湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/24 茅ヶ崎市市民協働アイデア提案書を出しました

2017-06-25 06:06:07 | 地震津波災害ボランティア

2017/06/24 記
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茅ヶ崎市との協働アイデア提案を申請した。
タイトルは「ティーンズに伝えよう~発災時、君は何をする?」(ティーンズ防災教室)だ。

以下に本文を転載する。市のHPなどでの紹介は「名前を公開しない」匿名とした。私的利益の疑いを消し、公共性を求める意味だ。匿名無責任というなら、公開してもいい、判断は任せるとした。

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提案の主旨

住民活動と市民活動の違いをご存知だろうか。下記に示すと

●住民活動 必要で結びついた地域活動
●市民活動 自発性に基づく任意活動
     災害ボラの場合、活動は短期になる

ということになろう。提案は蓄積した住民活動とは少し存立基盤の異なる市民活動を防災活動の中に生かす内容を持っている。

東日本大震災が生み出した市民活動の価値は、社会的認知をえてきた。

瓦礫撤去・倒壊家屋の整理・避難所運営・物資配給・炊き出し等、仮設移住後生活支援などが、全国から集まった個人・団体・企業によって、創造的に営まれた。

しかし、市民活動としての災害ボランティアは、東日本大震災から6年を経て、活動が風化している。現在では、首都直下型地震や東南海地震が、近未来、高確率で発生する事態を前に停滞している。もう一度初めから市民活動を作り直すのでは、東日本大震災や熊本地震等で培った経験も生かせずリセットされてしまう。

自発性を基軸に進められるがゆえに、長期的な行動、災害待機期に弱い市民活動の事情は、連綿と蓄積してきた地域保全活動としての地域防災活動の、集団避難訓練や救命講習の「必要に基づく活動」とは、様相が違っている。

地域を越えた市民活動の機動性、全国から救援に駆けつけてくれる活動の有用性は、発災時の即応は不得手であるが、防災活動の中に評価し、連携を深めていい。この力が大災害の仮設移住時を契機に衰退していく前に、地元活動に確実に引き継いでいく意識を持って、地元防災活動を育てていく必要を感じる。

今回の提案は、この2つの課題、市民活動の風化を押さえ、災害待機時になすべきことと、発災時の全国からの支援活動の経験継承という課題の前者、発災時、地元からの自発的防災参加の契機を提供する活動を長期的視点をもって、市民活動の視点から、地域防災活動を補佐するものだ。

ここで特徴的なことは、「君はどう考える?」と若者に問う点だ。将来を担う若者に、発災時、自分はこうしようというイメージや、参加の糸口を知ってもらう、出来るだけ現場をみせての研修を準備することだ。これは視点をかえれば、災害待機期のやるべき活動のひとつとして、市民活動に行動提案することにもなる。

 災害待機期の防災活動は、集団避難や救命講習、炊き出し
実習などの活動に加えて、若者の地元災害ボランティア育成
研修を行う。特徴は出来る限り現場を見せて、各自の役割を
イメージしてもらう「その時、君はどうする」という問いを
投げかけることだ。年に数回その都度複数の分科会を実施し、
市の公募・学校等青少年諸団体の協力、協力者の口コミによ
り、各分科会数名以上の子どもを集める。発災時、どう地域
社会につながったらいいかという知識を具体的に残していく。
防災知識と同時に、参加の契機作りを行う。
 今回は消防・議員・関係専門職の現場を知るものの自発的
講師活動に期待し、分科会を任せていく。得意分野を活かす
形を進める。
 運営会議を作り、協働のメンバーが事務や準備・広報活動
を行う。参加した若者の感想レポートを発行する。まずは1年
テスト施行を行い、改善の上、2年目以降継続実施を目指す。


提案者側の関与
研修運営の事務・調整・広報実務を行う運営会議要員を公募で集める、最低数名がSNSなどで連絡を取りつつ、年数回の研修を実現する。市の市民活動サポートセンターや、社協ボラセンに登録されている団体ネットを活用し、呼びかける。


市側の活動要望
研修運営の事務・調整・広報実務を行う運営会議要員を公募で集める、最低数名がSNSなどで連絡を取りつつ、年数回の研修を実現する。市の市民活動サポートセンターや、社協ボラセンに登録されている団体ネットを活用し、呼びかける。

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夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

 

 

コメント
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