨日の観光協会の理事会では、すべてのスキー場が落ち込んでいるという報告があったが、案の定、リフトは回っているがゲレンデにスキーヤーの姿は殆ど見えない。

平日ということもあるのだろうが、それにしてもこの現状は寂しい限りではないか。リフトに乗るのに20分、30分待った時代があったことが嘘に思える。スキーセンターに知人がいないか探してみたが、ここも人影がないようなので、殆ど無人のゲレンデをカメラに収め退散する。

帰路、知人のレンタルショップに立ち寄り雑談する。厳しい状況を改めて聞かされた。負の連鎖なのだ。土曜日にもう一度上がってみることにする。

醗酵

2010-01-25 18:07:32 | Weblog
 「くろこ」保存会発会式に顔を出す。「くろこ」と言っても知識の無い方が大半だと思うが、戦後の食糧難の時代に幼年期を過ごした私などは、祖母が作ってくれた「くろこ」の「せんべい」ですきっ腹を満たしたものだ。

キャベツが導入される前の嬬恋の特産と言えばジャガイモである。秋になるとこのジャガイモをおろしてデンプンをとるのだが、この滓が凍結して醗酵したものが「くろこ」である。
一時期、田代の農家の経済を支えたジャガイモの歴史と重なる嬬恋の食文化である。

「くろこ」の試食も計画されていたのだが、3時から嬬恋村観光協会の理事会があり、残念ながら途中で退席する。

第3回の「嬬恋高原マラソン大会」の概要が決まった。6月27日に昨年と同じバラギ高原のコースで実施される。ハードなコースの影響がどのくらいでるのか、懸念材料もありそうだが、2,500人を目標とするということだ。

第一回目は主催者と意志の疎通がはかれず、特権意識とかの非難を浴びたが、昨年はきっちり役割は果たした思っている。計画から参加できる今年は昨年以上の戦力になろう。

陽気

2010-01-24 16:23:35 | Weblog
 早春を感じさせるような日差しだ。昨夜は日頃世話になっている知人が訪れ、9時過ぎまで酒を酌み交わした。薩摩白波の口当たりのよさに、ついつい量を重ね過ぎてしまった。少し頭が重い。従って、午前中は静かにしていたのだが、陽気に誘われて午後は外に出た。

少し歩き出すと体が汗ばんでくる。山道に入ると先週残っていた雪が殆ど消えている。こんな感じで春になってくれればよいのだが、そんな訳にもいくまい。1時間ほど歩いた。これがオマジナイみたいなもので、この日課をこなすと腰の不安が消える。

旅先で腰痛に襲われてはかなわないので、今週はきっちりノルマをこなそう。

家内の友達が「凍み豆腐」を届けてくれた。これは私の好物である。早速、前の家に置いてある冷凍庫に入れた。こうして毎日顔を出しているのだが、もう少し暖かくなったら家を片付けよう。夜逃げのような状況で、他人に見られれば笑い物である。

春物

2010-01-23 15:57:36 | Weblog
 暮れに知人のパソコン修理を頼んでおいたのだが、先日、PCスクールから修理が終わった旨の連絡を受けていた。時間が出来たので午前中受け取りに行ってきた。ついでに、アルペンに寄って靴を一足買った。無論、旅に履いていく計画なのだ。

旅の支度も大体準備できたのだが、結構な出費である。旅行ケースは下の娘が留学した時に持って行ったものを借りることにした。国外にまで出る意義があるのかどうか、解からないが、自分なりに目的をはっきりして出掛けようと思う。

アルペンは冬物バーゲンセールで、何時になく混雑していた。嬬恋の人も見える。昨年、買いたかったのだが手が出なかった防寒服を探したが、売れたらしく物が見つからなかった。結局、売れ残ったものはそれなりに消費者の感覚に合わないところがあるのだろう。

しばらくすれば、売り場は春物一色になるに違いない。春到来が早いのだ。

製造

2010-01-22 17:20:06 | Weblog
 来月3日から旅に出る。5年ぶりの外国なので、必要な品物を揃えに前橋まで行ってきた。気候的には東京並みということだが、冬物は既にバーゲンセールに入っている。普段ではとても手の出ないカジュアルなコートを買った。色合いが気にいったのだが、一番は何と言っても値引き幅である。

しかし、デパートではこれだけ。帰りに「ユニクロ」と「しまむら」で衣類を揃えた。私の現役時代の感覚からすれば、兎に角安い。使い捨てという発想は貧乏性の私などには合わないのだが、多分そんな感覚である。衣料品をカゴ一杯に詰めて、会計に並ぶ。そんな時代なのだ。

990円で半そでシャツが2枚。ズボンが1本1,990円。トランクスが495円 多分これらが製造された国を旅するという訳だ。私などにはどう考えてもこの単価で販売できる仕組みが解からない。良い機会なのでその国の現状をよく見てきます。

断りますが、コートは日本製です。