人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

甲斐の旅 ーー 東光寺 ーー

2017-09-04 20:33:56 | 日記

甲斐善光寺から10分位歩いたところに東光寺があります。臨済宗妙心寺派のお寺。寺の縁起には、武田信玄が臨済宗妙心寺派に帰依し、京都五山に倣い「甲府五山」(長禅寺・東光寺・法泉寺・能成寺・円光院)を開いたとあります。

そしてこのお寺は、建長寺の開山 蘭渓道隆とも関係があるとのこと。あの蘭渓道隆は元寇の際にスパイの嫌疑をかけられ甲府に配流されたとありました。鎌倉幕府5代執権 北条時頼の信頼の厚かった禅僧。日本は蘭渓道隆などの渡来僧から中国や蒙古の情報を入手していたと思っていましたのでちょっと意外でした。

山門をくぐり真正面に仏殿があります。この建物は山門、鐘楼とともに第2次世界大戦の甲府大空襲時も焼失を免れ、解体修理されたのち今の美しい姿になりました。また庭園は蘭渓道隆が造ったと伝わる池泉鑑賞式庭園で、大小の石が上手く配されています。全てによく手入れされており、気持ちよく拝観させていただきました。

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甲斐の旅 ーー 甲斐善光寺 ーー

2017-09-04 13:56:30 | 日記

甲斐の旅の続きです。場所は甲州市から甲府市に移りました。6月に甲府市の小学生をガイドしましたが、説明資料の中の甲斐善光寺にある源頼朝像を自慢げに見せたのを思い出しました。国立博物館の頼朝像は有名ですが、なんか整いすぎていて本物らしさに欠けます。写真をみる限りは甲斐善光寺の頼朝像の方が本物らしく見えましたので、一度は訪ねたいと思っていました。

この甲斐善光寺の開基は武田信玄。川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、1558年、本尊の善光寺如来像をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したと寺の縁起にあります。また宝物館には、日本最古の彫像として知られるお目当ての源頼朝像、源実朝像等があり、念願かない拝観させていただきました。

金堂は江戸時代に再建されたもので総高27メートル、奥行き49メートルの巨大な建物です。中には日本一といわれる鳴き龍、お戒壇廻りもでき、有難くお寺をあとにしました。来年の修学旅行シーズンに甲府市の小学生をガイドする機会があれば、お戒壇廻りで鍵に触れることが出来なかったことを話してあげようと思っています。

 

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