治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

一言書評二冊分

2009-11-29 08:31:05 | 日記

○「発達障害 境界に立つ若者たち」山下成治著 平凡社新書

著者の方はとても優しい人なんだと思う。
でも残念ながら、こういう優しい人に発達障害を理解してもらっても「世間の理解」には直結しない。
もっと弱者の気持ちに無頓着で、体力あまってて、資本主義を無邪気に肯定する人にわかってもらわないと「世間の理解」にはならない。そこが難しい。

○「アスペルガー症候群」岡田尊司著 幻冬舎新書

いやあ、みんなほしかったんでしょ? こういう本。
こういう本出してくれってずいぶん言われたよ。アスペルガーの販促ツールみたいな本。うちは出す気なかったけど。
アスペルガーの人と表面的に接する「一見さん」に見せるにはいい本じゃないの?
ただし本当に生きやすくなりたい、したい人は真に受けないほうが無難。これを真に受けると本当にやらなきゃいけないこと見えないし、第一イタすぎる。

☆☆☆☆☆☆

朝青龍、もうやる気ないみたいね。

稀勢の里、六勝目。
とりあえず二桁黒星は免れたか。
負けてもなお土俵入りのときにはそこそこの声がかかる。
福岡国際センターの皆さん、甘やかさないでください。

白鵬優勝決める。実に立派だ。でもなんか華がないと感じるのは私だけ?
まあとりあえず全勝を見守りましょう。大記録だもんね。

日馬富士、辛くも勝ち越し。
栃ノ心、十二勝だ!

千秋楽の結びも、この状況じゃあ先場所のようなすごい取組にならないだろうなあ。


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