人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

鎌倉江の島 七福神 ーー本覚寺ーー

2017-01-10 20:12:22 | 日記

今日1月10日は鎌倉小町の本覚寺の「本えびす」ということで早速でかけました。

本覚寺は日蓮宗のお寺ですが、もとは源頼朝が大蔵に幕府を開いたとき、裏鬼門の守り神として夷堂を建立。その後、一乗日出が日蓮宗に改め本覚寺としました。二代目日朝はのちに身延山久遠寺の住持となりましたが、その際に日蓮の遺骨を本覚寺に分骨、同寺が「東身延」といわれる所以です。境内には夷堂があり、堂内にえびす様が祀られています。もとは夷堂橋の近くに夷三郎社という神社がありましたが、室町時代、本覚寺の創建時に境内に移され、夷堂となったとされています。(『鎌倉の神社小辞典』)

七福神のなかで夷神はひとり日本の神様です。もともと異郷より漂着、来臨する客神(まれびと)である蛭子神です。夷、戎、恵比寿とも表記され、その起源は山幸彦で知られる彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)とも大国主命の長子・事代主命ともいわれています。神話では、イザナギとイザナミの子・蛭子命は三歳になっても足が立たなかったため海へと流されたが、摂津の国西の浦に漂着。かの地で育てられ夷三郎大明神となったとされています。海との関係が深く、初めは漁業の神様でしたが、その後商業の守護神、農民の神様となりました。(『鎌倉の神社小辞典』)

本覚寺の境内では、福娘にお宝ものをいっぱい付けてもらった笹をもつ参拝者のにこやかな顔、景気の良い声が響いていました。サラリーマン生活が長かった私にはあまり馴染みがない行事でしたが、こうしてきてみますと独特な雰囲気がいいですね。

 

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