グリッドによる並列計算は基本的にマスター&ワーカーモデル(クライアント&サーバモデルとも言う)が使用されることが多い。しかしワーカーの台数が数百台以上になってしまうとシステムの効率が悪化してくるので、サブマスターノードを設置するなどして3層からなる階層型グリッドを構築するミドルウェアの開発が行われている。以前作成した Ninf-G と Ninf-1 による二段階のマスター&ワーカーモデルもその一つだったが、対故障性や動的なノード再構成などの面では使いやすいシステムではなかった。最近提案されてきている複数のシステムはアプリケーションを研究している人にとっては大変注目に値する。
新しいシステムでは、Java が使用されていることも多いが、Java 以外の言語で書かれたソフトウェア(C や C++ など)の呼び出しも意識して開発されているのが望ましいと思う。
新しいシステムでは、Java が使用されていることも多いが、Java 以外の言語で書かれたソフトウェア(C や C++ など)の呼び出しも意識して開発されているのが望ましいと思う。