MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ずべ公番長 東京流れ者

2024-05-13 20:08:34 | 邦画
東映チャンネルの12日の深夜枠で拾った大信田礼子さん主演の東映東京撮影所製作のガーリーアクション映画
この時代東映京都では杉本美樹さんと池玲子さんの「女番長(スケバン)」シリーズがお二人のヌードも厭わない演技でシスタームービーに不動の地位を確保していた
東映東京撮影所も負けじと大信田礼子さんを担ぎ出したものの彼女脱ぎませんからねぇ
このシリーズはたった4本製作されての短命に終わったシリーズでしたが

今作はその第二作目にあたる作品でして、大信田礼子さん演じるハマグレのリカが女子鑑別所“赤城女子学園”に服役してるとこから話ははじまり
娑婆に出て悪徳組関係との軋轢に耐え
そして赤城学園出身者たちと我慢に我慢を重ねて最後になんと赤城出身者たちとサイケファッションに身を包んでの道行の果ての殴り込みと言ったパターン化された
女版「網走番外地」って言った作品
 
最後の殴り込みにはこれまた「緋牡丹博徒」並に主役級の男性俳優が1人加担してくれるというこれも任侠映画のテンプレートですが
東映京都撮影所の方の「女番長」シリーズがエロに特化してる分こちらは任侠映画のパターンをおさらいしてくれてる作品
 
大信田礼子、橘ますみ、集三枝子、賀川雪絵がレギュラーとして出演してるので
クライマックスでのドスでの斬り合いは女子たちに合わせて殺陣は全員一刀のもとでの袈裟がけで仕留めるふりつけで終始してるのね

いわゆるクライマックスへと繋がる道行はズベ公達6人が揃いの、黒ツバ広ハットに真っ赤なロングトレンチコート、それを脱ぐと、刺青模様の長袖Tシャツになんとボトムはパンタロンで統一
これで歌舞伎町を闊歩するショットには見てるこっちのテンション高くなる
 
賀川雪絵さんはなんと今作では殴り込み要員だけでの出演だったのね
 
今作は先にも書きましたがシリーズ二作目
シリーズ第一作目「ずべ公番長 夢は夜ひらく
 ってことで第三作を見たらこの「ずべ公番長」シリーズはコンプリートになるのね

1970年製作、日本映画、東映作品
山口和彦共同脚本・監督作品
出演:大信田礼子、橘ますみ、賀川雪絵、集三枝子、佐々木梨里、六本木はるみ、左とん平、宮城千賀子、人見明、南原宏治、藤山浩二、上田吉二郎、みなみ利明、由利徹、大泉晃、渡瀬恒彦
コメント
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バッド・デイ・ドライブ

2024-05-13 05:05:20 | 洋画
映画の情報を事前に入れないし、レンタルの基準はジャケット借りか後はお気に入りの俳優さんがジャケットに映ってれば借りるのが基本規準
ということでリーアム・ニーソンだけでレンタルしてきた作品
だから開始して5分、車のシートに圧力で起爆する爆弾が、後部座席には学校に送っていく子供の兄妹が乗っており・・・
 
ってとこでようやっと気づいたんですよ、あれ!?これって見たよなって
で一旦プレイヤーを止めてネット検索したら配給元のキノフィルム側はなんも告知してないんだけど
この映画実は2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー 」をオリジナル作品として、そして2018年にドイツでリメイクした「タイムリミット 見知らぬ影」があり、更に2021年には韓国で「ハード・ヒット 発信制限」としてリメイクされており
まぁ私自身ここでは2作品しかリンクされてはいませんが
ドイツ版は当時GEOさん限定だったので未見ですが、このレンタル存亡時期ということもあって自らその禁も無効になってるものの買取でないとGEOさんの旧作の棚にももう残ってないよね
 
それでオープニングクレジットのバック映像がクルマに爆弾を仕込む映像だったのね
ヨーロッパとくにフランスやドイツは家の外の道路に駐車するからねぇ夜中に爆弾仕込みやすいちゅうのはあるだろうけど
今時のあの最新モデルのベンツに果たして他人が爆弾仕込めるとは思えんけども
それじゃ物語は始まらないちゅうことか
 
そやね確実にオリジナル含めて二本視聴しており今作で三本目の作品として鑑賞させてもらいました。
近々の韓国映画の記憶が一番新しいわけですがドアなしクルマで走っての犯人探し
今作では二グループが自動車で爆死するのね
っていうか誰が犯人とはここではネタバレさせませんが一番納得できる犯人像だったかな
 
まぁいわゆるアクションスターであるリーアムももう還暦すぎて体も動けなくなってきてるってことでのカーアクションでごまかそうって言う苦肉の策でもあったんですかね
元ネタがしっかりとしてるからこそ三度もリメイクされるわけですが
基本プロットが変わりはないわけですから
どこに他作品との差別化を図るかってことで
今作は犯人を変え、さらにリーアムに突然降りかかる不倫もなんもないただ仕事熱心だけでの離婚の危機とか目先を変えてくるのはリメイク作品の必須条件でありますからね
 
自身と子供との身代金奪取と合わせての突然の寝耳に水の家庭危機とかねぇ
最初にドイツでリメイク作を作ったってことで敬意を表してのベルリンを舞台にしていたんですかねですかねぇ
基本プロットはこっちも知り尽くしてる作品ですがリーアムという大スター作品ということで木下工務店は宣伝からしてリメイクを完全排除したのかね
それもまたアリって言っちゃっていいのかなぁ
まぁ90分という映画としては長すぎず短すぎず実に絶妙な尺で作られた作品でした。
 
2023年製作、フランス・イギリス・アメリカ合作映画
ニムロッド・アーントル監督作品
出演:リーアム・ニーソン、ノーマ・ドゥメズウェニ、リリー・アスペル、ジャック・チャンピオン、エンベス・デイヴィッツ、マシュー・モディーン
コメント (2)
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