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寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2548話) 体調のバロメーター

2017年12月26日 | 活動

 “「天声人語」の書き写しを始めて10カ月余り。いまのところ、まだ続いています。これまではトライから数週間、1カ月、3ヵ月と続かず、何度挫折したことでしょう。今は字を書く機会が極端に少なくなり、やさしい漢字も書けなくて、がくぜんとすることが度々あります。何とか文字を書く機会をつくらねば、と再び書き写しを始めました。
 机に座るのは1日20分ほど。天声人語をゆっくり読み、少し覚え、書き写します。理解して丁寧に書くことを心がけています。
 ところが、元気印の私がこの夏から体調を崩し、家に居ることが多くなりました。具合の悪いときは字が乱れ、良いときはゆったりとし、丁寧にと思いながらも途中で乱雑になることも。体調のバロメーターのようにもなりました。今は1日のこの20分だけは、何としても継続したいと決めています。
 先日、小学生の孫娘が書いている私のイートをのぞき込み、「ばあちゃん、まだ続いているの?これからもがんばって続けてね」と、トンと私の肩をたたいて遊びに出かけて行きました。とてもうれしい余韻を残して。”(12月6日付け朝日新聞)

 名古屋市の主婦・山田さん(74)の投稿文です。体調のバロメーターと言うことでは、先日脈拍の話を紹介したが、今度は天声人語の書き写しの話である。天声人語の書き写しが体調のバロメーターになるのか、ちょっと不思議に思うが、読んでみるとなるほどと思う。体調が良く、余裕があれば字も落ち着いた良いものになろう。逆であれば乱雑になろう。特に間違いである。ボクも天声人語の書き写しを始めて数年になるが、実はほとんど書いてない。毎年今年こそと思うが、その今年も前半は頑張っていたが、後半はほとんど忘れている。言い訳ではあるが、やはり忙しさのなせることである。書き写しはきっちりマスに納めないといけない。落ち着いていない時は、つい独自の書き方になり、送り仮名を間違える。マスが合わなくなって慌てる。1行ほとんどを書き直すことも度々である。書き写しは本当に落ち着いた中でないと難しい。山田さんの言われるように体調のバロメーターになっている。今の忙しさが終わるまで、まだ当分延期になりそうだ。


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