スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

メイショウボーラー&施設のバザー

2013-12-06 19:27:10 | 名馬
 先月の兵庫ジュニアグランプリニシケンモノノフが勝ちました。これはメイショウボーラーの産駒の初の重賞制覇でした。
 父はタイキシャトル。デビューは2歳の7月,新馬を勝つとオープンも連勝。さらに小倉2歳ステークス,デイリー杯2歳ステークスと重賞も連勝。無傷の4連勝で挑んだ朝日杯フューチュリティステークスは惜しくもクビ差の2着でした。
 スピードが勝ったタイプで,距離延長はプラスには思えませんでしたが,3歳の緒戦には弥生賞を選択。2着に粘ったので皐月賞に進みダイワメジャーの3着。さすがにダービーではなくNHKマイルカップを目標とするもこれはキングカメハメハの3着。果敢に安田記念に出走しましたが,さすがにこの時期に古馬相手では分が悪く,11着と大敗を喫しました。
 秋はマイル路線を選択。スワンステークス3着と上々の滑り出しでしたが,マイルチャンピオンシップはデュランダルの7着。CBC賞に向いましたがこれも4着と,3歳時は勝ち星を積み上げることはできませんでした。
 年明けはダート路線に。ガーネットステークスで重賞3勝目を上げると根岸ステークスも連勝。さらにフェブラリーステークスも勝って大レースも獲得しました。この後,高松宮記念に進むも16着。人気になったかしわ記念も5着に終りました。
 秋はJBCスプリントにぶっつけで参戦し4着。暮れの兵庫ゴールドトロフィーは2着。年明けの根岸ステークスは7着で,連覇を目論んだフェブラリーステークスは15着。明らかに能力に陰りを感じさせるようになりました。
 一息入れてかきつばた記念で4着になった後,安田記念に進むも14着。夏のサマーチャンピオンで2着に入りセントウルステークス7着を挟んで出たスプリンターズステークスで2着。この好走は正直いって驚きでした。しかしスワンステークスは9着。香港スプリントはゲートをかなり遅れて出て途中で走るのを止めてしまうという不可解な競走中止。おそらく競走意欲も減退していたのでしょう。
 翌年も現役を続行。しかしスプリンターズステークスを15着と大敗しただけで,引退となりました。
 競走生活の晩年の印象から,有力牝馬は集まりにくい状況。自身を超えるような産駒が輩出することはきわめて難しいだろうと思います。ただ,開花が早く,スピードがあり,ダートを苦にしないというように,ことばは悪いですが種牡馬として潰しが効く条件は備えています。地区重賞の勝ち馬とか,下級重賞の勝ち馬であれば,また出てきてもおかしくないのではないでしょうか。

 施設が主催するバザーについては,養護学校のバザーとは異なり,こちらから物品の提供はありません。売る品物は,施設で作っているものだからです。妹が通っている作業所では主にパンを作っています。また,施設の方ではケーキなどの菓子類や,工芸品のようなものも作っていますので,それらが売り物になるわけです。ただし,バザーをする際には,ひとつだけ問題がありました。
 たとえば妹は日常的にパン作りに携わっています。これは要するに日常的にパンを売っているという意味です。妹が通っている作業所には売店もあり,作ったパンはそこで売られています。作業所での作業というのは,パン作りだけではなく,売店でパンを販売するという仕事も含まれているのです。また,売っているパンは必ずしも売り切れるというわけではありません。そうした場合,売れ残ったパンを妹が買ってくるということもあります。それは妹の朝食になりますから,無駄な出費というわけではありません。
 したがって,バザーで売るための商品を作るためには,その分だけ多くの商品が必要になりますので,いつもよりも作業量を多くしなければなりません。しかし妹のような障害をもつ従業員に,普段以上の仕事を課すことはほぼ無理といえます。そして作業所の方々も,そうした商品を作るということだけが日々の仕事のすべてではありませんから,かれらだけでバザー用の商品を別に作るということにも無理がありました。そのために,保護者がその仕事を手伝うということになっていました。もちろんこれは任意のものであり,強制ではありませんでしたが,母はこのバザーの週は何日か,手伝いに行きました。これは作業所ではなく施設で行われますので,妹を作業所まで送っていった後で,さらに施設の方へ移動しての手伝いでした。仕事の内容は単に売るための商品を作るというだけではありません。そうした品物に値札をつけるとか,あるいは実際に売る店の準備なども含まれていたようです。また,バザーが終了すれば今度は後片付けをしなければならず,それは週が明けた11月25日の月曜日に予定されていまして,こちらの方にも母は行っています。
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