最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

先端産業と就職

2006年04月22日 19時20分30秒 | Weblog
某有名私立大学理工学部(当然こちらの大学ではない)のデータだが、学部卒業者の約50%がいわゆるIT関係の企業に就職して、システムエンジニアなどの職業に就いている。この学部は数学、物理、機械、電気、電子、情報、経営工学など様々な学科を持っているが、結局就職先としてはそれぞれの分野ではあまり多くの求人が無いので、多くがIT産業に就職するという状況になっている。例えばロボット産業やバイオ系などは確かに成長産業であって今後も市場の拡大が見込まれるが、だからと言ってそんなに多くの人材がその産業で生活していけるわけではない。様々な統計データを見ると10年後も最も就業人口が多いのは、IT産業でありその他の先端産業の就業人口は少ない。例えばロボット系などは最近どこの理工系大学でも学科などを設けているが、本当にその分野に進めるのは上位の大学のごく一部の人である。その点を割り切る必要がありそうだ。
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