今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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針の色を直したよの巻

2019年01月26日 17時59分24秒 | ブログ

先日のスピードタイマー角目に刺激されて自分の角目の針の色を直そうと思いましたよ。それと、この文字盤は以前にe-bayで購入したリプロの文字盤なんですが、純正と比べて青色の違いやSEIKO Speed-Timerのタンポ印刷が太い、インデックスの白ラインが無いなどが気になっていました。また、輸出モデルではこのような仕様となっているのか、カレンダー窓が黒く潰されています。国内モデルは銀のヘアラインとなっているので、それを修正してやろうと思いました。で、2枚貼り合わせのプレートを分離しました。

基板は銀のヘアラインで、カレンダー部分にちびっこギャングのようなアイマスクを印刷してあります。リプロ部品は工数を省略しているのが普通ですが、ここだけは無い方が良いということ。そこで、インクを溶かして取り去りますが、基板にはクリアーがコーティングされていますので、それも落ちてしまいますけど、まあ、面積が小さいので無視をします。

針を塗装して取り付けました。それまでの蛍光レッドよりは落ち着いて見えます。国内仕様では、SEIKOと下に5 SPORTSが白地で入るのですが、工程簡略で金色1色とされているので暗い印象となっている。6時の軸穴がズレているのは,文字盤の足の取付精度が悪いため。本来は6時位置のクロノグラフ分表示は10 20 30は黒字で40 50 60は褐色系の字となっている様ですが、リプロでは薄い黄色字(40 50 60)で印刷されていますが殆ど見えません。たぶん、経時で色素が飛んだ文字盤を参考に作られたのでしょう。しかし、今回の文字盤は不良品で、そもそも40 50 60 が印刷されていません。工程漏れですね。これがリプロクォリティーです。もちろん、良品を保証してもらいましたけどね。この文字盤はおまけです。

 現在出回っている文字盤にも、印刷内容が異なっているものも見受けますが、出元は同じ香港辺りの部品商でしょうね。ここまで作れるのなら、多少のコストアップでも、もっと高精度のものを期待しますね。

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