慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「ファット・スタディーズ」「マイノリティ〇マジョリティ✖の社会正義」

2024年03月18日 | 社会
🌸社会正義の奇妙な理論3

肥満は自己責任なのか
 ☆物象化ポストモダニズムがどれほど奇妙な理論か
 ☆「ファット・スタディーズ」の例
 *日本とアメリカでは「肥満」の定義が異なるが
 *170cmの平均的な日本人男性では、体重100キロを超える
 *ファット・スタディーズでは、肥満で社会的構築物だとされる
 ☆肥満への嫌悪は、同性愛者やトランスジェンダーなどへの
 *社会的な嫌悪と同じとしている
 ☆アメリカでは「全米ファット受容促進協会」が設立されている
 *本格的に肥満者の権利運動が展開されている
 *ボディポジティブ運動が「太った身体」の受容と賞賛を目指し
 *「全サイズ健康運動」はどんなサイズの身体でも
 *健康でいられると主張している
 ☆肥満についての否定的な意見
 *人種や性別、性的指向などへの否定と同様に
 *変更不可能な属性に対する偏見になった
 ☆肥満者の権利運動
 *ファット・スタディーズで、批判されるボディポジティブ運動
 *「集合性ではなく個人性を強調する」からだ
 *差別の元凶となるのはあくまでも社会に埋め込まれた
 *権力関係で、差別されている個人が問題なのではないとする
 ☆ボディポジティブ運動は
 *「自分の身体を愛し満足するという責任」を個人に負わせている
 *「責任化」は、同性愛者を差別する社会を放置したまま
 *同性愛者に「もっと自分を愛しなさい」と説教するのと同じだ
 *この主張に危ういものがある

アメリカには同性愛者を強制的に「治療」した歴史がる
 ☆それはときにきわめて残酷なものになった
 *現在では性的指向は治療対象ではないとの理解が広まった
 ☆肥満差別を同性愛差別と同じだとすると
 *肥満への「治療」も否定すべきだということになる
 ☆体重の遺伝率は身長とほぼ同じで
 *大りやすいかどうかはかなりの程度、遺伝で決まっている
 ☆肥満者を「意志が弱い」「やせる努力をしていない」と見なすこと
 *差別的だが、肥満を放置しておいていいということにはならない
 ☆あらゆる医学データが
 *肥満は喫煙と同等かそれ以上に健康を損ね
 *寿命を短くすることを示しているからだ
 ☆ファット・スタディーズでは
 *「肥満が危険で治療可能な医学的状態なのだという研究すべて」を
 *ファットフォビア的だと見なし
 *肥満者が医療支援を拒否し、
 *「肯定的なコミュニティ」の″知識”を受け容れるべきだとする
 *これは、肥満者の利益になっているのだろうか

マイノリティは正しく、マジョリティは間違っている
 ☆同じ論理は障害者研究にも登場する
 *問題なのは障害者個人ではなく
 *健常者を「正常」、障害者を「異常」と見なす
 *「健常者主義」なのだから
 *治療や治癒の試みは拒絶すべきだと主張される
 ☆奇妙な、そして有害な論理のねじれが、
 *人種差別や性差別、性的少数者差別など、
 *≪理論≫が取り上げるあらゆる領域に見られ
 ☆差別されている「被害者」を支援するよりも
 *むしろ問題の解決を困難にしていると批判している
 ☆《理論》は難解な哲学用語を駆使するが、
 *それだけでは社会運動として大衆を動員することはできない
 ☆その結果、必然的に
 *「差別されている者は正しく、差別する側にいる者は間違っている」
 *極端に単純化された善悪二元論に陥ることになる

具体的な例
 ☆「批判的人種理論」では白人は「白人」であるというだけで
 *人種差別の罪(原罪)を生涯背負わなければならない
 ☆「交差性」では、多く差別されている者がより大きな正当性をもつ
 ☆白人女性のフェミニストよリブラックフェミニストの言葉が重視される
 ☆黒人女性の同性愛者はより大きな「正義」を主張できる
 ☆「思想(理論)」というより感情的な反発に思えるが
 *それが大きな影響力をもつようになったのは
 *誰もが直観的に理解できるからだろう
 *右派の陰謀論に不気味なほど似ている
 ☆キャンセルカルチャーが「現代の魔女狩り」と呼ばれるのは
 *比喩ではなく、そこにある種の″宗教的狂気”を感じるからだろう
 ☆日本ではこれまで
 *「社会正義」はリベラルな団体・知識人が担ってきた
 *そのため《理論》もリベラルな主張だと思われているが
 *アメリカでは、「レフト」が社会正義を掲げてリベラルと敵対している
 ☆キャンセルカルチャーが掲げる「社会正義」はきわめて複雑だ
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『読み解く世界史の深層』『CHATGPT』




「ファット・スタディーズ」「マイノリティ〇マジョリティ✖の社会正義」
(ネットより画像引用)
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「アイヌ・沖縄の家族」「双処居住型核家族」「アルカイック」

2024年03月18日 | 社会
🌸日本史の謎1

日本は「家族システムの起源』の例証サンプルである
 ☆日本の家族の歴史
 *トッドが新しく打ち出した理論モデルを強固に支えている
 *日本は、トッドの新しい理論モデルにあてはまるサンプル・ケース
 ☆トッドの日本の直系家族に関する研究
 *北東部の農村の研究で、その構造がより明らかにされた
 *基層部に原初的な核家族形態を残しながら
 *上から直系的な原則が導入されたために
 *北東部の家族形態は不思議な複合的形態を取るに至った

⛳日本の家族システムとその推移
 ☆日本列島で最初に確認できるのは
 *起源的核家族のなかでも、最もアルカイックな双処居住型核家族
 (アルカイック、古風で素朴)
 *トッドの新理論どおり、アイヌと沖縄に痕跡を見ることができる
 ☆アイヌは横軸(兄弟姉妹の連合)が強く、
 *一時的双処同居あるいは近接居住を伴った核家族だった
 *周縁部にのみ残されている最もアルカイックな家族類型
 ☆沖縄は、双処居住のアルカイック・タイプ
 *中国の父系制と父方居住の影響下で
 *母系制と母方居住が反動形成された形になっている
 ☆双処居住型核家族の隠れた基層の上に
 *父系制と父方居住のさまざまなパターンが乗って
 *地域や環境でヴァリエーションをつくっていったのが日本列島の家族
                       (敬称略)
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⛳出典、『読み解く世界史の深層』

                       (アイヌの家族)
                   (沖縄の家族)

「アイヌ・沖縄の家族」「双処居住型核家族」「アルカイック」
『読み解く世界史の深層』記事他より画像引用)
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「田中角栄」「ロッキード事件」「昭和の院政」

2024年03月18日 | 歴史
🌸田中角栄、独特の魅力を持った男

光と闇を持った政治家田中角栄
 ☆田中角栄は、良くも悪くも昭和を代表する首相の一人
 *高等小学校しか出ていないが、首相の座にまで上り詰めた
 *サクセスストーリーを地で行った人物である
 ☆彼は国民から絶大な人気を集めた
 *「今太閤」「庶民宰相」などともてはやされた

 *田中は、一度も落選することなく約43年国会議員だった
 ☆田中ブームに沸いた就任当初とは違い
 *後年はダーティなイメージがつきまとう
 *巨額の金と強力な人脈を利用して、長い間日本の政治を操っていた

田中角栄、ロッキード事件で失脚する
 ☆田中に関する金銭問題は数々ある
 *最も注目を集めたのは「ロッキード事件」
 *戦後最大ともいわれる疑獄事件
 *事件の第一報はアメリカからもたらされた
 ☆ロッキード社のコーチャン副会長の証言によれば
 *多くの資金は、政府高官ヘの政治献金として使われた
 *政財界に影響力を持っていた政商の小佐野賢治
 *小佐野は田中の親友で、田中をバックアップしていた男
 ☆東京地検特捜部は田中の関与が濃厚だと見て捜査に乗り出した
 *全日空に働きかけを行い5億円の賄賂 を受け取つたとされた田中
 *前首相の逮捕という前代未聞の事態を招いた

田中角栄、事件の後も力をふるい続ける
 ☆どれほど大きなスキャングルにまみれても
 *つぶれないところが彼のしぶとさだ
 *権力への執着はさらに強くなったといえるかもしれない
 ☆彼自身は事件発覚後に自民党を離党していたものの
 *党内ではその後も田中派が大きく幅をきかせていた
 ☆田中はもう一度トップに返り咲くという野望を胸に秘め
 *彼らを裏から操り始めた
 *大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘と息がかかつた人物を
 *次々と首相に就かせた
 ☆田中のやり口はまさに昭和の院政ともいえる
 *地元の新潟県では事件後も根強い人気があり
 *晩年、病に倒れてからもトップで当選していた
                       (敬称略)
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⛳出典、『日本史の黒幕』

「田中角栄」「ロッキード事件」「昭和の院政」
(『日本史の黒幕』記事より画像引用)
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