豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

自分の生き様を振り返る…北斗市

2015-08-13 18:21:11 | ファース本部
今日は、お盆の13日、30名もの出て行った家族が自宅に参集し仏前の昼食会を行いました。
今は皆がそれぞれ、各々の家庭を持ち、自分の人生を全うしているようです。
父母の仏前に集う家族達を見ながら、ふと自分の生き方を振り返ってみました。

上磯中学を出て鉄骨トビ職の仕事を覚えることになりました。
飯場(寄宿舎)と呼ばれる山奥の建物に住みに、橋梁の組み込み作業にあたる仕事を。
渓流の水音がシャワシャワと…木の葉が風で擦る音、住み込んだ山奥の飯場の真夜中に。

一宿一飯、義理人情、人が生き続ける理由を身体で教えられます。
仕事を教えてくれるのは、身体に刺青を彫った鉄骨トビ職の先輩諸兄が。
30mの高所で身体をぶら下げる指を伸ばせば必ず死が待ち受けています。
人から受けた御恩を忘れれば、理屈でなく体罰で厳しく叱責されるのです。

いつの間にか、人としての尊厳を身体で覚える事になります。
現場ごとに異なる環境下、橋梁組み立てのマニュアルの無い仕事には、自ずと知恵と工夫が求められます。無いものを生み出す創造力と実践力が自然に身につきます。

「住む人と幸せを分かち合う家づくり」これは弊社とファース・グループの経営理念です。
施主の一生一代の大事業である家づくりに参加した我々工務店と協力業者が当分に利益を分かち合うと言う意味です。
人は全てが対等であり、其々が支え合いながら社会が形成されています。
企業が、義理人情を逸して急成長しても関わる人々に本当の幸福は訪れません。
この信念は、山奥の飯場暮らしで教わった任侠道がもとになっています。

決して褒められた人生ではなかったのですが、私にとっての飯場暮らしは、今の自分の根源を創ってくれたのでしょう。
さて、夏らしい天気に恵まれたお盆の13日も無事に過ぎ去って行きます。
写真は人口衛星ひまわりが撮った富士山だそうです。この神秘的な富士山の姿に感謝しなければ。

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