塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 和食 野菜

2024-03-26 02:58:02 | ミュージアム巡り_2024
 有史以前より人類は、野生の植物から食材に適した効率的に
栽培できる植物を作り出してきた。それが野菜。人類が穀物を
栽培し始めたのが1万年以前と考えられ、野菜の誕生はそのず
っと後、約3千年前と考えられる。

 “遺伝子の多様性”を巧みに利用しながら、人類に適した食材
を継体栽培技術で今日の野菜が作り出されている。つまりは品
種改良によって、より良い野菜が生まれてきており、今後も進
化が続いている。

 生物が進化するためには遺伝的な変化の中で、突然変異が生
まれてくる。特に野菜はサイクルの早い突然変異が起こりやす
い。ほとんどの野菜品種は、適切な環境が整うと短時間で食べ
頃の時期になる特性を持ち、その同調性から効率的な栽培管理
と調整ができる食材である。

 今日ある日本で食べられている野菜はほとんどが外国産、有
史以前から近年にかけて日本に持ち込まれたもの。それらの野
菜を季節に応じ独自の食文化を生み出してきている。そんな野
菜の渡来時期が紹介されていた。また、それぞれの野菜のどこ
を食べているのか、すだれ式の展示が実に面白く感じた。
NMNS(台東区上野公園7-20)

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