黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

安比にて

2018-11-13 22:25:45 | 
昨日、今日と安比高原で日本山岳ガイド協会の
全国代表者会議に行ってきました。


新幹線を乗り継げば長野から盛岡まで3時間かからず速い!
他の団体の方との新たな出会いもありました。

晩秋の雁田山

2018-11-11 14:27:06 | 
小布施の雁田山へ。
紅葉と落葉のせめぎ合いな感じ。
朝はもやがかかり、段々とそのもやも取れて
いったけれどすっきりと山々を見ることはできず。。。
でもところどころ紅葉が綺麗でした。



今日は反時計回りで行ってみました。
浄光寺のイチョウが真っ黄色


せせらぎの小径のドウダンツツジは真っ赤。


すべり山登山口から入って一の岩、二の岩を経て
三角点の反射板跡へ。
標高760mで雲海が見られました。


雁田山の三角点は一等三角点。
三角測量を行なう上で基準となる三角形の一辺を
基線といいますが、全国に14ヶ所あります。
そのひとつが須坂基線場。(基線東端、基線西端)
雁田山は須坂基線から一番近い一等三角点です。


反射板からはかるいアップダウンで展望園地。
東屋があって、見通しが良ければ北信五岳や
北アルプスも見える場所なのですが・・・
今日はあまり見えませんでした。


落葉が目立ち始めたコナラの林にコハウチワカエデ
の紅葉


千僧坊から城跡に向かって下る尾根沿いはコナラ
の黄葉



アズキナシの葉も黄色に。


大城跡、東西30間半(55m)、南北15間(27m)。


築城年代、名称など改名されていない部分が多い
謎の城。
古くはアイヌ人の城といわれたり・・
史実からは現在の中野市の豪族高梨氏が関わり、
永禄4年(1561年)武田信玄が高井地方支配下と
するまで高梨氏の支配地の南部防衛線だったと
推測されるとのこと。

大城に繋がる尾根は急な細尾根で板状節理の岩場が
あって山城らしい地形。


程なく見張り台の小城跡があって岩松院に至ります。
日曜日のせいか小布施の町も観光客も多かった。
登山者も20名くらい、登山日和の日曜日でした。

晩秋の実習地

2018-11-09 12:46:35 | 専門学校実習
昨日は読図、植物同定、火起こし、米炊きなど総合テスト。


今朝は撤収作業をし、昼前に学生たちは帰京。
一年次の必修黒姫野外実習は終了、各季節での黒姫実習
は学生たちにどんな思い出として残るでしょうか。

ヤマグリやミズナラは黄葉、カラマツは落葉を始め、
ひっそりした黒姫実習地に戻ります。

汗・汗のスギ伐倒

2018-11-07 19:42:04 | 専門学校実習
今日まで3日間は3つのプログラムを同時進行。
林業プログラムでは1人一本スギの除伐。

練習で行なった丸太とは違い、足場の悪い植林地で、
それなりの太さと高さの立木は緊張感たっぷりです。
そして方向を間違えばかかり木に・・・

なので1人1人倒すスギを選び、周りを整備して、
必要に応じてロープを掛け、受け口、追い口を
伐って倒す!


これだけでかなり汗、汗の学生たち。
倒したスギは玉切り、枝払い。
玉切りでもチェーンソーが挟まれないようによく
考えて。(といっても難しいけれど・・・)

玉切りにしたものは除伐なので地面につけて腐るように。

今年も前半組、後半組と合わせて100本弱の除伐。
4年ほど前から同様に作業しているこの場所は、
かなり明るくなって、シダ類、小低木が増えてきました。

明日は総合テスト、さてどうでしょう?

実習後半組開始

2018-11-03 18:28:50 | 専門学校実習
昨日から後半組の実習が始まっています。
昨日、今日と朝の気温は氷点下、地面は霜が下りて
白い世界。でも昼間は暖かい。

チェーンソーの扱い方と野生動物調査法を同時進行。
仙人Tさんのデモンストレーションで約23mのスギを
切り倒し、材料にします。

事前に外部のチェーンソー講習を受けている学生も
少し間が開いているので復習。


チェーンソー班の中でも担当した学生たちはなかなか
上手く伐れてましたね。
次回は足場の悪い森の中での作業なので慎重に。

頸城駒ヶ岳

2018-11-01 20:16:50 | 
今日は気になっていた海谷山塊の駒ヶ岳へ。
糸魚川ジオパークの海谷渓谷の駐車場の目の前に
ある仙丈ヶ岳の岩壁と紅葉が良い感じです。



冬型の気圧配置で不安定な天気の日本海側。
歩き始めの林道は雨に降られましたが、ブナ林が
しっとりと美しい。紅葉も綺麗です。



ロッジこまがたけから登山道。
ガラガラとした石の枯れ沢を抜けるとハシゴ場。
アルミはしごの繋ぎ目や結構年季の入ったトラロープ
にドキドキしながら登ります。


全体的に雨の後だけあって滑りやすいし、苔むした岩
と木の根が落葉に隠れているので慎重に。
そのうち青空が広がって、糸魚川港や青海黒姫山など
展望が見られました。


本日のパートナー、ガイド仲間の律ちゃんと紅葉。


もうひとつのハシゴ、ロープが伸びて揺れる〜。
何だかわからないけれど登りながら笑っちゃう。


なかなか休憩地のない急登を登り上げると緩やかな
斜面にブナ林。ガラッと山の印象が変わります。


途中から足元に雪。山頂は積雪3cmくらい。
展望も良い感じで火打山、焼山、雨飾山も白くなっています。




下りも滑るので慎重に。
なかなか面白い山でした。
糸魚川方面の山々、もう少し歩いてみよう。