エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

おおむね雪降り

2021-01-30 | 日々の生活

2,3度、庭の雪かきに出る。

書斎の庇に、西からの吹雪で雪の庇が張り出した。

雲の流れが速く、ときどきの晴れ間から春を思わせる陽が差した。

今回の積雪40㎝、明日まで雪降りの予報。

 吹雪一転青空まぶし雪ひさし

また、ユキヤナギの枝に雪がかぶってしまった。

先日、雪が融けた枝にホシミスジの幼虫を探したが行方わからなかった。

 

カーテンを引いて、君子蘭に日を当てた。生き生き!

君子蘭カーテン越しの庭の雪

冬を耐え新芽ほのかに君子蘭

 

 


雪の前の散歩  石部桜~不動滝

2021-01-28 | 日々の生活

    ようやく道路から雪が消え始めたと思ったら、明日から雪になるらしい。

 久々に散歩を計画した。手紙投函やら税金支払いでセブンへ寄り、石部桜から不動滝まで足を延ばした。

 石部桜の蕾はまだ固かった。雪が解け始めた畑の土手にタンポポのロゼットの様子を探した。

 ようやく綿毛や黄色い蕾の付いた株を2つ3つ見つけた。

   

 樹齢約650年といわれるエドヒガンで10本ほどの枝張は見事で、会津5桜の一つ。春は観光客でにぎわう。

 真ん中の一本が腐り倒れていたが、数本細い木も見える。領主葦名氏の重臣、石部治部大輔の庭にあったという。

 歌碑には木柵発起人とあり、ご先祖様の名前があった。

  

 オギ  セイタカアワダチソウ 

キジ 桐 

         お城が見える

雪の積もる畑を滝沢峠まで這いあがり、不動滝を目指した。途中、観音堂まで800mとあった。

山道はわだちもありツルツル、何度か転びかけながら慎重に進んだ。ところどころシジュウカラが飛んで逃げる。

  ウスタビガ

  

                     会津33観音  滝沢の落ちて流るる滝の水かかる末々弥勒なるらん

 18番札所

 白糸の滝 (滝沢不動滝) 

白糸神社 不動尊

静まりかける白糸神社、不動尊、観音堂に手を合わせた。

絶えない不動滝のしぶきを見上げた。こころが鎮まる思いだ。

 本陣からは最短の帰り道を急いだ。

今日の約2時間の散歩、ポケットに忍ばせた歩数計は、9360歩、距離に換算して約7キロくらいか。

少しオーバーワーク気味だが、心地よい運動となった。   (2021.1.28)


カモの観察 空振り

2021-01-27 | 日々の生活

   今朝の気温は-6℃、朝方陽が差したが終日曇天だった。
   思いついて猪苗代のため池にカモを撮りに行った。
 県道から踏切に向かうと、雪が思いのほか積もっていて踏切は進入禁止だ。

 手前からスノーシューに履き替えて池に向かった。

 

夏場はトンボの撮影によく行くが、冬は初めてだった。
案の定、池はほぼ全面結氷していて、カモはまったくいない。
思えば、まだ1月だ。

途中の雪道に動物の足跡を見つめながら歩いた。
ウサギは何とかわかるが、どんな動物が歩いたのだろうか。

 

   

    ノウサギ

    ???

     雪の原辿る足跡温かし              銀世界静寂を破る鳥の声              我一人モノクロの道歩みゆく

 ノリウツギ   クロモジ

コブシ   ウスタビガ 

 クスサン 虫こぶ?  

 磐梯   下り 次は磐梯町

    上り 次は翁島

                                     

                   雪原の列車の響きやわらかき                                   モノクロの鉄路に消える列車かな

 

長浜に寄ったが、水鳥は極端に少なかった。

   

ユリカモメ オナガガモ

    

カモどころか、あまり収穫はなかったが、久々にいい運動になった。       (2021.1.26)

 


厳寒のしぶき氷 リベンジは穏やか

2021-01-22 | 自然観察

【前編】 1/20 大寒の日、しぶき氷を訪ねた。

毎年、厳寒を体験に素晴らしい林を歩いている。

強風吹き荒れる曇天、磐梯はとうとう雲に隠れっぱなしだった。

岸に打ち付ける波のしぶき、厳寒の湖に、凍てつく氷の芸術を鑑賞した。

いつものように、天満宮にお参りしてから林へ入った。

ばーちゃんは年ごとに歩けなくなった。無理には誘わない一人旅だ。

メガネが曇るのでマスクなし、時折静かな林の木々が揺れる。

  ユズリハ 犯人は?

ヤママユ    ウバユリ

  ツグミか

林立する木々に纏う雪の何と美しいことか。

わずかに残る秋の葉が揺れる。

突然エナガの群れが林を縫い行きすぎた。 氷上に数羽、シロハラ? いやツグミのようだ。

 倒木

        湖に近づく    厚い雲に覆われ

   

                

長浜へ寄る。

   ホシハジロ

ユリカモメ  キンクロハジロ

  

 

【後編】翌朝は晴れ渡り風なしで、磐梯山もくっきり。 

  昨日のリベンジ、しぶき氷を目指す。

フロントガラスの結晶  若松で最低気温-11℃を記録。

 若松市内を望む

八田野から飯豊連峰 

今日も、まずお参り。今日は望遠も持参し,雪の林に入る。

 早速ツグミが。

     

誰の足跡? ノリウツギ

昨日とは一変、穏やかな林 

 

ベストスポット  足元はツルツル、寄れるところまで寄って。

  

 

 

R49 ハクチョウ浜 

昨日と同じ、長浜で

 

 

スズガモ♀ 

   

 

森閑とした厳寒の林を歩いた。大自然の氷の芸術作品しぶき氷を楽しんだ。

リベンジ成功、厳しい寒さだが、穏やかな豊かなひとときを過ごした。

久々に磐梯山の雄姿を見つめることができた。(1/20 1/21)

 

 


禅のこころ 穏やかな日々を過ごす

2021-01-19 | 日々の生活

6時前、積雪30cmばかり、桐の木の下においた車を奥の駐車スペースへ移動させた。

以前、庭の桐の木の大木の太い枝が折れ、庭に落ちたことがあり、以来、桐の木の下には車を止めないようにしていた。

昨日の夜半から、強風吹きすさび心配で寝た気がしなかった。

 丑年の正月早々に、ブログ「千曲川歳時記」に一つの句を見つけた。
  ”丑年開く尼僧の説きし十牛図
かつて時々眺めていた禅の本に”十牛図”を思い出し、手に取った。
本の余白に”自己を求める”とメモ書きがあった。

この十牛図がきっかけで、遠ざかっていた「禅」のこころを思い始めた。
いつか関心を持った「禅」、その都度  道元、良寛、坂村真民、相田みつを等に学んだ。

 久々の吹雪の雪国会津だ。降り積む雪を眺めながら、何となくわからない”無”とか”空”とかを思い出し、自分を見つめている。
難読の「正法眼蔵」に目を通し、繰り返し「般若心経」に目をやる。
閉じこもりの一日が瞬く間に過ぎていく。
 
〇十牛図には、目指すべき人生の三つの目的がある。
「自己究明」と「生死の解決」そして「他者救済」。
〇十牛図の段階をまとめた。
1図「尋牛」自分を探し始め、2図「見跡」自分の心に気づき、3図「見牛」見えてくる。4図「得牛」理を体現しようと試行錯誤、5図「牧牛」理の体現がコンスタントに成功
6図「騎牛帰家」体現が成功し習慣となる、7図「忘牛存人」牛から人へ物我一如迷いがない、8図「人牛倶忘」自他の区別がない空の世界、自己修養の終着点、9図「返本還源」ありのままに見え、どんな環境でも自分らしくいられる。10図「入鄽垂手」:そのままで世のため人のためとなり、周りは穏やか。
〇禅を知るための人物ガイドで、達磨・栄西・道元・一休・沢庵・隠元・白隠などを概観する。続いて大好きな良寛に触れた。

昨日雪を取り除いて、ホシミスジの越冬幼虫探しをしたが見つからなかった。
今朝またユキヤナギが雪で覆われてしまった。かまわず春まで待つことに。


崎川浜 湖畔を歩く

2021-01-15 | 日々の生活


今日の天気予報は久々の晴れ、スノーシュで湖畔を歩く計画だった。

朝から日が差し始めたが、時々眺める磐梯山はもやっていて一向に姿を見せない。

10時半を回り、待ちきれずに出かけた。

雪道の滝沢峠を避け国道49号で強清水まで、赤井の雪原からも磐梯は雲に隠れていた。

   

崎川浜はコハクチョウ200羽ほどが、静寂に浮かび流れていた。

 

       

 

スノーシューを履いて湖畔の林へ入る。

昼頃になり、磐梯の頂が見え始めたが、視界はぼんやりだった。

          

見え始めた山頂

 

   

      

 スズガモ   

湖水の水位は例年より少ないようで、ところどころ浜を歩けた。

シジミの殻が転がっていたが生息しているのだろうか。調べてみたいと思う。

*猪苗代湖岸のシジミは、野口英世博士の母シカさんが採取していたという。
福島大学 塘教授の調査報告「猪苗代湖の底生動物相」には、200年ほど前に琵琶湖から移殖された記録や1831年に長浜に放流された記録がある。
マシジミだろうか。最近は「要注意外来生物」に指定されるタイワンシジミの心配もある。
       

ハンノキ 右はスノーシュー

1年ぶりに入る林はかなりの木が伐採され、何棟か工場らしきものが建ち、いつものお目あての冬芽は観察できなかった。

 たいした距離ではないが、コハクチョウを眺めながらの散策は壮快だった。

 

帰路、笹山浜からレク公園へ寄った。

     

 シデコブシ 

   春はもう少し オニグルミ冬芽

 天気を見ながらなるべく出かけたいと思っている。


老いて、これからを思う

2021-01-15 | 日々の生活


                                  
月1度の病院診察日、きょう持参したのは「岡潔 春宵十話」(毎日新聞社刊)、半世紀も前、大学卒業の頃に求めた本だ。

妙に時々手に取る本だが、それは、あちこちにアンダーラインが引かれ、ページの余白には薄れた鉛筆書きのメモがびっしりと残っているから。

メモには遠く、遥か昔の若き学徒の思いが記されている。

診察の順番を待つしばしの間再読、社会にはばたく新鮮な青春の思いを懐かしむとともに、老いた身にも新鮮であった。

帰宅して、ページの余白にある当時の走り書きメモを虫眼鏡で判読しながらキーボードをたたいた。 

待てよ! そうしているうち、昔も同じような作業をしていた記憶が浮かんだ。

過去のブログを検索してみると、やはりその足跡がいくつかあった。

たしかに、同じ思いに時が止まったことが何度かあった。


以下は見つけた過去の拙ブログ。
*****************
  『遠い日の拙い思い 変わらない青春を』  2016-01-06 | 文芸
   https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/0b18da716a82ac13e0a8ec8c4ac42361


 
本棚の「岡潔 春宵十話」を手に取った。緑色に縁取られた箱入りの本を開くと、半世紀も前のアンダーラインやメモがあった。
当時、「人の情緒と教育」、「学を楽しむ」、「自然に従う」等など、数学者岡に共鳴した我が青春の思いを見つけた。
「あとがき」の余白全面に、
「大学生活が終わる。いつも浩然の気を養い、生命の、大自然の、宇宙の不思議を学ばん。
山道には緑と土と光のにおいがした。大自然の匂いが。
いつも大いなる自然と在った日々、対大自然なれば、崇高なる対話を享受できた喜び。
夢を見よ。夜空を見上げ聞け。人生の何か、幸せの何かを。格物致知! 」と、
若き日の、未熟だが純真な走り書きを見た。
長い間忘れていた一冊に、二度と戻らないなつかしい青春の心を見た。
あれからあまりに長い月日が経ってしまったが、今、遠い日の拙い思いに教えられる思いがしている。
  *****************
   もう一つ  
   『なつかしい青春の心を知る』 2010-04-04 | 文芸
  https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/367ef2b10d503f820182c6369f668c06

 *****************

図らずもまた、青春の思いを懐かしむとともに、当時の新鮮なこころを忘れないでいたいと思った。

今日の診察結果、予想通りA1Cが異常に高い。

年末からお正月のご馳走と、雪の毎日の運動不足が原因だ。

反省!反省! 自粛!自粛! 健康第一!           (2021.1.14)

 

 


雪休みの庭で

2021-01-11 | 日々の生活

 朝起きてカーテンを引く。恐る恐る庭の雪を見るのが常だ。

年末からほぼ毎日20㎝程の雪が10日ほど続いている。

しばらくは、学校の始まった孫を数キロ離れた高校に送るのが日課となった。

もう30年も前、我が子が高校生だったころ、父である僕は単身いわきにいた。

みんな自転車も乗れない冬はどうしていたのだろう。ふとそんな思いが湧いた。

3連休の朝、部活もないようでゆっくりできた。

今朝は、妻のネット商品の支払いにセブンへ、それからこれから立ち寄る小さい孫のお菓子を多数、地方誌新聞も購入、ついでに年賀状返信をポストへ。

途中、Wagoさんに会い年始の挨拶と立ち話。通りかかったKaneさん、Suzuさんとも。他人と話したのは何日ぶりだろう。

 不動川  ふれあい体育館入り口

少し庭のゆきをかたし、雪景色を撮った。時折、少しの風花が舞うが、まだ溶け落ちるほど暖かくはない。

クマシデ    桐

     ハクモクレン

 裏庭はかなり雪が深く、ユキヤナギの枝のホシミスジの幼虫を心配している。どっさりの雪が消えてから様子を見よう。

   裏庭         ホシミスジ越冬

毎日寒い、最低気温は連日零下5~8度、つららも伸びたし、開けたまま凍った雨戸が動かない。

   

  しばらくはこうして長い冬が続く。

 


俳句を詠みたい

2021-01-09 | 文芸

いつも俳句を詠みたいと思っているが、詠めない。
本棚には一茶や芭蕉、蕪村、虚子、それに歳時記数冊も、いろいろ並んでいるが思うように活用できない。
今の時期は、よく猪苗代湖にハクチョウを訪ねるが、そんな感動を詠んでみたいと思う。

いくつか五七五に挑戦するが、キーワードは3つか4つ。
   川柳風に    " 3つ4つ言葉並べて俳句かな" 
             " 俳句もどき浮かべるままに語を並べ"
                       "キーワード静かさ白鳥碧い湖"

いつもブログ「千曲川歳時記」http://blog.livedoor.jp/abenaka/  を鑑賞している。
よくいくつも詠めることかと感心しながら、大事な何かを教わりたいと思っている。
最近、句は技術ではなくこころと気付き始め、だから詠めないのかと納得している。でもコツというものがあれば、身に着けてみたい。

昨日の感動を句にしてみたいと思い挑戦。俳句もどきを並べてみた。

厳寒に佇み眺む水鳥の湖
沈黙の蒼き波間にコハクチョウ
紺碧の静寂に流るるコハクチョウ
紺碧の湖水に流るる白鳥よ
白鳥の会津嶺はるかに流れゆく
輝きて浮かび流れるコハクチョウ
静かさに輝き浮かぶ白鳥よ
白鳥の魂揺する波間にて
厳寒にたたずむ我に白き鳥
厳寒に遥か会津嶺白き鳥
青い湖漂う白鳥寂しかり
打ち寄せる蒼き波間の白鳥よ
厳寒の波間に白鳥の輝きて
            
並べた俳句もどきを一つ一つ読み上げてみると、どれ一つ良くない。
見つめる対象だけを並べているに過ぎず、動かされた心が現れていない。
感じた心を自分だけの独りよがりではいけないのだろう。
また ハクチョウは季語になるのだろうか。白鳥でなければならないか。
これからも、及ばない俳句つくりに挑戦してみたい。

  

ご指導ご助言を!


            


感動の湖水 愛おしハクチョウ

2021-01-08 | 日々の生活

   

  

 昼頃から青空が見え始めた。
   萌ちゃんを部活に送り、その足で崎川浜に向かう。

 厳寒の昔のブログ備忘録を見る。いつも同じ感懐に浸る。

 蒼い湖水に浮かぶ真白な会津嶺が、凛として神々しく聳え、静寂にコハクチョウの鳴き交う声が響いていた。

     

 

 描いた数葉のスケッチに、感動を添えた。

----------------------------------
 『磐梯を讃える』       https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/1e09bfe1b24f80db72fd3a2036970403
   厳寒の大自然を前に 立ち尽くすしあわせ 凍える顔、手、指先
  景色を構成するものわずか
  雪の原、湖水、磐梯、水鳥、松の緑 すべてうるわし すがすがし 
   対岸の山々 湖に浮かび コハクチョウ 列をなし 静かに流れる 
   大自然の使者よ お前たちは素晴らしい 
   この静寂に しばしやすらぎ、遊べ
  生きている喜びを 共にせん
   全身に 豊かなる大自然 涙あふるる静寂 青き磐梯 うるわし ありがたし  
   感動に震えながら、どこまでも清らかな湖水を後にした。

----------------------------------

  

    

  


 『かへる日もなきいにしへを こはつゆ艸の花のいろ
       はるかなるものみな青し 海の青はた空の青』       達治

 『白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ』   牧水

   

いつも湖水の青を愛で、染まず漂う白鳥に心ゆすぶられる。

静寂にけなげな水鳥が漂う。

愛おしさが込み上げ、何とも切ない。       

       何代目か。先代、先々代が浮かんできた。2021.1.7


日新館 天文台跡

2021-01-07 | 街中散歩

昨年、日本天文学会が、会津若松市の史跡「日新館天文台跡」を日本天文遺産に認定した。

天文関連の遺産認定第1号となった。

近くを通りかかったので、あらためて眺めてみた。

 

【藩校唯一の遺構】日新館天文台跡       

**************************************

【ネットの解説】  かつてこの場所にあった藩校・日新館の天文台の跡。日新館では選択制の授業の中に天文学を学ぶ授業がありました。会津では藩祖である保科正之が渋川春海に暦作りを命じたこともあり、天文学が盛んなところでした。
会津藩では冬至の日に次の年の天候を読んで藩に提出するのが通例で、日新館の天文を教える師範や諏訪神社の神官がそれを担っていました。そのために日新館には天文台が備わっていました。天文台がある藩校というのは、全国でもかなり珍しいようです。

(参)(毎日新聞  2019年3月15日付) 
     日本天文学会は13日、会津若松市の史跡「日新館天文台跡」を日本天文遺産に認定したと発表した。天文台跡は江戸時代に会津藩校・日新館内に造られた国内で唯一現存する天文関連の遺構で、同遺産認定第1号となる。
 天文台は、日新館が完成した1803年に建造。文献によると、基底部は約22メートル四方、石を積み上げた台上部は約10メートル四方、高さ約6・4メートルで、当時は「観台」と呼ばれていた。観測状況は不明な部分が多いものの、星の観察や暦を研究する場として使われていたという。
 会津藩は薩摩や水戸両藩などと並び、藩校に天文台があった数少ない藩。日新館天文台跡は大正時代に北側半分が壊されたとはいえ、現在は明治時代以前の天文台が全てなくなっていることから、往時の姿を残す貴重な遺構として評価された。

  (参)会津若松市公式サイト 八重と会津博     
    日本トップの実力・会津藩校日新館  http://yae-sakura.jp/aizuhaku/column02
    

**************************************

この歳になって、ふるさとの歴史をもっと学ばねばと思っている。


雪のお城

2021-01-06 | 日々の生活

世の中、4日から仕事始め、この正月休みは短かった。

小学校は今日から、高校は明後日からだが、萌えちゃんの部活は始まっている。

2日間、ゆうくんとすずちゃんを預かった。昨日はスイミングにも送迎した。

 

スイミング、ゆうはバタフライも格好になってきた。練習参観はばーちゃん、吾輩は久々に隣のお城を散策した。

西出丸からお濠を巡り、廊下橋を渡り本丸へ。誰もいない。

 カルガモ

 ゴイサギ

氷上に オオバン数羽

廊下橋渡る 

 多行松の雪つり 

夕暮れの雪のお城、ライトアップが始まる。

 

   黒鉄門から

西出丸から すっかり暮れた 模様はいらない 

   鶴ヶ城内にある笠間稲荷神社、北向きの珍しい神社

石灯篭  明治のご先祖さま寄贈の刻字、雪で浮き上がった。

 

 

静かさに、しばし世のコロナ禍喧騒を忘れひとときを過ごした。

また、現世に戻る。自己を忘れず、自己を見つめながら過ごしていこう。

 

秋に投句した川柳が掲載された。

” ホウの葉と競いて落ちる桐一つ葉 ”

 


太郎山の逆さ霧

2021-01-04 | 日々の生活

                                      【 逆さ霧(「クローズUP撮影日記」より)】

暮れに、忘れていた昔の懐かしい光景が飛び込んできた。

半世紀も前に眺めていた「逆さ霧」だ。

大学の同窓生のブログ「太郎山の逆さ霧」のプレゼントだった。
   【「クローズUP撮影日記」 http://ochanblog.blog67.fc2.com/】

あまりのなつかしさに、コメントを入れた。

その後、メールでたくさんの「逆さ霧」の写真を送っていただいた。

早速デスクトップの背景に貼り付け、懐かしの青春時代を思い出している。

改めてネット検索すると、逆さ霧発生と気象条件の詳しい考察を見つけた。
【太郎山の逆さ霧:http://www2.plala.or.jp/aki_ogawa/trivia/sakasagiri.html】 
   逆さ霧とは:上田市北部にある太郎山(1164.3m)~虚空蔵山(1076.9m)で見られる気象現象で、春や秋の天気の変わり目に、その尾根を超えて滝のように流れ下る層雲のこと。発生の一因として、太郎山は北から流れてくる低い雲のをせき止めるような地形になっていて、上田市側と坂城町側の空気の循環が妨げられ、山の北と南で天気は大きく変わるなどが考えられる。
【フェイスブック「今朝、逆さ霧が見られました」    https://ja-jp.facebook.com/shinshutextiles/posts/962323353786969/】
~ 逆さ霧とは? ~  上田市の北には約9㎞にわたって延びる太郎山山脈があります。この山脈を境に日本海側と太平洋側の気候に分かれ、冬型の気候配置になっても上田は快晴となり、温暖な気候に貢献しています。写真は逆さ霧と言われる現象で、太郎山山脈に雲が綿帽子のように被り、雲が山裾に迫ってくる現象です。春や秋の天気の変わり目で発生することが多く、太郎山山脈によって北から空気の流入が遮られることが一因と考えられています。
【 ユーチューブ  「上田市 太郎山の逆さ霧」   https://www.youtube.com/watch?v=iIbWqeHcalo】

*******************

文武両道を求めて青春時代を過ごした信州、太郎山の上田は我が第2の故郷。

烏帽子岳、湯ノ丸  角間  菅平 根子岳 四阿山   浅間山 ・・・ 周囲の山々へは幾度か登った。

いつも懐かしの魅力あふれる大自然があった。

 


穏やかな年に

2021-01-01 | 日々の生活

    新年明けましておめでとうございます

                                                                    令和3年 元旦  

 

新しい年を迎えた。落ち着いた、穏やかなお正月だ。

静かに雪が  黒竹が雪をかぶる

裏庭のホシミスジを見に 

 

炬燵で、庭に静かに降る雪を眺めながら、届いた年賀状を手に取る。

ひととき、それぞれの人生を思う。

去年今年貫く棒のごときもの”   虚子

いつも時は静かに流れていく。 

今年も、淡々と、穏やかな時の流れを歩みたい。