治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

使い分け

2010-07-25 07:00:14 | 日記
年に三冊でも、数年本を出していると
それなりにバラエティが出てくる。

そろそろ使い分けを考えるようになった。

たとえば6月に呼ばれた京都府・南丹市での講演会。
ここではニキさんから話を引っ張り出すことに専念した。
事前の主催者様とのやり取りから
「This is ニキ・リンコ」という内容がいいだろうなと思ったからだ。
ニキさんも張り切ってしゃべってくれた。
書籍販売もニキさんの本しか持っていかなかった。

先日の茨城の講演では、事前に主催者様と打ち合わせをして内容を詰めた。
ここからの最初のオファーは「保護者でも支援者でもない立場で話をしてほしい」
(これって実はセンスのいいオファーだ)

前もってレジュメを提出し、検討していただき
「治りますか?」系の話を入れたほうがいいかどうかお尋ねしてみた。
入れてほしい、とのことだったので、当日藤家さんの話をして
「治るか治らないかは『自閉っ子的心身安定生活!』を読んでから決めてください」
とお話した。
神田橋先生は「発達障害は治りますか?」のあとがきで藤家さんを「エビデンスの証人」と形容されている。

先週は障害のある方の就労に詳しい方に会いに行った。
持っていったのは「ぼく、アスペルガーかもしれない。」だ。
「毎日学校に行くのは小学生のお仕事です」
こう育てられている大地君の話をした。
就労の現場を知っている方から見ると、しごくまっとう、正しい育て方だということだった。
そらそうだよね。

年に三冊でもバラエティは広がっていくのだが
このまま私が長々と夏休みを取ったら
今年は果たして何冊出るのでしょうね?

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