スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

グレートクリスティーヌとスターマイライフ&一例

2022-01-05 19:08:26 | 血統
 阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったサークルオブライフの輸入基礎繁殖牝馬は,3代母で1994年にアメリカで産まれたスターマイライフという馬です。ナイトライトミルレーサーとミルカレントと同じでファミリーナンバー22-d
                                        
 繁殖生活は日本で送りました。産駒からは活躍馬はいませんでしたが,2000年に産まれた牝馬は繁殖牝馬となり,2011年にフラワーカップを勝ったトレンドハンター,そのひとつ上の半姉で2012年にスパーキングレディーカップを勝ったスティールパスの姉妹の母になりました。サークルオブライフの祖母がその馬の4つ下の半妹にあたります。
 スターマイライフの7つ上の半姉がグレートクリスティーヌという馬。この馬は2003年にJRA賞の最優秀4歳以上牝馬に選出されたビリーヴの母になっています。
 近親からの活躍馬はさらに出ています。グレートクリスティーヌの5つ上の半姉の産駒は何頭か輸入され,1992年に産まれた牝馬の産駒に2004年にファルコンステークスを勝ったキョウワハピネス,1993年に産まれた牝馬の孫に2019年に函館記念を勝っている現役のマイスタイル,1995年に産まれた牝馬の産駒に2010年にフィリーズレビューを勝ったサウンドバリアーがいて,サウンドバリアーは繁殖牝馬となって2020年に京都金杯,京都牝馬ステークス,阪神牝馬ステークスと重賞を3勝したサウンドキアラの母になっています。
 グレートクリスティーヌとスターマイライフの母の妹の子孫にも活躍馬がいます。1996年に根岸ステークス,1997年にガーネットステークスと群馬記念を勝ったストーンステッパーです。
 1990年代の後半から一族が日本で走り始め,すぐに活躍馬が出たのを契機として,それが現在まで持続しています。輸入されている馬が多くいることもあり,この牝系は長く日本でも継続していくことになるでしょう。

 回数が増えれば増えるほど,いい換えれば経験を積めば積むほど,成功することも失敗することもそれだけ増すことになります。麻雀は1対1で勝負するものではないですから,その点でいえば失敗の方が多く増えそうですが,たとえば4人でプレイしているとして,2人が失点を回避する打ち方をすれば,その場のプレイだけでいえば事実上は1対1になりますので,成功の体験もそれなりに増していくといえるでしょう。
 それらの失敗と成功を分析したとき,あるパターンがあったとします。すると次にそうした機会を迎えたときに,そうしたパターンに準じてプレイするということが生じ得るでしょう。これはオカルトになり得ます。というのは,その分析というのが,必ずしも論理的な分析であるとは限らないからです。何度もいうように,麻雀というのは何らかの合理性に基づいてプレイすれば,必ず勝つことができるというものではありません。ですから同一の合理性に基づいてプレイしたとしても,それを個々のプレイに当て嵌めれば,成功する場合もあれば失敗する場合もあるのです。このとき,もしその合理性に基づいて考察すれば,失敗は麻雀というゲームの性質に依拠するものなのだから,止むを得ない失敗であった,あるいはスピノザの哲学により引き付けていえば,必然的な失敗であったという結論になるでしょう。これも前にいったように,麻雀のようなゲームの合理性は単一の合理性ではないので,ある合理性から別の合理性に移行するということはあり得るでしょうが,同一の合理性に基づいて分析するなら,結論は必ずそのようなものとなる筈です。したがって失敗した場合のパターンと成功した場合のパターンに分けて分析するということ自体が,実は合理性には基づかない,オカルト的な行為であるといえるのです。そして実際にそのパターンに基づいてプレイするようになったら,このプレイヤーはオカルトに依拠してプレイするプレイヤーであるということになるのです。
 これは一例ですが,麻雀というゲームにオカルト的な要素を重視するプレイヤーが生じるのには,理由がないことではないということは分かるのではないかと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 銀河戦&オカルトの発生 | トップ | 合理性の比較&対人関係 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

血統」カテゴリの最新記事