慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「会田作品犬」「国際芸術祭あいち」「社畜回廊」

2024年03月05日 | 社会

🌸会田誠キャンセル騒動(1)

 

 ☆森美術館で開催されていた個展

 *「会田誠 天才でごめんなさい」の一部の展示作品が

 *「残虐な児童ポルノで下劣な性差別であるとともに障がい者差別」

 *「女性の尊厳を著しく傷つける諸作品の撤去」の抗議文が出された
 ☆会田誠は現在、日本でもっとも著名な現代美術家の一人

 *森美術館は、日本でもっとも有名な私立美術館のひとつ

 ☆大々的に的に行なわれた個展への市民団体からの抗議

 *美術関係者のあいだでは大きな注目を集めた

 

四肢を切断された全裸の美少女

 ☆会田にとってはじめての大規模な個展だった

 *会田の作品に展示を躊躇させるものがあるから
 *「美少女と残虐性、 エロスとグロテスク」をまとめてる

 ☆問題となったのは「犬」と題された作品

 *四肢を切断された全裸の美少女

 *鎖のついた首輪をはめられ

 *大のようなポーズをとっている
 ☆民団体は、会田のこれらの作品に対して批判を行なった

 ①作画によるあからさまな児童ポルノである

 *少女に対する性的虐待、商業的搾取である
 ➁ 少女=女性を全裸にしたうえで

 *四肢を切断し首輪をつけて大扱いすること

 *女性を、人間以下の性的玩弄物、性的動物として扱う
 ③これらの作品は、「四肢欠損などの身体障がい者」に対する

 *差別と侮蔑の行為である
 ④森美術館のような公共性をもった施設

 *「二重三重に差別的で暴力的である諸作品」を展示することは、

 *「差別と暴力を社会的に公認し正当化することである

 *障がい者に対する侮蔑と差別を積極的に推進する
 ⑤作品のなかには少女の局部を描写しているものもある

 *刑法の「わいせつ物頒布罪」「わいせつ物陳列罪」の可能性もある

 ☆抗議に対して森美術館、館長名の「回答」で

 *「現代美術は、評価の定まら視点から登場する」としたうえで

 *美術館の意義は、美術を通し

 *「対話と議論の契機」を生みだすこであり

 *今後も様々な現代美術の作品を、広く社会に紹介し

 *議論と対話の基盤となる役割を果していきたいと
 ☆会田の個展は変更されず、当初の期日まで行なわれた

 

プラットフォームヘの抗議

 ☆会田誠の個展へのキャンセル運動

 *抗議の対象は作品を制作したアーティスト本人ではなく

 *展示した美術館だった

 ☆市民団体は話し合いの場に会田の出席を求めておらず

 *作品の意図を直接、説明する機会は作家に与えられなかった
 ☆リベラルからの抗議が「表現の自由」に

 *一定の配慮をしなければならないからだろう

 ☆作家を相手に議論すれば

 *「この表現には芸術としての必然性がある」と主張される

 *抗議者は、表現の自由を抑圧する側になってしまう

 ☆プラットフォーム(美術館)への抗議は

 *こうした事態を避ける戦略的なものだった

 ☆「国際芸術祭「あいち」」で企画された

 *「表現の不自由展。その後」
 *慰安婦像「昭和天皇の写真を燃やし、灰を足で踏みつける」

 *映像作品が展示で、大きな政治・社会問題に発展した

 *ここでも作品を制作したアーティストはほとんど無視され

 *主催者である大村愛知県知事に批判が集中し

 *リコールを求める署名活動に至った

 ☆選挙管理委員会に提出された署名のうち8割以上

 *偽造されたものだとして、関係者が逮捕される事態になった

 ☆自民党を中心に保守派の政治家が展示に強く反発したため
 *補助金は補助金を全額不交付にすることを決定した。

 ☆品川駅で「今日の仕事は楽しみですか」というバナー広告
 *SNSで「社畜回廊」と写真付きで紹介されて炎上した事例

 *プラットフォームであるJR東日本ではなく

 *広告を出稿した企業に抗議が殺到した

 *「表現の自由」の問題でなければ、制作者が批判される
 ☆右でも左でも、キャンセルカルチャー

 *道徳的なものというより、政治的な運動である

                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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「会田作品犬」「国際芸術祭あいち」「社畜回廊」
(ネットより画像引用)
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「トッドの理論」「人類史のルール」

2024年03月05日 | 社会

🌸トッド理論のあらましを知る3

 

⛳四類型が互いに影響しあいながら歴史は変容している

 ☆多様なイデオロギーや思想、文化を生み出していく
 ☆その変容の過程において、親子関係、兄弟関係のほか

 *重要なパラメークとして作用するのが、「識字率」と「出生率」

 ☆識字率
 *トッドは、男性の識字率が50%を超えると社会変革への気運が生まれる

 *女性の識字率が50%を超えると出生率が下がり、社会が安定する
 *女性の識字率が50%を超えた時点

 *トッドは「テイク・オフ」と呼ぶ

 ☆出生率(合計特殊出生率)
 *一人の女性が一生のうちで産む子どもの平均人数

 *トッドは、女性の識字率が50%を超えると出産調節が始まり

 *出生率が下がる

 *女性の識字率と出生率(合計特殊出生率)の相関関係が一致する

 ☆内婚制共同体家族であるイスラム圏と、
 *核家族が崩れたような東南アジアのアノミー家族では

 *後者の方が女性識字率が高いのでテイク、オフも早まる

 *日本の2015年の出生率は1、45でしたが

 *直系家族地域では出生率が総じて低くい
 ☆日本や韓国やドイツで問題となっている少子高齢化

 *家族類型に内在する問題であることがわかる

 

🌸トッド理論で世界の謎が解ける~人類史のルール~

 

 ☆筆者がトッドに興味を持ったのは「集団の無意識」への関心
 ☆個人は一人ひとりはっきりと覚醒しているが、集団となると

 *個人が覚醒しているのとは裏腹に集団は深い眠りに入る

 ☆資本主義が発展していくと

 *眠りは深くなり、集団はそのなかで夢をみる

 ☆「集団の無意識」を解き明かすには

 *こうした夢の形象について考えなければならない
 ☆トッドの著作をすべて読み、家族類型、女性識字率が

 *人類の無意識を解く最も重要なパラメータと意識した

 

人間は個人の意識だけで生きているのではない
 ☆人類史を動かしてきたさまざまな集団の無意識に

 *個人も強く影響を受けている

 *集団の無意識を意識化するのは非常に難しい
 ☆トッドの家族理論を知ると、歴史の見方も大きく変わる

 *ある程度は未来予測も可能になる

 ☆トッドの家族四類型のチャートを、何度も参照しながら

 *本書を読み進めていってください

                       (敬称略)
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「山県有朋」「徴兵制」「教育勅語」「派閥」

2024年03月05日 | 歴史

🌸派閥で政治を支配した山県有朋

 

山県有朋は、軍国主義の基礎を築いた

 ☆明治政府の近代化を推し進めていくなかで

 *スローガンに掲げたのが「富国強兵」だ
 *強兵の部分に力を入れた中心人物が山県有朋

 *彼は二度の首相経験を持ち

 *政界で大きな力を有した長州出身の政治家だ
 ☆奇兵隊にも参加していた山県

 *武芸で身を立てようと考えていたようだ
 *政治に身を投じてからもその体質は変わらず

 *軍備の強化に心血を注いでいる

 ☆四国艦隊に占拠された長州軍の下関砲台事件

 *山県は必要以上に軍部の力を増大させ支配した

 

山県は軍部を意のままにした

 ☆山県が強力に推し進め、実現させたのが徴兵令
 *彼は満20歳以上の男子全員に徴兵の義務を課した
 *新たな負担を強いられる国民や

 *仕事を失う士族から反発の声が上がった

 *山県は反抗する者を弾圧して新しい日本の軍隊を作った
 ☆山県は、明治15年には「軍人勅諭」を発布させる
 *軍隊を天皇の直属とし、政府を介さずに

 *天皇から直接軍人に命令を下すことができる内容

 *天皇から参謀本部へと指令が出されるシステムが完成した
 ☆軍人勅諭は天皇の名で出されていたが

 *草案は山県の指示で彼のブレーンである西周らが作成した
 ☆勅諭では、名目上は天皇が軍隊の最高司令官

 *実際は山県が権威をかさに着て

 *軍部を自分の意のままに牛耳ろうとした

 ☆天皇は軍部の人事でさえ口をはさめなかった

 

山県は、派閥をつくり自分の勢力を伸ばす

 ☆山県は容易に人を信用しない性格だった

 ☆政党政治を嫌っていた彼は、官僚制度の拡充を図る

 *門閥や私的なつながりに左右されずに

 *試験で、官僚に取り立てるシステムを構築した
 ☆山県は、育成した官僚で周りを固め

 *自分の思い通りに政治を動かしていく

 

⛳山県は、武力と政治力の両方を手に入れる

 ☆山県は軍人政治家としては初めて首相の座についた
 *軍隊と政治の両方を掌中に収めた

 ☆伊藤博文と山県同じ長州出身で年齢も近かった
 *伊藤に比べると山県の評判は良くない

 *現代に至るまで山県の人気は低い
 ☆山県は、国葬になったにもかかわらず

 *彼の葬儀に訪れた一般人はほとんどいなかった
 ☆山県は、官僚や軍人を中心にして

 *自分の息がかかった者を重用し

 *「山県閥」ともいわれる一大派閥をつくり上げた

 *政界に対し大きな影響力を持ち続けた
 *表面的には大きな求心力を持った偉大な政治家だった

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