模型は2週間ほど触ってません。今回は模型の「も」の字も出ません。しかも写真は35枚以上なのでジャンル的には?かも知れません。
私のもう一個の趣味音楽ジャンルの記事になります。しかも模型記事はあっさりな私としては文字数も相当なのと写真も40枚でして。。。。
数年前から70年代から80年代初頭にかけてのラジカセを蒐集しています。今更ですが2年前にオクで購入したサンヨーの「BigBen」。
この機種は83年頃のものでして、当時の私は秋葉原「シントク電気」というの電気店の店員でした。
83年頃というと時代はミニコンポ全盛期。ミニコンポというのは左右43cmという単体オーディオ(通称コンポサイズ)とは違い
いわゆる「レコードジャケットサイズ」の左右30cmをわずかに超えるオーディオシステムです。
これは一つのメーカーでプレーヤーからカセットデッキに至るまでデザインも統一されたものでフルセットで20万円はするような構成。
ソニー、ビクター、オンキョーなどの音響メーカーがこぞってラインアップしてました。
当時の私はラジカセ期を飛び越えて単体オーディオを毎月の給料から地道に揃えていく(社員販売で若干安く買えました。)のに夢中になっていたので
ラジカセ売り場にいって「最新機種」をチェックするくらいの状況でした。
その時期の巨大ラジカセです。左右60cm超、天地も40cm超です。当時のラジカセ売り場で音出しして凄いな!と感じました。
当時のラジカセはダビング時代の始まりでダブルカセット全盛期。
にもかかわらずシングルカセットに3Dシステムという20cmのサブウーファーを備える超本格的な佇まい。
また、テクニクスの「コンサイス」をイメージするスピーカーなど今の目で見るとニヤリとさせる構成。所有感の満蔵度は非常に高いものです。
ミニコンポ全盛期の機種であり、当時の「ヒョエー」な販売価格ということも災いしてかめちゃくちゃ売れたラジカセではありません。
そのせいか30年以上経った今ではオクでもほぼ出品もなく、ここ3年で把握している限りでは3台。
3Dシステム前の金属製ネットが外れやすく欠品しているものもあったりと出てくるだけでも珍しいという感じでした。
私が購入したのはネットの欠品もなく見た目は極上。
しかしながらカセット部は不動でヘッドが上がりっぱなしという「通電しっぱなし。電源コードの抜き差しでオンオフ」という現状です。
もっぱらiPodで聞いているので問題ないといえば問題はありませんが、ヘッドが上がりぱなしということはカセットテープが挿入できないので
ディスプレイとしての見た目はちょっと華がありません。(ちなみに落札価格は・・・当時の販売価格のちょい低め程度でした)
先週、友人古沢さんから「こんな展示会やってますよ」とメールをいただきました。全然知りませんでした。
今週は子供の学校の関連した頼まれごとで奥さんともども午前中顔を出さねばならず、空いているのが今日だけということで
学校に行ったあと奥さんを引き連れて池袋のパルコミュージアムまで繰り出しました。(チビが帰ってくるまでの3時間の強行)
ワクワクしながら入場します。
入ってすぐにディスプレイされているのが世界初のラジカセ。アイワのTPR-101(1968年製)。
どの世界のプロダクトでもそうですが最初に発売された製品がその後しばらくのフォーマットとなる形ですね。
左にカセット部。右のラジオという基本の形がこの時点で確立されています。(カセットは逆倒立型)
今回の記事の写真は時代感を出すべくフォトショでコントラストバリバリのハイキーでお送りします。
展示品はカテゴライズされてディスプレイされています。緑のこのあコーナーはラジカセ草創期から80年代頭まで。たまらない佇まいです。
ソニーCF-6500ジルバップ。私は木製キャビネットのCF-6600を所有しています。原音に忠実でデザインもいいラジカセです。
ソニーCFS-D7。通称Sir-lllも所有しています。現役当時シャープのザ・サーチャーとどっちを買うか迷いに迷った機種。
赤のコーナーは80年代中頃の軽量でダブルカセットのカジュアルなラジカセコーナー。
この当時はオーディオ担当から外れてラジカセ販売担当になっていた頃で売りに売りまくった商品。
これはサンヨーのU4でうちの奥さんが高校時代に持っていたもので色もまったくコレだ!と興奮してました。
この頃のカタログはイメージ時代。女性タレントを採用して商品は控えめですね。
私はミニコンのプロモでシントクにやってきた荻野目慶子(お姉さんの方)と一緒に撮った写真を今でも大事に保管してます。
青コーナーはデザインにふったプロダクト。これはニューヨーク近代美術館にあってもいいんじゃない?と思わせますね。
発売年不明のこんなのとか。
これも発売年不明のこれとか。どんな音がするんでしょうね?
さっきの赤コーナーのタレント時代の前は「汗臭くて脂っぽい」時代でした。これらカタログも中坊時代集めたなぁ。
丸囲みは最初に紹介した「BigBen」です。今回の展示会では残念ながら現物はありませんでした。
このコーナーはヒップホップカルチャー「Wild Style・キースへリング」期ですね。
赤丸囲みはSie-lllと迷ったあげく購入したザ・サーチャー。ワイルドスタイルのパネルと並んで「竹の子族」のパネルにちらっと写ってました。
今狙っている東芝ボンビート。独自のノイズリダクション「アドレス」の薄いグリーンがかっこいいんだ。
とプラモにもなったパイオニアのSK-900。4つのスピーカーが泣かせますが実際には左右2個だけが音出しで内側2個はサブの役割。
スピーカーコーンの茶色の変色が持病です。(これらはBigBenが手に入ったのでギリギリ踏みとどまってます。)
シャープのザ・サーチャーのとんでもない機種。さっきの赤丸も写ってます。
これこれ。ヒップホップカルチャのアイコンですね!こんな巨大なのを単一電池満載で肩に担いでズンドコやって来るんですから。
今なら60型の液晶テレビを持ちながらやってくる?(そんな奴いないか)そんな重量感じゃないでしょうか?
BCL時代。カワセミの声を知っていますか?ベリーカードとか。これも中学時代何人も持ってた。
まるで無線機のようなデザイン。ソニーはこの時期「ラテカセ」のジャッカルとかデザインは抜きん出ていた。
レコードも聞けるラジカセ。これはシャープだけどダイアトーンのがあったなぁ。売れたのかなぁ。
カセット周辺の展示も充実してました。80年代まるだしの富士カセットプロモアイテム。
よく取ってあったな!なアイテムの数々。
玉石混淆のカセットたち。チープな(音質最悪だった)ものに懐かしさを感じる。
憧れのフェリクローム(ソニーと幾つかのメーカー以外は使えないけどね。)
我が人生で最初に買ったもらったカセットレコーダー(ラジカセにあらず)と同時に買ってもらったスコッチのテープ(泣)
磁性体に不安のあったBONテープもあったです。
本家ソニーに対して。
パクリ天国バンザーイ。いい時代なぁ。
本家ソニー。
おいおいwww
夜な夜なテレビのニュースを見ていると「レコードブーム再燃」とか「今カセットテープに注目」とか紹介されるようになってきました。
くるくる回るレコードの見た目。カセットテープの可愛らしい存在感。とか我々が当時感じなかった雰囲気に新鮮さを感じているようですね。
そういえば3年くらい前にレコードをマックに取り込んでいそいそデジタル化していた頃、
当時小3だったチビが「なんだこれー」ってレコードを初めて見た衝撃と黒い板から音が出ているのに見てびっくりしてました。
今の住まいに引っ越してくる時にカセットを聞く環境(機材)ではないな。と数百本の所有カセットを処分してしまいました。
今思えば中学校から20歳位までFMレコパル片手にエアチェックしたものが大半で、凄ーーーーーーーーーーーーーく後悔してます。
夜9時位から夜中1時くらいまでラジカセの前でポーズボタンプルプル押しながら毎日座っていたこと。今やるか?と聞かれれば「できません」です。
それだけに捨てちゃったのは残念でたまらんですね。レコードはさすがに全部所有してますけど。
物販コーナーではカセット型メモ帳やデザインアンダーグラウンドが発売しているカセットテープにグリーンのハーフが綺麗なカセットテープ。
カセット柄のがま口に買いそびれていたムック本も購入してきました。
カセットテープは所有のラジカセが全て不動なので使い道ゼロ。BigBenにも装着できないのが残念です。
カセット柄がま口は、今では使っていないiPhone 4のケースと酷似していて即購入してしまいました。
嫁さんと一緒だった手前、滞在時間20分ほどでした。一人だったら余裕で2時間は居れたはずです。12月27日まで開催しているのでもう一度行ってこようかな。。
展示会の後は西武百貨店の屋上でウドンを食べてきました。
なにやらチュンチュンするなと足元をみたらスズメが寄ってきました。写真は3羽だけど最大8羽キタ。
ウドンをポイっとやったらパクパク食べ、腹一杯になったらとっとと姿を消しました。場馴れしたスズメだったな。
意外や見たことのないものばかりでした。
それにしても凄いものがあったんだと再確認しました。
カタログ類や膨大なテープ類を一つ一つ見ても楽しめますね。
最初に買ったSONYのをオクで探します(笑)
おはようございます。
100台を超える展示品は壮観でしたね。
教えてくれてありがとうございました。(アンテナ張ってないとダメですね)
もっと時間があればカタログとか紙モノのチェックも仔細にチェックしたかったです。
カセットのデザインも今見ると愛おしいものばかりで全てアップで写真撮りたかったくらいです。
お探しのは確かCF1300ですよね。。出るかなぁ・・
こんばんは。全然詳しくないですが、ラジカセとかコンポとか惹かれるものがありますよね!
男の趣味というか何というか…。最高です。
最近このような昔を振り返る展示会がたくさん開かれていて、うれしい限りです笑。
お袋とデヴィッドボウイ展に行こうか、なんて言ってます。
思い出深い展示会に、去年の夏に『70s バイブレーション!』展というのがありました。
そこでymoのホンモノのシンセ見て以来、ハマっております。
僕もなかなかプラモ触る時間がありません。
少し早いですが、良いお年をお過ごしください!
こんばんは。
厨二病発症以来40年近く。当時はカタログを集めては「お年玉」貯めて何を買うか!と悶々としてました。
最初に買ったラジカセはソニーの20600円のもので
高一の時にバイトで買ったのが89800円のシャープのデカラジカセでした。
その後コンポへと進み、結婚してからは場所を取ってしまい全て処分。かろうじてミニミニコンポ(現在も所有)は生きてましたが気軽に聞けるものをとiPod周辺器機を探すもどれもピンと来ませんでしたねぇ。
ということで数年前から往時のデカラジカセ蒐集に走ってます。
とはいえ幾つも持っていてもしょうがないので今は3台を2ヶ月ごとに(通電は長持ちさせる秘訣)入れ替えて楽しんでます。
私は60・70年代から80年代の音楽しか聞かないので、それぞれしっくりくる機種で鳴らしてます。
全くの主観ですが90年代から現在に至るまで音楽的にはあまり進んでいないように感じてます。
若い人がバックトゥザ80sにはまるのがよくわかります。新しい音が生まれまくってた時代ですからね!
YMOのシンセはムーグ、プロフェット5に箪笥とか今見てもメカメカしていて萌えます。アナログシンセも今聞くと柔らかく温かい音がするんだよね〜
今年は受験お疲れ様でした。来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を!
当時TYPE3はソニーのDUADとデンオンのDX-5あとはドイツのBASFの3種が主に流通していましたが、テープ長のバリエーションが豊富なDX-5をメインで使っていた記憶があります。
メタルが出てきても特に出始めの頃のメタルの音が好きになれずTYPE3ばかり使っていました。
後はポジション自動の機材ではダメですがTDKのTYPE1ですがアビリン系磁性体が使われたAR-Xを録音時にTYPE3でバイアス調整も行うという荒技もあったりします。(当然再生時もTYPE3で行います)
TCK-777ESは使っていた頃の最後にオーバーホールに出して(ついでにヘッドは777ES2の物にアップグレード)しましたが元箱に放り込んでそのままの状態なので、動作するかは怪しいですw
ラジカセが欲しくなってきた昨今新品でまともなテープ再生出来るのはレビューを見ても無さそうなのが残念です。
おはようございます。
私もTCK-555ESを所有しておりました。777ESのきめ細かいレベルインジケーターや性能に憧れましたが
当時は秋葉原の電気店のオーディオフロア就職して間もない頃、毎月の給料がでてアンプ、スピーカーと徐々に揃えていた時期だったので
すっぱり諦めました。
中学生時代に黒被覆に金文字の「DUAD」に憧れ続けたものの、時代はメタルテープ全盛期。結局使わず仕舞いでした。
AR-Xにバイアス調整とかの裏技もすごいですね!これは目からウロコです。
3ヘッドデッキならモニターで好みのバイアス調整後の音を確認できた時代ならではですね。
と、、気になってネットで調べてみたらカセットデッキって新品でほとんど売られていないのにびっくりしました。
555ESが壊れ、その後に購入したのがセンターにカセット部がある後継機種でした(シャンパンゴールドの筐体にがっかり)
これはほとんど使わずに弟の家の押し入れに今も眠っています。17〜8年通電していないのでおそらく使えないでしょうね。。
最近電気店に媒体を買いに行った時にラジカセコーナーを覗きましたが
丸っこく、ファンシーでとても軽い機種ばかりで「あーあ」と感じました。もう語学とか簡易カラオケマシン専用となっている。
カセットテープ自体もそれ専用の低価格製品しか在りませんし。
自分のライブラリを再生するのであればオークション頼みになっている状況。
趣味で修理して完動品を出品している方もいらっしゃるし価格は新品時と変わりませんがパーツもでてこない状況を考えると高くないかもしれませんね。
私は結婚・引越しのタイミングでコンポオーディオとカセットコレクションを全て処分してしまいましたので現在所有のラジカセはiPod接続で聞いています。
CDも売れずに配信に取って代わりスマホで聞く時代になってはいるものの、古いラジカセでデータ再生で少しは「佇まい」の維持にと頑張っているところです。