曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2017年12月4日~12月10日

2017-12-11 | 日記

12月10日(日)
「熊本県総合防災航空センター@熊本空港」

県庁の車で空港へ。少し早かったのでテクノ団地に立ち寄ってみたら、県立大に移動したイルジさんと偶然遭遇。韓国の農村計画関係者を案内しているらしい。
朝の飛行機で到着した伊東さんたちと合流して、小川さん設計の航空センターの見学。一見、ランダムに分散する木材が大スパンを支える。多くの材は120角で、最大長さは6メートル。木の香りが充満する中でヘリコプターの整備。


「県知事プレゼン@県庁ホール」

県庁での会議のあと、午後はシンポジウム。第一部の司会を担当。熊本地震発災直後のみなさんの活動の内容やメッセージからは、今後に繋いでいくべき話題も多かった。まさに第一部のタイトル「災害に負けない熊本」の実践。第二部は伊東さんが司会で、蒲島県知事、奥山前仙台市長、日本財団の荻上氏による豪華な対談。それぞれの思いがシンクロしながら再建に向かっていた背景が浮かび上がる。知事は経済学が専門だけれど「経済は可能性の芸術」と言って来たそうだ。建築もそうありたい。


12月9日(土)
「五右衛門風呂@赤松防災拠点(美波町・徳島)」

熊本への移動を始める前に、赤松へ。露天風呂周りが完成している。簡易宿所としての許可も得られている。体験できる日が楽しみだけれど、美波町の冬は横浜よりも寒い。春を待たねば。少し打ち合わせをしてから熊本への移動開始。いろいろ乗り継いで7時間半。作業も進むし、持っていた本も読み終わる。


12月8日(金)
「門前町再生会議@桜会館(美波町・徳島)」

朝一の飛行機で徳島へ。Googleドキュメントのスライドでプレゼン資料を作るようになったのと、飛行機の中でWiFiが使えるようになったので、先に現地入りしている学生たちと移動中に共同作業ができる。便利すぎる。GoogleドキュメントのCADソフトがあればいいのに。CADは使えないけど。


「通りの1/50模型@@桜会館(美波町・徳島)」

愛用しているカメラ、GM-1の絞りは最大f/22。絞り優先モードでトライ。全長9mを超える模型だと、被写界深度は届かないらしい。12月の金曜は厳しい、っていわれてはいたんだけれど(こちらの都合でこの日に、、、)、結構密度の高い話が進んだし、毎月、着実に成果が上がってきている。学生たちのチームプレーもすばらしい。


12月7日(木)
「三角スケール@研究室(神奈川大学)」

前日の日程調整の余波で、授業の前に朝早くから大学でゼミとかミーティングとか。
以前から使っていた三角スケールがなくなってしまったので新調。赤青緑のラインが入った見慣れたものは、1/250とかの縮尺が入ったものしかなくて、
1/100,1/200,1/300,1/400,1/500,1/600のものがいい、といったらこれ。自分で塗るか。溝の部分にはメーカー名しかないし。


12月6日(水)
「サンタ@仙台」

朝から仙台で会議。割と久しぶり。アーケード街にはサンタ。後ろにつながっているロープから空気が送り込まれているらしい。夜の芸術不動産関連会議に合わせて横浜へ。


12月5日(火)
「クラフトビール小屋@台北」

チェックアウトまで後回しにしていた資料の読み込みとかの作業をして、微妙な残り時間だったのと、ホテルから空港までの道のりが、地下鉄路線と重なっていたこともあって、歩いて空港に向かってみる。いくつかの大型商業建築に立ち寄ってみると、少し前の日本の百貨店みたい。雑踏の中には、建物の隣棟の隙間に挟まるように設けられた小屋が。「coffee、tea、CRAFT BEER」とある。今度行って、隙間の挟まり方を確認しなくては。


「台北松山空港@台湾」

途中から地下鉄に乗るつもりだったんだけれど割と近くでそのまま徒歩で空港まで到着。
羽田には予定よりちょっと早めについて、大門にある貸し会議室での会議に遅刻せず参加できた。その後、翌日に備えて、上野駅の近くのホテルへ。


12月4日(月)
「レクチャーシリーズ@台湾科技大学(台北)」

レクチャーシリーズと大学院課題へのコメント、っていう一日。台湾科技大を含む3大学連携によるバーチャル・スクールが主催する、広く表現分野を対象としたものらしい。デザインマネージメントが専門のオランダの人と、プロダクトデザインが専門のスイスの人。多くのスキルがコンピュータに置き換えられたあとに、それぞれの分野でのデザイナーには何が可能か、という視点。これまでのデザイン上の習慣にとらわれないで、この先の時代での人々の暮らしへの注目が重要になるっていうのが、期せずしてシンクロ。シンポジウムとかはなかったんだけれど。


「大学院の課題@台湾科技大学(台北)」

午後は、大学院の課題へのコメントの時間。海外でのコンペへの応募が前提で、一部はチーム、っていうのは神奈川大学の大学院生相手に進めているものと近い。プレゼンパネルのクオリティがすごく高いことと、それぞれが全く異なる独自の眼差しに基づいた提案になっている、っていうところが印象深い。


「白キクラゲのデザート@大来小館(台北)」

夜は台湾家庭料理の店。魯肉飯が有名なオフクロの味の店らしい。白キクラゲのデザートはやはりなかったんだけれど(夏のものらしい)、わざわざ外で買ってきてくれた。ありがたい。ものすごいホスピタリティに感謝して、翌日の昼までアテンドしてくれるというのを申し訳ないのでお断りして、再会を祈って別れる。






最新の画像もっと見る