寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2434話) 地域の絆公民館で

2017年04月24日 | 活動

 “私が勤める公民館は、地域の生涯学習や交流の拠点として各種講座を用意していて、年間二万人余が利用します。身に付けた素養を活用してもらうと同時に、世代間交流を目的に、ボランティア実践チームをつくろうと準備しています。
 これまでも地元の高校生や大学生ら若者とお年寄りがお互いに教え合い、学び合う機会を設けました。その取り組みを発展させ、さらに地域の結び付きを深めたいと考えています。チャンス、チャレンジ、チェンジ、チャリティー、コミュニケーションの五つの英語の頭文字から「5Cクラブ」と名付けました。各参加者の持ち味や得意分野を生かして活動したいです。培った地域のつながりは、災害時にもきっと役立つと期待しています。”(4月5日付け中日新聞)

 三重県鈴鹿市の公民館館長・杉谷さん(男・74)の投稿文です。公民館と言っても、市町が運営するものから、町内の会合位にしか使っていない公民館もあります。杉谷さんが館長を務められる公民館は代表的に立派な公民館でしょう。ボクの市にこれだけの活動をしている公民館はあるのでしょうか。ボクも2年ほど、公民館長がおられる公民館の役員を務めたことがありますが、これほどの活動はなかった気がします。特に若い人が活動するような場は少なかった気がします。公民館の維持にはかなりな経費を必要とします。維持費に見合う程の活用がなけねばいけません。それこそ箱物行政と言われてしまいます。皆で知恵を出し合い、協調し合って活用して欲しいものです。
 ここでボクが問題としたいのは、町内の公民館です。ボクの町内の例を取れば役員の会合くらいにしか使っていなくて、ほとんど空いています。宝の持ち腐れです。ボクは以前から問題にしていましたが、活用は進みませんでした。今年町内の老人会会長を引き受けました。この機会にと、先日の第1回役員会で、サロンの場として活用することを提案しました。そして、運営委員会も発足することになりました。実現に頑張ってみたと思っています。そして面白いことに、ボクが会長になって、公民館で健康体操をしたいという申し出がありました。老人会としても協力しましょうと約束しました。そして、先の役員会で提案し、これも了解されました。どんな発展になっていくのか、楽しみになってきました。