エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

孫の流した涙

2007-12-27 | 日々の生活
            【孫への手紙に添えたサンタさん(ネットより)】

 クリスマスの朝、届いたクリスマスプレゼントに大喜びの孫たちを嬉しく見つめた。
 イブの夜、孫はサンタさんのプレゼントを何度も確認しに、しょっちゅう起きていたようだ。

 孫二人のクリスマスプレゼントに添えて、サンタさんからの手紙を書いた。
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たけるくんへ

たけるくん、げんきであそんでいますか。
たけるくんは、いいこなのでサンタさんからおくりものをします。
たけるくんのおねがいした、デンカメンソードです。

ママ、もえかちゃん、おばあちゃん、おじいちゃん、
あっこちゃんのいうことをよくきいて、なかよくくらしてくださいね。

さようなら。 12/24
   サンタより

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 武琉君はもう字が読めるので、パソコンでひらがなだけで書き、サンタさんのカットを入れた。
 サンタからの手紙を静かに読んでいる孫の様子がおかしかった。泣いているようだった。どうしたのと聞くと、涙を一杯溜めて泣いた。9月に5才になったばかりの孫の武琉君が涙を出して泣いたのだ。驚きだった。
 なぜ泣くのと聞いてみると、悲しくなったと言う。どこがと聞くと、「さようなら」と「仲良く暮らしてください」のところのようだが、この5才の子どもの気持ちはいったいどんななのだろうか。前にも、ビデオを見ながら泣いたこともあったが、いろいろ複雑に絡んだ情緒の表れなのだろう。そばにいてこの気持ちを思い、もらい泣きをしてしまった。

 こどもの発達過程を思っている。孫の健康な成長を願い、親として祖父母としてしてやれることを精一杯やってあげたいと思った。これからも孫の健全な成長を願い、温かい、明るい、楽しい家庭生活を送りたいと思う。
これからも孫たちの安定した情緒の発達を見つめていきたい。