桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

持ちつ持たれつ、ってか

2016-05-31 | Weblog
甘利不眠症議員、何でも斡旋利得罪はお目こぼしらしい。嫌疑不十分で不起訴だと。自民党の偉いさんともなれば、腐れ検察は手出し無用かねぇ。
確かに、自民党は立法府の責任を放棄して、悪党警察や腐れ検察を縛る法律は作らない。もし、見識ある議員がいて誤りを犯した検察に責任を負わせる法律を作ったならば、たちまち検察は成り立たなくなるだろう。腑抜け立法府、腰抜け自民党のお陰で検察は好き勝手が出来る。
だもん、検察は自民党議員を縛るはずはないよなぁ。この検察があって、あの自民党あり。あの自民党あって、かの検察あり!かな。持ちつ持たれつ。

門野元裁判長

2016-05-31 | Weblog
俺たちの再審請求裁判で、東京高裁で担当してくれたのが門野博裁判長だった。名張事件で再審開始決定を取り消して東京高裁に異動して来たから、当時は「刺客きたる!」と緊張したなぁ。
俺は、毎月の東京高裁前宣伝では「門野博は許されない!犯罪者だ!!」などと叫んでいて、「もう少し穏やかに!」などと支援者に注意されたりしていた。
今にして思えば非礼な話だが、当時は真剣。奥西さんな代わる思いで怒っていたよ。
あれから10年にもなるが、その門野博元裁判官が、俺のラジオ番組に出てくれることになった。
実は、その前に、今度の刑訴法改悪の問題があり、法制審に係わられた周防監督に出て頂く予定にしていたし、楽しみにして待っていて下さる方もいたが、門野先生から指定して頂いた期日が録音担当と一致したことから出演して頂くことが決まった。
あれから10年、まさか門野裁判長とラジオで対談出来るとは思わなかったなぁ。楽しみだなぁ。