塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 刀装具 梅鶯図鐔

2019-12-31 05:05:16 | ミュージアム巡り_2019
 次は、山城国西陣住・政重作の「梅鶯図鐔」(16世紀作、Tsuba
with the motifs of Plum tree and Nighingale)。
 京都・五条近辺の鐔工・政重は、鉄地に真鍮で文様を象嵌した鐔を
平安城象嵌と呼ばれ、その特徴を生かしている。これは、古いタイ
プの鐔は連続模様が多用され、桃山以降は絵画風の具象的な図柄が
用いられている。これがその後者。
大阪歴史博物館・OMH (大阪市中央区4-1-31)

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ミュージアム巡り 刀装具 題目透鐔

2019-12-30 05:04:08 | ミュージアム巡り_2019
 次は、奇襲住・貞命作の「題目透鐔」(17世紀作、Tsuba with
the motif of openwork Daimoku)。
 貞命は、紀州・浅野家に仕えた名工・法安が安芸に移住する前の
紀州で薫陶を受けた鐔工。南無妙法蓮華経の字句を糸透(極細く
透かす技法)で、題目は桃山時代の名工・信家の鐔にも見られ、両
者共に戦国武将周辺の鐔工で、尾張系統として共通する。
大阪歴史博物館・OMH (大阪市中央区4-1-31)

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ミュージアム巡り 刀装具 籬に秋草図鐔

2019-12-29 04:37:56 | ミュージアム巡り_2019
 次は、勢州亀山住・正栄作の「籬に秋草図鐔」(18世紀作、
Tsuba with the motifs of Fence and Autumn Flowers)。
 正栄も鉄砲鍛冶を出自とする伊勢の鐔工で、国友鉄砲鍛冶から
転身し正徳年間(1711〜16)に亀山藩に召し抱えられた。やはり砂
張の象嵌が施され、鉄砲鍛冶の技術が生かされている。
大阪歴史博物館・OMH (大阪市中央区4-1-31)

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ミュージアム巡り 刀装具 野草図鐔

2019-12-28 03:32:48 | ミュージアム巡り_2019
 次は、間作の「野草図鐔」(17〜18世紀作、Tsuba with the
motifs Wild Grass)。
 この作者は、近江の鉄砲鍛冶を出自とする伊勢の鐔工。間(はざ
ま)の銘は製作集団の名。伊勢の鐔は刀装具ではあまり使わない砂
張(銅に錫や鉛を加えた合金)の象嵌に特徴がある。
大阪歴史博物館・OMH (大阪市中央区4-1-31)

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ミュージアム巡り 刀装具 松葉透鐔

2019-12-27 05:41:55 | ミュージアム巡り_2019
 次は、尾州住・福井次左衛門作の「松葉透鐔」(17〜18世紀作、
Tsuba with the motif of openwork Pine Needle)。
 図柄は1対の松葉で一方が折れており、とてもシンプルな構図。
左側のへこみは花押だろうか。
大阪歴史博物館・OMH (大阪市中央区4-1-31)

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