MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

バーミリオン

2024-05-05 20:47:56 | ピンク映画
我が敬愛してやまぬ山内大輔監督の2022年の作品
2022年の<OPフェス>でこの「バーミリオン」というタイトルでR−15版として81分の尺に伸ばして上映された作品ですが
OP・PICTURESのピンク映画としては「欲情セレブ妻 いやらしい匂い」というタイトルで70分の尺として劇場上映されてる作品ですが
<OPフェス>での売りは“百合ジャーロ”
 
まぁそういうことでこの5月3日にスターボードからようやっとDVDリリースされた作品
まぁあんまり映画の情報は入れない私ですが、監督が山内大輔氏であるし、ここきて古川いおりさんが引退されてのちにこう言った作品で主演されてる方で一番見たいなぁって思わされてるAV女優が山岸逢花さんだし
なんたって過去のお話ではあるものの只埜なつみさんが初脱ぎ作品であるということの三拍子で衛星劇場あたりでのOA待っていたんですが・・・
なんと今月OAだったとか
 
確かに山内監督お得意のJホラー寄りの作品ではあるし、”百合ジャーロ“としては売ってる点も含めていやグロは完全に抑えての本家イタリアンジャーロ顔負けの色彩感覚が実に心地よくて
さらに劇中使われてる絵画全部がなんとその画家役を演じられてる只埜なつみさんがこれまたプロットにふさわしいほどの作品を全部描かれていたんですね
 
まぁ百合映画ってことで劇中ではお金持ちの御令嬢に山岸さんが扮し
なんと父親からの勧めで政略結婚して学生時代から百合関係であった只埜なつみさんを振ってるものの
なんと夫安藤ヒロキオサンとの夜の部の夫婦生活はご法度
安藤さんは山岸さんからメイドをあてがわれているという
そんな夫婦に父親から今度再婚するって紹介されたのが只埜なつみさん
二人は関係を再開させるために山岸さんは安藤さんと離婚し
只埜さんはなんと山岸さんのお父さんであり再婚相手の夫を事故死に見せかけて殺すわけで
 
ようやっと只埜さんが描いた絵同様に百合夫婦と子供との夢の人生が得られるというお話
まぁエロくもなくかつグロくもないものの、随所に山内節が見られる作品だったかな
日本版ジャーロっていうことで時を同じくして光武蔵人監督がJジャーロ映画と銘打って古川いおりさんで「マニアック・ドライバー」を作ってましたよね
 
色彩面では山内監督に
エログロ度では光武監督それぞれに軍配が上がってると私は見ましたが・・・
 
切り口の違う記事はコチラ 
 
2022年製作、日本ピンク映画、OP・PICTURES作品
山内大輔脚本・編集・監督作品、劇中画制作只埜なつみ
出演:山岸逢花、只埜なつみ、美園和花、豊岡んみ、安藤ヒロキオ、小林節彦、モリマサ、加藤絵莉、杉浦檸檬、八ッ橋さい子、福山理子、須藤未悠
 
コメント (2)
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フューリー・ロード

2024-05-05 05:05:31 | 洋画未公開
なんと本編が始まる前の映画会社のロゴにはロシアのは文字が
でも原題タイトルは「Once In The Desert」と英語なんですよね
そして2022年の製作ということはロシアがクリミアに軍事侵攻をもう仕掛けている中でのこの作品
果たして見ていいものかって迷ってしまうのも事実なんですが
 
英字タイトルに“Desert”ってあるようにこの映画はシリアにISISとの戦いのオブザーバーとしてシリア軍顧問とし戦闘に参加したロシア軍
それもいわゆる爆弾及び地雷撤去の軍事教官として派遣されISISが破壊しまくった
世界遺産に登録されているシリアのパルミラ遺跡や多くの史跡が破壊された事実をもとに作られてる作品
そのシリア軍兵士たちに地雷除去と爆弾処理の技術を叩き込んでる主人公、ロシア軍歴戦の強者シャビョロフ大尉を中心に描かれた作品でした。
 
いやまぁ爆弾処理のお話ですから映画自体がド派手にCGとVFXでの爆破シーンが描かれていて
娯楽映画としては銃撃戦の描写で被弾して吹っ飛ぶ兵士やら超大型爆弾での破裂シーンでの車がぶっ飛び人が飛ばされて物にぶつかってクシャって言う破壊シーンなど
言葉は悪いですがそれなりに楽しめる作品ではあって二時間があっという間に感じられる映画ではあるのですが
 
そして今主人公のベテラン爆弾処理のシャビョロフ大尉のいわゆるはみ出しっていうか、一匹狼っていうか
命令無視してことに当たる姿から孤立無縁だし
上からは帰還命令が出されてもすぐにシャシャリ出てきちゃって帰還しないのよね
その兵士としての技量と度量には感心させられるものの
 
なんと最初の大爆発でシリア兵とロシア兵を殺してしまったスパイとかもでてきたりと
最終的には爆弾処理でISISに捕まった同僚との捕虜交換で
ロシア兵の体に爆弾ベストが着せられててその処理中に主人公は爆死するとこで終わるものの
一応はベスト外してまだ10数秒残っていたからベスト投げればいいのにって言う見てて思ったんですが爆破スイッチには水平器がつけられたのを失念してました・・・
なんと彼がその死を迎えてもう観念的な世界で女神様と出会っている映像があったりと
まぁある意味不思議な世界観でもって作らていたりしてる
 
爆破も戦闘も派手な作品でしので戦争映画としてはロシアではA級作品として製作されてた作品だと思えるのですが
この時期に作られた作品としてはプロパガンダ的には作られていなかったとこは買いですかねぇ
 
2022製作、ロシア映画
アンドレイ・クラフチューク監督作品
出演:アレクサンドル・ロバック、エカテリーナ・ネステロワ、パヴェル・チナリョフ、アレクサンダー・メチョルキン
コメント
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