エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

美しいオオアオイトトンボ

2018-07-13 | 自然観察

アオイトトンボ科には、3属7種がいるが、会津では、オツネントンボ、ホソミオツネントンボ、アオイトトンボ、オオアオイトトンボ、コバネアオイトトンボが生息している。

アオイトトンボ属3種の区別方法。

翅胸側面の金属緑色の部分の先端が,

  ・第2側縫線に広く接する  ・・・・ オオアオイトトンボ

  ・届くか届かないかくらいで点で接する  ・・・・ アオイトトンボ,

  ・全く届かない  ・・・・ コバネアオイトトンボで,

産卵管はオオアオイトトンボがいちばん大きく発達し,続いてアオイトトンボで、コバネアオイトトンボは産卵管の発達が悪い。

♂の場合は尾部下付属器を腹面を見ると区別しやすい。

とは言え、はっきりしないものがある。間違いがあればご指導下さい。

  美しい金属光沢の緑色青色  オオアオイトトンボ   何とも言えない美しさだ。

 

  ♂

     ♂

   ♀

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今年は、コバネアオイトトンボは例年より3週間くらい早かった。

コバネアオイトトンボは未熟期には腹部は橙色で金属色はない。  

以下の成熟したコバネアオイオトンボ♂は昨年撮影の個体 ( 2017.8.~9)

(7/8撮) ♂  

    

アオイトトンボ ・・・普通、発生は一番早く、次ぎにオオアオイト、一番遅いのがコバネアオイトトンボだ。

成熟個体は白い粉を吹く

   

     ♂

今、オオアオイトトンボが盛りだ。

 

 


ヒメシロチョウの採卵

2018-07-10 | Weblog

ヒメシロチョウの幼虫を見つけに行った。月末の昆虫教室用だ。

すっかり伸びたツルフジバカマ、なかなか見つかるもではない。

やはり、食草が延びる前に卵を見つけるのが確実だった。5~6個、新しい卵が見つかった。

注意してみるが、土手に咲くオレンジはみなヤブカンゾウだった。

  

けむりの木スモークツリーを過ぎて、畑の際のネムノキを鑑賞した。
あらためて美しいピンクの花びらを見つめた。

  

  

一本松のあたりも、ヒメシロチョウの姿はなかった。モンキチョウやモンシロチョウに混じって数頭、ヒメシロチョウが未だ産卵行動をしていた。

クサフジにヒメシロチョウが数頭吸蜜していた。

カメラを向けたが、動いていない。頭がクモに捕らえられていたのだ。

手を伸ばすと、クモと一緒に落下した。逃げたクモのあとに、頭のないヒメシロチョウが横たわっていた。

 

 

食うか食われるかの自然界だが、クモには悪いがヒメシロを助けてやりたかった。

  ミヤマアカネ

モンシロチョウ モンキチョウ

タケニグサ セリ

 

 

午後から野暮用があり、ゆっくり見て回れない。   暑さも手伝って、体調も考慮し帰りを急いだ。

途中、ヒメアカタテハを初見した。

  

 ベニシジミ 夏型元気

 

いよいよお祭り、そのあと諸会議、研修旅行・・・と連チャン、しばらくは多忙な日々となる。


キアゲハの食事

2018-07-10 | 自然観察

キアゲハの食草は、ミツバ、セリ、シシウド、ニンジン、パセリなど。

我が家では、よく庭のフランネルに産卵していく。

田の畦の水路のセリに、沢山のキアゲハの幼虫を見つけた。

月末の昆虫教室で子ども達に見せようと思っている。

キアゲハの他に、庭のノラボウに産卵したスジグロシロチョウ、ジャコウアゲハ、それに、中心テーマのヒメシロチョウと

4種の幼虫が準備できた。

沢山の写真で虫たちの姿を話すが、やはり現物は欠かせない。動いている幼虫や、少しの標本も観察させたい。

セリで育った幼虫たち、庭にあるフランネルやミツバ、パセリなど途中で変わっても大丈夫なのだろうか。

偏食しないか調べた。

 

 セリをモクモク食べる

   ランネルの細い葉も食べ始めた。

     ミツバも花を美味しそうに。

 

 器用に細い葉を食べる。眼と触覚を確認したい。

幼虫をそれぞれの葉に移したすぐから、モクモクと食べ始めた。心配無用だった。

親から子に、本能の成せる自然の摂理、キアゲハを惹きつける共通の成分はなんだろうか。

若いころならいろいろ調べてみたいテーマの一つになりそうだ。

待てよ!」・・・、ミツバ、セリ、シシウド、ニンジン、パセリはいずれもセリ科の植物だ。

また、ニンジン、パセリ、シシウドの花を想像した。そう言えば、フランネルの花も似ている。 シシウドは?

調べてみたら、フランネルはセリ科ウイキョウ属で、シシウドはセリ科シシウド属だった。

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庭で、自然を見つめた。 

 初めてのアブラゼミ 

庭のあちこちにサンジソウ咲く 

  ホウの実  ?カミキリ

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先日庭に来た鳥、昨日一緒だったHayaさんにメールで尋ねた。早速、コムクドリとの御教示。

『本日はお疲れ様でした。

 写真を拝見しました。恐らく、コムクドリのjuniorと思われます。

 嘴が長く黒いこと、頭部が薄い灰色、及び全体の感じからです。

 夏鳥で各地の低地に生息です。』 

 

 

胸に落ちた。

ふと、若いころお付き合いしていた小松市の獣医さんが浮かんだ。ずっとご無沙汰しているが、どうして居られるかな?

今日も自然に癒され過ごした。

 

 

 


森で遊ぼう 事前調査

2018-07-10 | 教育を考える

今週土曜日の「森で遊ぼう」(第3回)の準備、事前調査があった。

西日本の豪雨災害が傷ましいが、昨日は九州から中国、東海さらに関東・甲信越まで一挙に梅雨が明けた。

多忙だが、前回欠席したこともあり参加を決めた。

ビオトープ前のひろばはアキアカネの群れ、オオムラサキの雄姿も消えた。

今回のテーマは、「森の宝探し」と、「森のアート作り」だ。

  畑に電気柵新設

 

   

メモには  《タムシバ、オオバクロモジ、ニオイコブシ、ツクバネ、ウグイスカグラ、アオハダ、マンリョウ、

      ヒメウスノキ、タカノツメ、コシアブラ、イトツツジ、ナツハゼ、クルマバハグマ ・・・・。》

     クマの爪痕 ウワミズザクラの実が大好き

ドクガの仲間       ツクバネ

  ドクダミ総包片 7枚、3枚も

 裏がとても白い  

 

 冒険の森の倒木、除草作業、ときどきメモを取り、勉強しながらの森林浴を楽しんだ。  

                                                                                   (2018.7.9)

 


ミヤマアカネ コバネアオイトトンボ初見 

2018-07-08 | 自然観察

武くんは大会、試合の帰りを頼まれていたのに、すっかり忘れた。

遅かったが、2時前に近くにミヤマアカネの様子だけを見に出かけた。

その後、約束はすっかり頭から消えてしまった。コバネの森に足を延ばしてしまった。

 

他の水路のセリに、幼令の違う大小のキアゲハの幼虫がいっぱいいた。

  

思った通り、ミヤマアカネが生まれていた。健気に生まれ出る命、そのさわやかな空間をあらためて思う。

未成熟の縁紋は白い。

   

   

ハラビロトンボ、成熟過程を確認。

徐々に黒く♂ もう少し♂

 成熟した♂

 マユタテアカネ登場

 オオシオカラトンボ♂  ペア

  モートンイトトンボ 成熟♀  成熟 ♂ ミゾカクシ   モンシロチョウ オオチャバネセセリ 交尾

 ♀  アマゴイルリトンボ ♂

ベニシシジミ濃い夏型 ツバメシジミ

ヤブカンゾウ  木イチゴ熟すウツボグサ オカトラノオ

トリアシショウマ  コサナエ交尾

 オオアオイトトンボ  

キイトトンボ クロイトトンボ

 

モノサシトンボ♀

 マユタテアカネ 翅班型

   少し大きめだが、ルリシジミ♀ クララ

絶滅が心配されるコバネアオイトトンボ 例年より早い発生だ。

    コバネアオイトトンボ♂ 羽化したばかり

 

  ♀

    

アシの茂る水際で、アメリカザリガニの死骸を見つけた。ショックだった。

一番奥の未だ侵入していないと信じていた池で、見たくないものにあってしまった。

 

 


涼しい庭

2018-07-06 | 日々の生活

数日前の夕方、今年初めてのヒグラシを聞いた。

数日梅雨らしい日が続き、ヒグラシも鳴かず、寒いくらいだ。

いつしかヒメシロチョウが孵化し4mmくらいに成長していた。

今月末、町内で子ども達に虫の話しをすることになった。目的は、虫好きの子ども達に育って欲しい願いにある。

先日、ヒメシロチョウの卵を採ってきたのもそのため、そのうちジャコウアゲハの幼虫を見つけてきたい。

話の内容も考え始めた。

 1令幼虫 

  黒ずんだ卵

レンズが良くない。これが限界だ。

 

アジサイの青が一層濃くなった。サンジソウのピンクの小さな花も咲き始めた。

  

ばーちゃんが物置から丁度いい花瓶を探してきた。 豪華だ。立派な花だ。

 横は、夏を涼しげにしてくれる金魚

 

庭に出ると、相変わらずホシミスジが、まとわりつくように舞っていた。

もう子孫を残しただろうか。

 

 総包片1枚の八重ドクダミを見つけた。

 


猛暑続く  チョウトンボ オオアオイトトンボ

2018-07-02 | 自然観察

暑い日が続いている。 地球が例年より1ヶ月早く回っているようだ。

朝から庭にホシミスジが静かに滑空している。

桐の木に、コゲラが数匹、幼鳥らしい。キジバトの幼鳥らしいのも止まっている。

 

 

新生オオシオカラトンボは、我が家の庭が好きなのだろう。よく見かける。

見上げる青空に、鮮やかな黄色が美しい。 撮った写真を見ると、翅や身体にくもの糸がついていた。

季節の移ろいと共に、友だちとの再会が楽しみだ。

  

アジサイも少しづつ色づいてきた。

 

隅田の花火   ノリウツギ

少し早めに里山へ。今日はチョウトンボ、コバネアオイトトンボの様子を見に。

ここは、未だ大丈夫だが、 心配は、一部の池ではアメリカザリガニが侵入して、トンボが姿を消してしまった。

付近の豊かな湿地のネットワークを守らなければならない。

ザリガニの侵入の危機を深刻に考えている。 行政はあまり積極的でない。

 

 ♀    ♂

 オオアオイトトンボがかなり発生していた。コバネは少し発生が遅い。

   

   オゼイトトンボ

 

キタキチョウ  ハギに産卵

コサナエ♀ ミヤマサナエ♀

マメコガネ 

ミツバに産卵  

   

   アキアカネ初見

 モノサシトンボ♀

   

 あまり見かけないウラゴマダラシジミ 

エゾイトトンボ  

 産卵盛ん エゾイトトンボ(左) アマゴイルリトンボ(右)

モートンイトトンボ♀  ♂ 未成熟キトンボ産卵

アマゴイルリトンボ ♀ 

 

夕方わずかな雷雨があり、多少風が出てきた。

幾分涼しさを感じる庭で、今年始めてヒグラシの鳴くを聞いた。

カナ カナ カナ 何とも言えぬ思いに刈られた。

夏到来!


ああ~黎明の

2018-07-02 | 日々の生活

猛暑日が3日続いた。今日も最高予報は35度という。
早朝4時、網戸からのひんやりした空気は気持ちがいい。
自然のクーラーだ。

黎明の磐梯が美しい。
会津盆地の山の端に黒いシルエット、しばらく忘れていた美しい茜の朝ぼらけだ。

いつかも書いていた。拙ブログ
https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/5691439ad4a6bd800aca43364a041519
https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/1e52467b7a885e3da472ad2b87677aa1
https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/4402fd3eec7bbc2c84a68191a2c7324d

ああ黎明の~ 空の色~

信州のさわやかな青春が甦った。
高らかに歌った青春の歌だ。

 

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深夜便4時台は【近代日本150年 明治の群像】、今朝は「滝廉太郎」
春高楼の花の宴 が玲瓏と流れた。
折しも、昨日拙ブログにアップしたところだった。
      https://www.youtube.com/watch?v=5nUDOW8N7Bo
目を閉じて思い巡らす。
昨日のこと、
今日のこと、
そして明日のこと。