黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

コミュニティ作りのワークショップ

2006-07-17 20:49:30 | ワークショップ
7月15~17日に安曇野のシャロムヒュッテでBeGood Cafe Azuminoが
開催されました。
私は今回も進行とオリエンテーション、モーニンググリーンウォークなど
を担当。雨に悩まされるワークショップとなりましたが皆さん喜んで
いただいたようでよかったです。
ちょっとレポートしてみます。

初日のオリエンテーションでは参加者、ゲスト、スタッフでアイスブレーク。



かなりほぐれた感じになったところでエコビレッジについての講座開始。
㈱アンビエックスの相根昭典さんからコーポラティブ方式による
エコビレッジプロジェクトの話、エコビレッジ鶴川建設組合員の
中林由行さんからエコビレッジ鶴川の計画とその目指すものという話、
エコビレッジ鶴川建設組合員の星野ゆかさんから組合の成り立ちと
やってきたこと、学んできたことについての話をお聞きしました。







その中で住宅に潜む化学物質汚染や電磁波での健康被害についての
話が印象的で、聞いているとほとんどの住宅には何かしら身体に害を
与える化学物質が存在していて、さらに電磁波による健康への影響が
心配される状態なのだそうだ。
うーん、我家を建てるときにもっと情報があればさらに良い家が
できたのに・・・(今でも十分気にいっているのですが・・・)

ちなみにエコビレッジ鶴川についてのブログがありますので参考まで。
エコビレッジ鶴川

盛り上がった講義の後は温泉、夕食。
シャロムの食事はどれもマクロビオテック料理。
肉、魚、卵、乳製品などのたんぱく質が無くてもしっかり満足な
メニューです。
いつもながら夕食の一品一品に「これなんだろう?」「この素材を
こういう風に使うんだあ」と感心しながら美味しくいただきました。



食後は自己紹介や青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場から大量の
放射能が排出されて農作物や海産物の汚染が懸念されているという話を
映像と音楽を交えて聞きました。



夜は知合った参加者同士の輪が出来て会話が弾んだようです。
(私は眠くて起きていられませんでしたが・・・)

2日目
雨の中、モーニンググリーンウォークとモーニングヨガから1日が
スタート。

朝食中も会話が弾みます。



雨が強いためにプログラムの移動をするために我々スタッフはウロウロ。
結局午前中は人のつながりを広げていく活動をしているNPO法人トージバ
のコミュニティ作りについての講義となりました。





活動について熱く語る理事長に勢いを感じました。そしてしっかりと
参加者の心をつかんで今後のイベント参加の約束をいくつも取り付けて
いました。素晴らしい!

昼食に石釜ピザ作り。生地を伸ばしてトッピングしたら石釜にぽいっ!



くつくつチーズが焼けているところに本日はサラダとコショウを
トッピング。美味しくいただきました。



午後は無農薬酒米の田んぼでひえ取り。
いやーすでに稲だかひえだかわからない状態になっている田んぼに裸足で
入り込みました。久々の泥んこ遊びといった感じ。気持ち良い~
まずは稲とひえの違いを説明をしてもらいます。



「やるぞー」と始めた瞬間から
わ・か・ら・な・い。やっと違いが見えてきた時点で気が付きました。
ひ・え・だ・ら・け・・・ってことを
総勢30名近い人数で挑みましたがぜんぜん進みません。



合鴨農法でやっているのですが合鴨が逃げたりしてひえ取りが間に合って
いなかったそうです。
大変でしたが、隣の除草剤を蒔いた田んぼとの違いを目の当たりに
できて体験程度でしたが良い経験でした。

帰りに温泉に寄ってドロを洗い流しさっぱりして夕食へ。



3日目は朝からかなりの雨量。
ゆっくり朝食後も雨はやみません。
安曇野散策も農作業も難しい状態なので急遽相根さんからエコハウス
についての講義をやっていただきました。
急な申し出に快く引き受けていただいて本当に感謝です。

昼食は高きびのジャージャー麺風。
朝食をしっかり食べた後、講義で身体を動かさないのにぺろっといけます。



昼食後のエンディングセッションではハガキに各自2泊3日の思い出を
絵や文章で書いてもらいました。



2泊3日のワークショップが終わってほっとひと息。
今回も出会いが多くありました。

次回は9月2、3日。
鴨川自然王国の方を招いてコミュニティについて講義と農作業体験を
予定しています。
興味のある方はBeGood Cafe Azuminoの情報をご覧ください。