エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

自然とのふれあいを振り返る

2020-12-31 | 日々の生活

コロナウイルス感染で特別な年だった。

この年末年始は、静かに時の流れを考え直してみたいと思っている。

最近は、歳を取ると何と一年の速いことかと痛切に感じている。

まさに矢のごとく過ぎ去った1年を振り返り、来る年をどのように生きるか、立ち止まって心の整理をしたい。

大きく変わった世の中だが、個人的にはさして変わらぬ1年だったとも思う。

健康面は、今年もステント交換入院の他、突然の腹痛、発熱で緊急診察したりとても快調とは言えなかった。

波はあるものの、まあまあ元気で暮れを迎えた。
 

春から秋までは俗世間の喧騒をよそに、週に2,3度は里山を巡り小さな自然を見つめた。

また、数年前から地域のボランチィア活動も退き、「森で遊ぼう」も中止となり、おおむねのんびり過ごせたかと思う。

ただ、J小の子供たちとの自然観察も2回のみの実施に終わり、残念だった。

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 目を瞑ると1年の自然とのふれあいが浮かんでくる。

ショウジョウバカマの咲き始め、越冬したテングチョウ、ヒオドシチョウ、クジャクチョウに早春を感じた。

西会津のギフチョウがカタクリの花を求め、やがてウスバシロチョウが滑空した。

ショウジョウバカマ  テングチョウ

 ヒオドシチョウ クジャクチョウ

 春の女神 ギフチョウ  ウスバシロチョウ

ムカシヤンマが馴れ馴れしく肩止まり、ニホンカワトンボが舞い始めた。

ムカシヤンマ   ニホンカワトンボ

 

絶滅が心配されるヒメシロチョウやコバネアオイトトンボと出会い喜んだ。

  ヒメチョウ  コバネアオイトトンボ 

梅雨が明け、チョウやトンボが里山の緑を謳歌、季節は秋へ。

黒い赤とんぼマダラナニワトンボの健在を喜ぶうちにモミジが色づき、栗が実った。

やがて小春日の陽だまりにあかねが止まる。

マダラナニワトンボ

そうこうして季節は移ろうい、やがて遠来のコハクチョウが刈り取りを終えた田に飛来する。

こうして、我が小さな自然が過ぎ去っていった。

 


伊佐須美神社へ年末詣

2020-12-29 | 日々の生活

暮れの挨拶回りに、本郷まで。

帰路、一足早く伊佐須美神社まで足を延ばし初詣、いや暮れのうちの参拝は幸先詣(さいさきもうで)というらしい。

これまで初詣は欠かさなかったが、「年末詣」は初めてだった。

でも、妙に心が晴れる思いだった。

   菅原神社

山門奥に仮社殿が。(平成20年の火事により本殿・神楽殿・神饌所など消失)

1年の無事を感謝し、来る年の平穏を祈り、特に菅原神社では武君の大学合格をしっかりお願いした。

久々会津薬師寺へも参拝し、健康を祈願した。

本尊は薬師如来で、生きている間に願いを叶えてくれるという。

779年に千壽院として創建、会津最古の寺院の一つ。

  会津薬師寺

本郷大橋を渡りながら、大川沿いのスズカケの実を思い出し立ち寄った。

魅力的な丸い実がたわたに下がっていた、 

 

小生生まれる前の戦前の歌だろうが、灰田勝彦の名曲「鈴懸の径」を口ずさんだ。

”友と語らん鈴懸の径

通いなれたる 学舎の街

やさしの小鈴 葉かげに鳴れば

夢はかえるよ 鈴懸の径”

  

大川の流れにオオバン、ダイサギが見られた。 

  

 

 

 


日曜日

2020-12-28 | 日々の生活

朝からトンボの季節に思いを馳せた。

日曜朝のTV番組「さわやか自然」を楽しみにしている。

あきる野市の丘陵地帯。ところどころに谷戸(やと)と呼ばれる小さな谷が刻まれ、湿地も見られる。

雪が舞う庭越し炬燵にあたり、おなじみのトンボの季節を楽しんだ。

あまりなじみのないクロコノマチョウの羽化を見た。

 タカネトンボ          オニヤンマ産卵

   秋令幼虫

蛹  羽化 

運動不足解消にと思いつき近くの会津大学の池へ。  カルガモのみが憩う。  

 

構内で    

  クヌギ     

物足りなくて足を延ばすことにした。

長浜、期待したが、カモ類、コハクチョウなど例年に比べて極めて少なし。

遠くの山の端に風力発電     

   スズガモ♂ 手前はオナガガモ♀  スズガモの♀ 嘴基部が白色。

  キンクロハジロ ♀、♂(右)

また1年が暮れる。

年のせいか、年々時の流れが速く感じられる。

遅ればせながら、身近な小さな自然の1年を振り返ってみたい。 2020.12.27

 


ちぎり絵作品に母を偲ぶ

2020-12-25 | 日々の生活

壁に母のちぎり絵作品が飾ってある。

晩年、我が家に逗留するときには、いつもちぎり絵作りにいそしんでいた。

そんな懐かしい母の面影が浮かんできた。

             

 

最近発刊された「90歳セツの新聞ちぎり絵」を知った。

書評欄には、

「90年分の人生が詰まる作品は、生活を慈しむことの大切さ、おばあちゃんと一緒に過ごした日々の懐かしさ、そして、いくつになってもものを作る歓びを呼び覚まさせてくれる。」とあった。

 

そのうちセツさんの作品を眺めて、まだいくつもある母のちぎり絵作品をもう一度鑑賞してみようと思っている。

母はどんな思いで作品に向かい、完成の喜びはどんなだったろうか。

最近、妻が孫と一緒にぬり絵に打ち込んでいる姿を垣間見るが、これもいい。

なくてはならない大切なひとときと思っている。

 


孫迎え雪吊りの庭金次郎

2020-12-24 | 日々の生活


孫の迎えを頼まれ小学校へ行った。

授業が終わるまでの間、昇降口前の雪の庭に眼をやると雪吊りの松が夕日に映え、素晴らしい風情を楽しむことができた。

一隅に、雪の帽子をかぶった二宮金次郎の石像が建っていた。

薪を背負いながら本を読んでいる懐かしい姿に遥か過ぎにし童心に返った。

   

                                                                                                                                          生徒昇降口に美しい風情   雪吊りの赤松が   

その台座には「以徳報徳」とあり、あらためて勤勉・倹約・忍耐・・・もろもろの徳目を実践した金次郎と、時代は変わっても子どもたちに伝えたい大切な心を思った。

昨今、全国の小学校で金次郎像が撤去されているという。

「児童の教育方針にそぐわない」とか「子どもが働く姿は勧められない」、「歩きスマホを肯定しかねない」などが理由と聞くが、それはおかしいと思う。

下校する児童たちに、立ち止まって金次郎像を見上げてほしいと思った。

校舎前に一人たたずむ金次郎

(2020.12.22)

 

 

 


お歳暮回り

2020-12-19 | 日々の生活

雪の降る前にと、数日前に市内のお歳暮回りをした。

先日遠くの知り合いには宅急便で贈ったが、残っていた少し遠い柳津へお邪魔した。

途中の花屋さんで Hideちゃん宅

彼岸、盆暮れには欠かさず叔父、従兄にお線香をあげにいく。

伯父、母の兄は享年79歳、師範学校同級生だった父と同じ年亡くなり、来年33回忌を迎える。

従兄は、他界して4年になる。

訪れる度に思うことは、もう一度ゆっくりお酒を酌み交わしたかったこと。

久々に奥さんと談笑し、お互いの健康を約束して辞した。

徒然草102段には、

生は雑事の小節にさへられて、空しくく暮れなん。

吾が生既に蹉蛇たり、諸縁を法下すべき時なり。」とある。

最近、世間の約束事、習慣に心砕かずに生きてみたいと考えることがあった。

でも、仏壇の前でHideちゃんと語らうとき、心が妙に落ち着いた。

義理ではかたずけられない雑事、諸縁を思った。

帰路はいつものように、月見ヶ丘の温泉にゆっくり漬かった。

 良寛像、歌碑の向こうに円蔵寺

 

坂本駅に差し掛かると14:00着、会津川口までの下り電車が滑り込んだ。 ここで一つの出会いがあった。

列車到着を迎えに来ていたお父さんとしばし立ち話、下車した息子は懐かしの会工生という。今日は終業式とのこと。

 

コロナ禍での特別な年末年始になりそうだが、心閑かに暮れ、お正月を過したい。              2020.12.18


レジ袋有料化で考える 

2020-12-18 | 環境問題

  新聞読者欄への投稿文  (2020.12.17 掲載)

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「プラであふれた生活見直し」
                                                                       
  小さいころ、母は買い物にはいつもかごを下げていた。

八百屋さんや魚屋さんは活気にあふれ、新鮮な野菜や魚が並んでいた。

求めた魚や肉は経木に載せて新聞紙にくるまれてかごへ、そんな懐かしい光景が浮かんできた。

いまは、商店街はスーパーマーケットに代わり、食品は白い発砲スチロールのトレーに載って透明なラップにくるまれている。

カラフルなお菓子袋だけではない、身の回りの生活用品はプラスチックであふれている。

最近、レジ袋が有料化された。

レジ袋の生産量など大海の一滴だが、

国際社会の脱石油、脱プラスチックへの流れがあり、さらにはライフスタイルを見直すきっかけとなれば、その意義は大きいと思う。

小学校で学ぶ3R(リサイクル:再資源化、リユース:再利用、 リデュース:ごみのを減らす)をもう一度考え直している。

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雪化粧の庭で 

ハマナス  庭の桐 お枝が折れないか心配

ハクモクレン蕾  クマシデの実


雪の飯盛山 

2020-12-17 | 街中散歩

今日も雪降りで孫の送り、しばらくは日課となりそうだ。

コロナ禍で、自粛、自粛で体がなまってしまう。少しでも歩こうと思っている。

雪雲の間に青空が見え始めた。近間の飯盛山へ散歩。

いつものコースで、妙国寺経由、洞門、さざえ堂、白虎隊士の墓参り、帰りに書店に立ち寄る。

行きは時折吹雪いてさすがに寒かった。

スノー帽、マスク、アノラックでカメラを防備しながら、長靴の足元に気を付け歩いた。

途中、晴れ上がった雪道を、小一時間で帰宅。万歩計表示 6589歩。

 妙国寺 白虎隊士自刃仮埋葬地

 

厳島神社 白虎隊引き上げの洞門

    さざえ堂

お城を望む 

 白虎隊十九士の墓

  弔辞の歌碑 

戊辰戦争で自刃した白虎隊士の殉難忠節に対し第9代藩主松平容保公の詠んだ  

         幾人の涙は石に注ぐとも その名は世々に朽ちじとぞ思う
                                        

 季節を問わず、幾度となく訪れている飯盛山、会津の先人を思い浮かべないときはない。

春になったらまた来よう。。
 

(参)拙ブログ いつも同じ散歩道
「秋の飯盛山」2014-11-03 | 街中散歩
       https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/92018bc0b219dcde38fffb5a64459530
「会津いにしえ夢街道」2012-10-27 | 街中散歩     
   https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/c4da0ddacef19b48277ea3359368215b
「飯盛山界隈へ 孫と散歩」2010-04-02 | 街中散歩 
        https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/312551618abd55bb4b17bde16079cc4f
          


雪の中 お城を歩く

2020-12-16 | 日々の生活

しばらくいろいろなことがあった。

パソコンを新調した。真ちゃんのプレゼントだ。

パソコンが故障し、ノートで何とかブログを更新してきた。

時間がかかったが、ようやく新しいPCも何とかセットアップできた。

23.8型ワイドの迫力を楽しめそうだ。

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雪の季節を迎え、このところ孫娘を高校まで送迎している。

雨や雪の時には、爺にお役が回ってくる。

今朝は30㎝程の積雪があり送っていった。

帰りはママにお願いしているが、都合がつかないときには迎えも頼まれることもある。部活が終わる6時半過ぎになる。

我が子が高校のころはどうだったか、

そのころは、いわきへの単身赴任で不在だったので皆それぞれに自転車通学していた。もう遥か昔のことだ。

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最近、運動不足だったので、雪の降る中、お城を歩いてきた。

お城の雪景色、特に美しい本丸の松の木の雪吊りを凍える手で撮った。

観光客はほんの僅か、静寂のお城を特別に何を思うこともなく眺めた。

 

 

 

 

普段は目もやらない案内板を静かに読んだ。

三の丸後に建つ司馬遼太郎文学碑には、「歴史を紀行する」や「王城の護衛者」に一節を読んだ。

また、八重の像には、三の丸の土塀に書かれた歌の解説があった。

明日の夜は 何国の誰かながむらんなれしお城に残す月影

 


お濠の水鳥はどこへ行ってしまったのだろうか。

コカモがわずかに浮かんでいた。降りしきる雪の中、突然ダイサギ?が舞い下りた。
 

時々は、厳しい寒さを求めてお城に来たいと思う。


  


初冬の里山を歩く

2020-12-10 | 自然観察

近くの里山を歩いた。朝方氷点下、でも昼近くにはひだまりはまさに小春日だった。

特に、春先に頻繁に通った、自称「里山公園」の冬芽を見に行った。

木蓮の小さい新芽が膨らんでいた。春咲くレンギョウは数輪咲いていて驚いた。

  

   

 ノイバラ    サンシュウ

    

                                            ヒヨドリジョウゴとアオツズラフジ

 ガマズミ

花の時期にきれいな花をつけるつる性のボタンズル。

この時期にはきれいな冬の花・・・。まるで梅の花が咲いたように木に絡みついている。

白いフワフワの綿毛の中心に放射状に黒い実がついている。

   

その横には、赤いツルウメモドキが高い木に絡みつきいっぱい実をつけていた。

  リョウブ 

クズヒヨドリジョウゴ

陽だまり

 

      

こんな山奥にU字溝を発見!  どうして?。

猪苗代から若松まで全長31キロ。300年の歴史があり、手掘りで流れてきた戸の口堰の流れが、

なぜ今の時期にコンクリートのU字溝に?(戸の口堰の支流だろう)

いつも早春にショウジョウバカマを楽しんでいた流れだ。

U字溝については、いつも嫌な印象を持っていた。もっと、生態系への影響を考えるべきだと。

遠くからは、カメラマンに見えた。近づくと月面に下りた宇宙飛行に・・・。

じきに雪が来る。 

最後の冬の始まりを楽しんだ。            2020.12.5

 

 

 


ホシミスジ幼虫の成長を見つめる

2020-12-09 | 自然観察

                                                     

 

                       

                                                                        【 12/8 営巣の気配見られず 

9月末、庭のユキヤナギにホシミスジの幼虫を見つけた。

現在観察中の3令幼虫と小さな幼虫(2令?)、その横に蛹がみつかった。

当初確認した1~2令幼虫は、いつか見失った。

近くに巣を構えるクモの餌食になったのではないだろうか。

また蛹は何時か破損、十分観察したがどうも抜け殻だったようだ。

その後、3令の一頭について観察し、約2か月が経過した。

ネットでの記録によると、3令幼虫で巣を作って越冬するらしい。

だいぶ寒くなり、雪の季節を前にいろいろ心配している。

ここ2か月間の観察だが、顕著な成長は見られず、まだ巣を作る様子はない。

ほとんど動かず、葉を食べている形跡も見られない。

でも、毎日枝に止まる姿勢が若干違うので、動いてはいるようだ。

もうしばらく観察を続け、越冬の様子を観察していきたい。

9・26(2令幼虫)  9/20 以下3令幼虫

9/25 9/25

 11/5     11/6

11/611/8

11/9 11/12

11/16  11/25

11/26 12/2

発生は6月末、まだまだ先が長い。

無事の羽化を祈りながら、見つめていきたい。

(参)「 お待たせしました。 嬉しいホシミスジ初見」  2020-06-07 | 日々の生活
https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/e134b71c7f53824bf209e5dd7f523504


「ヒドリガモ」を再確認

2020-12-08 | 自然観察

 先日、長浜で見かけた「ヒドリガモ」をもう一度確認できた。

特徴ある頭の上のクリーム色を写真に撮ってきた。この前の子1羽だけだった。

 

               

                             

あわせて、野生の水鳥たちへの餌付けについても再認識した。

 崎川浜には、オナガガモもごく少数が浜で休んでいたが、今日もコハクチョウは皆無、今の時期、ハクチョウは、磐梯山をバックに湖水に浮かんでいたはずだ。

 

  

 

同時に、長浜では盛んに観光客や家族ずれが大量の餌をやっていた。

昔は、小生も子どもたちと孫たちと一緒になってパンくずを与えていた。

普通は、餌を与えることを悪いこととは考えないだろう。

でも、群れるかわいいカモたちの愛おしさは分かるし、注意などできることではない。2020.12.5


オギとススキの区別

2020-12-07 | 自然観察

 はっきりしなかった「オギとススキの区別」について観察した。

オギ

                                    オギ

穂はオギの方が白く明らかに白く見える。

晩秋のこの時期は、オギはまだふさふさしているが、ススキはだいぶ抜けている。

   後方がススキ

また、ススキは至る所に生えているが、オギは湿地を好むようだ。

ネットには、ススキは小花に「芒(のぎ)」という糸のようなトゲがあるが、オギには無いとおあるが、分かりにくい。

また、ヨシはスダレ、ヨシズに使われている植物で、昔は「アシ」と呼ばれていたが「悪し」の名前は

縁起悪いので、「良し」に変えたようだ。トンボ池にはびこっているのはヨシだ。

ヨシ(アシ)

ついでながら、カヤという植物はなく、屋根材料や飼料に使われたイネ科の多年草の総称。

少し整理できたようだ。


新しい発見  懸案のヒマラヤシーダの「雌雄同株」を確認

2020-12-06 | 自然観察

雄花 

同じ木にあった雌花 

          他の木の雌花球果  

長い間、図鑑等の定説疑っていたが、先日「同株」の解説を説明するネットを拝見、

いろいろ悩んでいた疑問だったが、理解したばかりだ。

トンボ池の公園のヒマラヤシーダで雄花が散らばる木で、上のほうに雌の球果1つを見つけた。

ようやく、自分の目で確認できた。  2020.12.5

 (参)拙ブログ(11/26)【「ヒマラヤシーダは雌雄異株では?」 疑問が氷解 】

 


初めての ヒドリガモ

2020-12-04 | 環境問題

 猪苗代湖の長浜にカモを、翁島にコハクチョウを訪ねた。

 ときどき雲間から日が差すが、気温は6℃、少し寒い。

 長浜のカモ類は例年より少ない印象、ほとんどがオナガガモだが、キンクロハジロもいた。

ユリカモメも数羽見かけたが、ホシハジロやスズガモは見えない。

オナガガモの群れに1羽、頭部が赤茶色で、額が薄黄色、胸はいくらかピンクがかった元気なカモを見つけた。

どうもヒドリガモ♂のようだ。

 ヒドリガモ

猪苗代湖では初めて見たと思うが、それらしい昔撮った写真を見つけた。どうだろうか?

         

キンクロハジロ♀

  コハクチョウはこの浜ではまだ見ない。翁島の田へ移動、雲が切れ始めた磐梯山はうっすら白い。

約20羽ほどの群れが、いつもの少し水の残る田をあさっていた。

 

 

 

数年前、鳥インフルエンザ騒ぎで、餌付け禁止が言われ、水鳥たちの群れ集まる浜が変わった。

でも、最近は少し前のように戻る傾向も見える。

長浜では、業者がパンくずを提供して、観光客や親子連れが餌をやっている光景を見る。

ハクチョウやカモがかわいそうとの発想かもしれないが、やはり餌やり、餌付けはだめだと思う。

多くの自治体から《野鳥への餌やりの自粛について》 の訴えがある。    

結論は、野鳥は、自然のままで静かに見守って! となると思う。

  《参考》    〇 餌やりは水鳥をダメにする!?
            http://www.city.bibai.hokkaido.jp/miyajimanuma/03_topic/03_topics02.htm
          〇 餌やり・餌付け問題について of birdimages.jp
                            http://birdimages.jp/cn23/pg230.html
                     〇 鳥類への餌づけ問題長谷川理 (エコ・ネットワーク)
                          http://feeding2.kapiu.org/?page_id=65