塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 書物を愛した人々 多紀元堅の跋文

2017-01-31 05:40:28 | ミュージアム巡り_2017
 「頓医抄」の第25冊目の末尾に、多紀元堅の跋文がある。
 そこには“医学書の収集に熱心ではない儒学者・市野迷庵のもと
に、なぜこのような素晴らしい医学書があったのか“と書物伝来の
不思議さを述べている。
 また「頓医抄」と記した「題せん」は狩谷棭斎の直筆であると述
べている。ここでの庚戌は、嘉永3年(1850)にあたる。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

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ミュージアム巡り 書物を愛した人々 頓医抄

2017-01-30 05:41:42 | ミュージアム巡り_2017
 次の書物は、鎌倉時代の医者・梶原性全(1266〜1337)が著した
医学書「頓医抄」。中国の医学書を基に、性全の自説を加えたもの。
同書は和文で書かれており、鎌倉時代を代表する医学書(全25冊)。
 この書物は室町時代(1336〜1573)の末期に書写されたもので、
不足部分は江戸時代初期の写本を加え補っている。

 最初に江戸時代の儒学者・市野迷庵(1765〜1826)が入手し、狩
谷棭斎・渋江抽斎(1805〜58)の書蔵を経て、明治19年に明治政府
が購入。渋江は江戸時代後期の弘前藩の藩医で書誌学者。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

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ミュージアム巡り 書物を愛した人々 続易簡方脈論

2017-01-29 05:35:36 | ミュージアム巡り_2017
 次の書物は、漢方薬の処方と経脈の変化から病気を診断する方法
を記した医学書「続易簡方脈論」。著者は南宋時代(1127〜1279)
の医者・王暐。

 この書物は、医者であり書誌学者の小島春沂が京都で入手したも
のを多紀元堅が書写させて医学館に収めたもの。小島は多紀の弟子。
ここに出ている嘉永癸丑は、嘉永6年(1853)で、元堅の著名の横に
捺印された文字は「丹波/元堅」と「茝/庭」(さいてい)。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

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Weekendの麺処巡り のだT. で 鯛骨麺

2017-01-28 13:08:37 | 麺_2017
 続いて、博多の“中華そば”探訪で伺ったところが土曜に臨休。
では、次に中央区平尾の「のだT.」を目指します。

 こちらのお店は、メインが夜で割烹居酒屋、お昼に一品だけ麺を
提供するところ。店頭に到着すると、鯛のオブジェがあったり、店
内にも店主がさばいた鯛のミイラが展示されていた。

 では、一品の「鯛骨麺」650円をオーダー。

 そして目の前に登場した器の中は、自家製蒲鉾、葱、胡麻とシン
プル。この蒲鉾、鯛やソイのすり身で創り上げたオリジナルのもの。
お吸い物のような淡泊なスープには、叉焼ではなくコレが最上だと
か。

 麺は、店主のこだわった鯛骨スープに合う“にゅう麺”が良いと
か。そのスープをすすると、泡雪のような後からジンワリと旨味が
出てくる繊細なもの。これでコクがあるとパーフェクト。

のだT.
福岡市中央区平尾3-5-7
11:30〜14:00 日曜定休日

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Weekendの麺処巡り ラーメン屋 たつし で 塩

2017-01-28 12:02:40 | 麺_2017
 20何年ぶりかの久しぶりの博多、その当時は豚骨を堪能したが、
歳と共にコッテリはヘビーなので、あっさり系の中華そば店を探し
てみると、博多にも結構多くありますよ。

 その一つ、福岡市東区名島にある「ラーメン屋 たつし」へ。こ
ちらは開店前に行列が出来るとのことで、少し開店前に店頭へ到着。

 イチバ〜ン、すると隣に神奈川から来られたおじさんが接続。話
をすると、こちらのお店の近くに親戚の家があり、ちょくちょく博
多に遊びに来ているとか。このおじさんに“博多は餃子が旨い、饂
飩も旨い、喰っていき“のアドバイスを頂く。判りました。
 さて、確かに開店時の並びは10名を超えていた。

 入店してメニューの中から限定の「塩ら〜めん」620円をコール、
お代は食後に。

 で、登場した一杯、シンプルです。まずはスープ、塩気は強気、
ズキーンと襲ってきますが、私はこれがまろやかなんですよ。麺は
蕎麦のような食感で、もっと違う麺を合わされたら、さらに感動が
昇華するだろうな。
 でも、素晴らしい旨い一杯、ご馳走様でした。

ラーメン屋 たつし
福岡市東区名島3-32-8
11:30〜14:00

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