スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

倉敷藤花戦&動脈硬化

2009-11-22 18:36:08 | 将棋
 里見香奈倉敷藤花の先勝で恒例の倉敷対局を迎えた第17期倉敷藤花戦三番勝負第二局。
 中村真梨花女流二段の先手で第一局と同様に相三間飛車。後手が早々に3筋の歩を交換しました。
           
 先手はここで☗3八銀と上がり☖3四飛と引いたのに対して☗3七銀。後手は☖3六歩と打ち☗2八銀と引かせました。こうなると後手が打った歩が当面の焦点となります。それがはっきりしているだけ分かりやすい将棋といえるのではないでしょうか。
 少し進んで第2図。
           
 ここで先手は☗6六銀と上がり,5五の歩を狙いにいきました。居玉のままで大胆な気がしますが,これが中村流なのでしょう。対して☖8四飛と回ったのは機敏な一手だったと思います。この状況で飛車交換はできませんから先手は☗8六歩と受ける一手。こうして8七に傷を作ってから☖2四飛と回ります。☗5五銀は実現しましたが☖2六銀。銀を渡すと8七に打たれて困るので☗3六銀。そこで☖5四歩。ここから☗2四歩☖3四飛☗3五歩☖同銀☗4五銀は先手も懸命の防戦ですが,☖1四飛と回っておき,☗6六銀と引いたところで☖4四歩と突き,☗5六銀とこちらも引かせて☖1五飛(第3図)とひとつ浮きました。
           
 こうなっては後手がうまくやったといえるでしょう。これ以後,丁寧に指し回した後手が,最後に寄せの決め手を放って勝っています。
 里見倉敷藤花が2連勝で防衛。10代でのタイトル防衛は女流棋士の歴史に大きな足跡を残したものといえるのではないかと思います。
 
 腹部エコーの検査が終わりますと,続けて動脈硬化の検査がありました。これらの検査は共に1階にある専用の検査室,中央検査室と呼ばれていたと思うのですが,そこで行われました。総合病院という性格上,非常に広い病院ではありますが,この日に検査を行ったふたつの部屋はごく近くにありました。
 血糖値が高くなりますと,いわゆるどろどろの血液になるために,血管に負担がかかります。糖尿病の三大合併症とされているものは,このうち細い血管に負担がかかるものだったわけですが,負担がかかるのは実際には血管が細かろうが太かろうが同様です。このために糖尿病患者は動脈硬化を起こしやすく,血管が詰まってしまう病気,代表的なものでいえば脳梗塞とか心筋梗塞を引き起こす危険性が,健康な人間より高くなっています。したがってこの動脈硬化の検査については,腹部エコーとは異なり,とくに糖尿病の患者に対して予防という意味で行われているものでした。
 血液検査で,血中のコレステロール値というのは計測されます。これは退院後も定期的に,つまり通院のたびに計測しています。僕はこれに関しては問題が出たことはありません。しかしここでの動脈硬化の検査というのは採血によるものではなく,血圧の測定でした。しかし,普通の血圧測定とは異なり,両手首と両足首に専用の器具を巻きつけ,その部分の血圧を測定するというもの。検査前に担当の医師から,血圧が高いかどうかを尋ねられました。1日に2度,午前と午後に血圧を測定していましたから,これは自分でも分かっています。答えてからベッドに横になるように言われ,検査が始まりました。
 この検査も横になっているだけでいいので楽なものでした。測定後に,右の足首だけもう1度やり直しとなってしまいましたが,こちらの検査は腹部エコーほどの時間もかからずに終了となりました。
コメント
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