“愛知県では交通事故死者数全国ワーストが続いている。死因の多くは頭を強く打ったことによるものだそうで、高齢者の死亡事故も後を絶たない。私は六年前に自転車同士の事故で頭を強く打った。内出血がじわじわと脳を圧迫したのか、思うように体を動かせなくなってしまい、事故から二カ月後に頭部の手術を受けた。リハビリ生活を強いられ、自転車に乗るときには頭部を守らなければいけないことを思い知った。
名古屋市の条例で十月から自転車賠償保険への加入が義務化された。高齢者のヘルメット着用も努力義務となっている。私は八月に自転車を安全運転するための講習会に参加しヘルメットを購入、自転車を整備して賠償保険に加入し九月からヘルメット着用でハンドルを握っている。しかしヘルメットをかぶって自転車に乗る大人はほとんど見ない。最初は恥ずかしかったが、あごひもを締めると気持ちも引き締まるのでお勧めだ。”(10月29日付け中日新聞)
名古屋市の鬼頭さん(男・69)の投稿文です。自転車にヘルメットは、子供はキチンと付けているのに、付けた大人はほとんど見たことがない。ほとんどと言うより、全然であろうか。ところがボクは被っているのである。
老人クラブ連合会長になり、町内を走り回ることが多くなった。町内は狭い道である。車より自転車の方が便利である。そこで今年6月に自転車を買い換えた。この話を知人にしたら「ヘルメットを被りなさい」言われた。この知人の知り合いで、鬼頭さんと同じように自転車で転倒、頭を打って、障害者になってしまった人があるというのである。鬼頭さんはほとんど回復されたようであるが、その人は生涯不自由されたようである。ボクはすぐに実行した。恥ずかしさはない。見本を示す気持ちである。今頃「今日も老人会長がヘルメットを被り、走っていく」と話題になっているかも知れない。ヘルメットを被った大人は全然いないのだから。全く鬼頭さんの言われるとおりである。高齢者の自転車と車の事故は増え続けているのだ。
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