豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

札幌市内に建つファースの家…北斗市・本社

2024-03-08 16:50:40 | Weblog
札幌市内に建つファースの家…北斗市・本社
北海道は、まだまだ最低気温が-10度を下回る日々が続いています。
一方で宮崎県は、+10度以上になっている地域もあります。
「ファースの家」は、このように流氷が着岸するオフォーツク沿岸から本州南端、そして沖縄まで建築されています。

いずれもこの時季は、乾燥注意報が出るくらいカラカラに乾燥します。
ファースの家は、床下にファースシリカ(シリカゲルを特別処方)を200㎏以上も敷設、空気循環させて乾燥を防いでいます。
ファースシリカには、ドラム缶一本くらいの水を溜め込む機能を持たせています。

家屋内は、乾燥状態にならないように吸い込んだ湿気をファースシリカから放出しているのです。
氷点下の時は、眼鏡をした人が外から家に入ると結露でメガネが曇ります。
また高温多湿の際は、湿気を吸着して多湿状態を抑制するようになっています。

ファースシリカの効果を発揮させるには、ポリフィルム程度の気密性では達成できません。
硬質樹脂スプレー発泡断熱材を薄吹き付けし、何層ものスキン層を重ねます。
発泡倍率を上げると価格は安価になりますが、樹脂断熱材そのものが湿気を通してしまうのです。

このファースシリカは、湿気の吸放出だけでなく空気洗浄効果もあり、ホルムアルデヒドなどの有害物質などを吸着します。
シリカゲルメーカーと協働で何度もその兼ね合いを確かめながら、ファースシリカの処方を行いました。
画像は、札幌市内の建築工房サトウさまの作品です。

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